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広島で行くべき観光スポット21選とオススメのご当地グルメ6選
広島県とは 広島県とは、日本の中国地方に位置し、厳島神社のある宮島、原爆ドーム、サイクリングロードとしても知らるしまなみ街道など、たくさんの観光スポットがあります。この記事では広島への行き方、エリア別説明。観光スポット21選、グルメ情報まで広島旅行に必要な情報をたとめました。
広島とは
広島県とは、日本の中国地方に位置し、西側は瀬戸内海、東から北側は山々で囲まれた自然豊かな県です。とくに広島市内は、第二次世界大戦以前から工業や産業、商業で栄え、いまでも中・四国地方最大の都市と言われています。
また、1945年8月6日にアメリカ軍が日本の広島市に対して世界で初めて核兵器を投下し、甚大な被害を起こしたことでも知られています。現在、爆心地は広島平和記念公園として整備され、日本を代表する史跡となっています。
広島では、広島風のお好み焼きや呉細うどん、鯛めしといったグルメも有名。広島の魅力を存分に楽しむために知っておきたいことをまとめました。
目次:
1.〜広島へのアクセス〜
2.広島の交通事情
3.広島のエリアガイド
4.〜広島の観光スポット〜
5.〜広島の観光スポット〜美術館・博物館編
6.〜広島の観光スポット〜神社仏閣編
7.〜宮島の観光 情報〜
8.〜呉の観光スポット〜
9.広島の自然
10.広島のグルメ
11.〜広島のおみやげ
12.広島の気候
13.旅のお役立ち情報
〜広島へのアクセス〜
成田空港から広島空港へのアクセス
成田空港からすぐに広島へ向かう場合、広島行きの飛行機に乗るという手段があります。
運行している航空会社は、全日空、春秋航空日本とIBEXエアラインズの3つ。1日で3便が出ています。チケットの値段は片道9,000円〜25,000円前後です。所要時間は、1時間30分です。
羽田空港から広島空港へのアクセス
羽田空港からも、広島空港行きの直行便があります。運行している航空会社は日本航空と全日空です。チケットの値段は片道9,000円〜25,000円ほど。所要時間は、1時間30分です。
広島空港から広島駅へのアクセス
広島空港から広島駅に行くには、リムジンバスが便利。広島駅新幹線口行きと表示されたバスに乗ると、乗り換えなしで広島駅に到着します。所要時間は45分。交通系ICカード「PASPY」「ICOCA」を利用できます。
料金は次の通りです。
・片道:大人1,340円、小人670円
・往復割引きっぷ(発売日から7日間有効):大人2,420円、小人1,210円
東京都内から広島駅へのアクセス
東京都内で観光を楽しんだ後、飛行機を使わずに新幹線で広島へ向かう方法もあります。
所要時間は約4時間。普通指定席片道チケットは19,080円です。東京発の往復割引きを使うと、片道あたりの値段が17,910円になります。1時間あたり4本の新幹線が出ているので、利用してみましょう。
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大阪から広島へのアクセス:新幹線
大阪から広島に向かうにあたり、乗り換えの必要がなく、所要時間がいちばん短いのは新幹線です。所要時間は1時間30分なので日帰りも可能。新大阪駅からだと「のぞみ」「ひかり」「こだま」に加えJR西日本でしか走ってない「さくら」「みずほ」の5機種から選べます。
料金はおおよそ数千円です。指定席の料金が同じく数千円で合わせて1万円前後です。2018年の3月まで、運がよければ1日1往復のエヴァンゲリオン新幹線にも乗車できます。新大阪11:32発、全席自由席です。ただし、実物大コクピットに体験搭乗する場合は、別途予約と抽選(または専用商品の購入)が必要になります。詳しくは公式サイトをご覧ください。
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大阪から広島へのアクセス:高速バス
新幹線のほかに、大阪から夜行バスに乗るという方法もあります。所要時間は5時間~8時間30分。料金は3,850円~5,850円と新幹線の半額ほど。交通費を抑えたいときに利用するとよいでしょう。
広島市内の交通事情
広島市内には、
・JR西日本
・路面電車
・アストラムライン
・バス
の4つの公共交通機関があります。
これらの交通機関を利用して広島市内を観光するときに便利なのが、
・広島市内循環バス「めいぷる~ぷ」の一日乗車券
・広島ピースパス(電車バス一日乗車券)
の2つのパスです。
・広島市内循環バスのめいぷる~ぷ
広島市内循環バスのめいぷる~ぷは、広島市中心部の観光スポットや美術館をまわる広島市内循環バス。
広島駅や県立美術館前[縮景園前]、広島城[護國神社]、原爆ドーム、平和公園、紙屋町、八丁堀といった主な観光地を巡る便利なバスです。運賃は、1回の乗車で大人200円、小人100円。乗り放題の1日乗車券は、大人400円、小人200円です。
乗車券はJR広島駅新幹線口2Fのスワロートラベル広島店の他、バス車内でも販売しています。詳しくはこちらのサイトをご覧ください。
・広島ピースパス(電車バス一日乗車券)
広島ピースパス(電車バス一日乗車券)は、広島電鉄(路面電車)の全線と、広島市中心部の路線バスが乗り放題になる一日乗車券。料金は、大人700円、小児350円。市内観光や散策に便利です。
広島駅の路面電車乗り場や、広島バスセンター、HIROSHIMA ORIZURU TOWER TOURIST INFORMATION CENTERなどで販売しています。
広島のエリアガイド
①広島駅周辺
広島駅周辺には、縮景園や広島県立美術館といった観光スポットがあります。
縮景園は、いまから400年ほど前につくられた純日本風の庭園で、春は桜や梅、桃などが咲くほか、秋の紅葉の美しさでも知られます。広島県立美術館は、縮景園に隣接する美術館。広島ゆかりの美術作品や国内外のアーティストの作品約5,000点を所蔵し、季節ごとに入れ替えて展示しています。
②原爆ドーム・平和記念公園周辺
広島のシンボル的な存在である、原爆ドーム・平和記念公園には、広島駅から路面電車で行ってみましょう。
広島駅前から広島電鉄電車「宮島口」「江波」方面行に乗車し、「原爆ドーム前」で降りると、目の前に原爆ドームが現れます。路面電車の運賃は、150円です。原爆ドームとは、広島に投下された原子爆弾により被爆したものの、奇跡的に倒壊を免れた建物のこと。ユネスコの世界文化遺産に登録されています。
原爆ドームから5分ほど歩いたところには、世界の恒久平和を願う平和記念公園があります。園内には、原爆投下当時の広島の様子を展示した広島平和記念資料館や原爆死没者慰霊碑などが建っています。
③広島城
駅からほど近い広島城も、広島旅行でハズせない観光スポットです。広島城は、日本100名城のひとつにも数えられた城。原爆で倒壊しましたが、その後、修復され江戸時代の姿で蘇りました。
④紙屋町・八丁堀周辺
紙屋町・八丁堀は、広島の中心的な商業地帯。デパートのそごう広島店や基町クレド、紙屋町シャレオといったショッピングスポットが立ち並び活気にあふれています。
本通り商店街や、中の棚商店街、金座街商店街など、数々のショップがひしめき合う商店街も見逃せません。また、カフェやレストランも数多く存在します。紙屋町・八丁堀周辺では、ショッピングやグルメを楽しみましょう。
⑤宮島
宮島は広島県の北西部に位置する島。世界遺産に登録された厳島神社があることで知られます。ベストシーズンは紅葉の季節である秋。燃えるような赤一色に染まった山々の紅葉は圧倒される程の美しさです。真っ赤に色づいた紅葉を模したお菓子の「もみじまんじゅう」や、牡蠣はこの地の有名なおみやげです。
⑥呉
瀬戸内海に面した呉市(くれし)は、過去に日本の造船業を担ってきた町。大日本帝国海軍が建造した史上最大の戦艦「大和」が誕生した地としても知られます。呉市海事歴史科学館(大和ミュージアム)や海上自衛隊呉史料館(てつのくじら館)では、日本の海軍や造船の歴史を知ることができます。
⑦尾道・しまなみ海道
しまなみ海道は広島県尾道市と愛媛県今治市の間をつなぐ全長60㎞ほどの道路。おだやかな日本の内海・瀬戸内海に浮かぶたくさんの島々を眺められる、壮大な絶景スポットです。尾道は海と山に囲まれたエリアで、桜の名所である千光寺など神社仏閣をめぐる古寺めぐりが人気です。
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〜広島の観光スポット〜
広島市には、広島のシンボルとも言える原爆ドームをはじめ、縮景園や広島城といった歴史を感じるような観光スポットが複数あります。広島市内で行きたい場所をまとめました。
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1.平和記念公園(原爆ドーム、広島平和記念資料館)
平和記念公園は、原子爆弾の爆心地を含む広島市中心部に世界恒久平和を祈って建設された公園で、世界文化遺産・原爆ドームを対岸に臨み、原爆の恐ろしさを後世に伝え続ける広島平和記念資料館、原爆によって命を落とした人々を慰霊する原爆死没者慰霊碑が建っています。
資料館の中央部の窓からは、まっすぐ慰霊碑と原爆ドームを望むことができます。原爆ドームは常時外側から見学することができますが、ドームを含む柵の中は立ち入り禁止です。夜にはライトアップされ、昼間とはまた違った印象を受けます。
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2.縮景園
縮景園(しゅっけいえん)は、約400年の歴史を持つ本格的日本庭園。園内には四季折々の花が1年を通して開花し季節を彩ります。
3.広島城
広島城は、広島の名将・毛利輝元(もうりてるもと)が築いた城。16世紀末ごろに建てられました。現在では天守閣と二の丸が残っており、見学することができます。
〜広島の観光スポット〜美術館・博物館編
4.広島県立美術館
縮景園の真隣にある広島県立美術館。美術館鑑賞の後に縮景園散策を楽しむのもオススメです。
5.ひろしま美術館
ひろしま美術館は創業100周年を迎えた広島銀行が設立した美術館で、広島市街の中心地に位置しています。所蔵作品はフランス近代美術の印象派画家を中心とし、他にも日本洋画・日本画などの日本近代美術作品を約300点所蔵し、本館では90点を展示しています。
※展示数や展示物の内容は時期によって異なります。
6.マツダミュージアム
JR向洋駅(むかいなだえき)近くにあるマツダミュージアムは、マツダ車の技術や歴史を知ることができる博物館。工場の組み立てラインの見学もできます。訪れる際は、マツダのサイトから予約が必要です(英語サイトはこちら)。
広島の観光スポット:神社仏閣編
7.広島護国神社
広島城内にある神社が広島護国神社です。大きな社殿が特徴で、毎年中国地方で最も多くの初詣客が訪れる神社と言われています。
8.三瀧寺
広島市北西にある三滝山(みたきやま)の谷合に建つ三瀧寺。市街地にも近く、市民から「三滝観音」として親しまれています。
境内には県の重要文化財である朱色の多宝塔があり、その塔内には国の重要文化財である木造阿弥陀如来坐像(もくぞうあみだにょらいぞう)が置かれた市内有数の仏閣です。春は桜、秋には紅葉の名所として多くの観光客が訪れるスポットでもあります。
9.千光寺公園(せんこうじこうえん)
広島市内ではないですが、こちらもオススメ。広島県の人気観光スポット尾道市の桜の名所「千光寺公園(せんこうじこうえん)」です。千光寺山の頂上から広がる公園で、瀬戸内海の景色とともに、春には山々の桜を見下ろすことができる絶景スポットです。
〜宮島の観光スポット〜
宮島は、広島県を観光するうえで欠かすことができないスポット。ユネスコの世界文化遺産に登録されている厳島神社(いくつしましんじゃ)が有名です。
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広島市内から宮島へのアクセス
広島市内から宮島に行くには、JRに乗るか、フェリーに乗るかの2つの方法があります。
JR広島駅から山陽本線でJR宮島口駅へ行けば、25分で宮島に到着します。料金は410円です。
あるいは、広島市内から広電の路面電車で広島電鉄宮島口駅まで行き、徒歩5分ほどの場所にある宮島口フェリー乗り場へ。「JR西日本宮島フェリー」と「宮島松大汽船」に乗ると10分ほどで宮島に到着です。
JR西日本宮島フェリーでは宮島を発し、大鳥居に接近して航行する「大鳥居便」を運行しているので、海上から大鳥居を見たい方は利用してみてください。
宮島内の交通手段
宮島の主要観光地は厳島神社を中心に2㎞以内に固まっているので、徒歩での移動が一般的です。キャンプ場のある包ケ浦(つつみがうら)やファミリーに人気の宮島水族館へ行く際は、島内を走る循環バス「メイプルライナー」が利用できます。HPで時刻表が確認できます。
島内には全部で3台のタクシーが走っていて、3人以上で移動する場合はタクシーの利用が便利。タクシーは、フェリー桟橋前のタクシー乗り場で待機しています。
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10.厳島神社
厳島神社のシンボルの大鳥居は、高さ約16メートル、支柱の周囲10センチの朱塗りのもの。潮がひいているときはこの大鳥居まで歩いていくことが可能です。干満時刻表は厳島神社の位置口の拝観受付の場所にあるので、チェックしておきましょう。
11.豊国神社
厳島神社の近くには、日本の歴史上の人物である豊臣秀吉が建立を命じた豊国神社(とよくにじんじゃ)もあります。国の重要文化財に指定されていますが、なんといまだに未完成なのだとか。壁も天井板もない場所に柱が116本も並んでいる様子は圧巻です。
12.五重塔
豊国神社の横に立つのは27メートルの五重塔。これも国の重要文化財になっています。内部の柱は上部が金の装飾絵で、まさに豪華絢爛な様相です。
13.あせび歩道
厳島神社の出口からまっすぐ行くと現れるのがあせび歩道。ここは、大元公園から大聖院に抜ける約700mもの長さの自然散策路で、厳島神社の大鳥居、千畳閤、五重塔、多宝塔が一望できる絶景スポットがあります。
14.大聖院
あせび歩道を抜けると大聖院(だいしょういん)」があります。この大聖院、空海が宮島に渡り作った最古の歴史を持つ寺院です。
観音堂の「十一面観世音菩薩(じゅういちめんかんのんぼさつ)」や、チベット密教の「砂マンダラ」、霊火堂にある「消えずの火」など見どころがいっぱい。由緒ある寺院ですが、人気キャラクターであるアンパンマンやウルトラマンなどのユーモアあふれる置物もあります。
15.表参道商店街
宮島で最もにぎわう通りが表参道周辺です。宮島表参道商店街では、おみやげ屋や食事処が軒を連ね、宮島杓子(※1)などの民芸品や、食べ物では、焼き牡蠣、もみじまんじゅう、ソフトクリームなど、様々なものを購入することができます。
また、この宮島表参道商店街を抜けて厳島神社(いつくしまじんじゃ)に至るまでの海岸沿いのエリアは、奈良と並ぶほどの有名な鹿スポット。奈良と比べると人間に対してすこし積極的な鹿が多いので、食べものを持っているときは注意してくださいね。
16.紅葉谷公園
紅葉谷公園は、紅葉の季節に大人気のスポット。その名のとおり、約200本のもみじが一斉に紅葉する様子は、素晴らしいものです。
17.宮島ロープウェイ
紅葉谷公園と、宮島の中央部にある標高535mの山、弥山を結ぶのが宮島ロープウェイ。原始林と瀬戸内海を眺められる絶景スポットです。
宮島ロープウェイの終点の獅子岩(ししいわ)駅では、カップルを中心に誓いの火モニュメントやハート型のもみじ饅頭」の手焼き体験が行われています。また、獅子岩(ししいわ)展望台は必見で、見事な眺望を見ることができます。時間がなく、山頂まで行けない方はここでの絶景だけでも十分に楽しめます。
〜呉の観光スポット〜
広島県の南西部に位置する海辺の都市、呉(くれ)。明治以降、日本の海軍や海上自衛隊の拠点となったことで知られます。
また、港町であることから牡蠣や鮮魚がよく採れるため、シーフードを使ったグルメが名物です。呉細うどんや呉の海上自衛隊の艦艇でつくられているカレーを再現した呉海自カレーもご当地グルメとして人気です。
広島市内から呉へのアクセス
広島市内から港町の呉に向かうためには、広島駅からJR呉線、快速・安芸路(あきじ)ライナーに乗り、呉駅で下車するのが乗り換えがなくて便利です。
所用時間は40分ほど、料金は500円です。
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18.呉湾
瀬戸内海汽船の「呉湾おさんぽクルーズ」では、大人500円、小学生250円で呉湾内のクルージングが楽しめます。所用時間は約45分。1日9便出航しています。
19.呉市海事歴史科学館(大和ミュージアム)
かつて東洋一の軍港として栄えた呉。戦後は世界最大級のタンカーを数多く建造し、造船の町となりました。「呉市海事歴史科学館(大和ミュージアム)」では、そんな呉の歴史と科学技術が紹介されています。また、世界最大の戦艦といわれる大和の模型も展示されています。
20.海上自衛隊呉史料館(てつのくじら館)
海上自衛隊呉史料館は、海上自衛隊の歴史について学べる史料館。入館料は無料です。カフェも併設されており、海上自衛隊で食べられている「あきしおカレー」が人気メニューです。
21.しまなみ海道
中国地方にある広島県尾道市と四国地方の愛媛県今治市を結ぶ「しまなみ海道」。おだやかな瀬戸内海に浮かぶたくさんの島々を眺められる、壮大な絶景スポットです。
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広島の自然
夏はあなご、冬は牡蠣が美味しく、いつ来ても楽しめる広島ですが、ベストシーズンは秋。とくに宮島では紅葉谷公園の美しい紅葉が楽しめます。風情ある景色を楽しみたいという人は、秋に訪れるとよいでしょう。
広島のグルメ
海と山に囲まれた広島では、牡蠣やあなごといった海産物を使った料理が有名です広島風お好み焼きという、関西風お好み焼きとは違ったお好み焼きも楽しめます。広島では、新鮮な牡蠣やお好み焼きを食べると旅のよい思い出になります。
お好み焼き
お好み焼きといえば、大阪を思い浮かべる人もいると思いますが、日本には大きく分けて、大阪(関西)風のお好み焼きか広島風のお好み焼きの2つの種類があり、それぞれ料理のスタイルが大きく異なります。
関西風は、すべての材料を混ぜて焼きます。一方、広島風は、まず、最初に小麦粉を溶いた生地をクレープ状に焼きます。そして、生地にキャベツと具、卵をのせて焼いていくため、生地と具材が層のようになっているのが特徴です。
広島市内には、この広島風お好み焼きを味わえるお店がたくさん。広島市中心部にある、「お好み村」は、ひとつの建物のなかに20軒以上もの広島風お好み焼きの専門店が入ったフードパーク。複数のお店で広島風お好み焼きを食べ比べるのもよさそうです。
牡蠣
広島の名物のひとつが、広島湾で採れる新鮮な牡蠣。最近では、ほぼ1年中食べられるようになりましたが、旬は、1、2月。ぷりっとしていて濃厚な味わいの牡蠣が楽しめます。この時期に広島を訪れる人は、生牡蠣や焼き牡蠣を食べてみましょう。
市内には多くの牡蠣料理店があります。本通商店街にある「豊丸水産 広島本通り店」や、福屋近くにある「さかなや道場 広島立町店」へ。もっと高級感を味わいたい人は、元安川の川岸に浮かぶ牡蠣専門老舗のかき舟「かなわ」へどうぞ。
呉細うどん
呉細うどんとは、呉市名物の細いうどんを使った料理のこと。呉では、漁業や造船業など海に関わる仕事をする人が多く、仕事の合間に素早く食べられように麺が細くなったと言われています。細麺に出汁が絡んで美味しいと評判。呉市に立ち寄ったら、試してみたい味です。
鯛めし
広島ならではのシーフードグルメが鯛めしです。鯛めしとは、鯛を丸ごと1尾か、切り身を入れて炊き込んだご飯のこと。ほかほかに炊けたご飯に、鯛の香りが移って美味。日本で鯛はおめでたいことの象徴ともされており、お祝いの席で鯛めしが振舞われることもあります。
あなご飯
海産物が豊富に採れる広島の、牡蠣と並ぶ名物があなごです。とくに、宮島で食べるあなご飯は絶品。あなごを甘辛く味付けしてご飯の上に乗せた料理で、表参道商店街の中ごろにある「いな忠」、町屋通りにある大きなしゃもじが目印の「あなごめし和田」などが有名です。あなご飯は駅弁にもなっているので、宮島まで行かなくても広島駅で購入することもできます。
いな忠:広島県廿日市市宮島町中ノ町浜507-2
あなごめし和田:広島県廿日市市宮島町大町424
広島つけ麺
広島つけ麺とは、麺もつゆも冷たいつけ麺。タレは辛口。しょうゆをベースに唐辛子やラー油で風味を効かせていて、暑い日でもさっぱりと食べられるのが特徴です。
広島のおみやげ
広島県では、もみじまんじゅうと呼ばれる、もみじをかたどったお饅頭が名産のひとつとして有名です。カステラ生地のなかに、こしあん、粒あん、抹茶、カスタードなどのあんが入った和洋折衷のお菓子。緑茶だけでなくコーヒーにもよく合います。
また、「八天堂(はってんどう)」のくりーむパンも人気。しっとりと柔らかな生地のなかに、ふわふわのカスタードや生クリームがたっぷり。マロン、マンゴー、ストロベリー、あんバター、チョコ、抹茶、小倉などバリエーション豊富で、ついいくつも買ってしまいたくなるお菓子です。
このほかにも、広島風元祖お好み焼せんべいのような広島ならではの味が楽しめるお菓子がいろいろ。駅や空港のおみやげコーナーで、好みのおみやげを探してみましょう。
広島の気候
広島は、瀬戸内海にも面しており、温暖な気候に恵まれています。年間を通して晴天が多いのも特徴。広島旅行では、東京にくらべて薄着で済みます。ただし、体温調節がしやすいように、スカーフやショールを用意しておくとよいでしょう。
旅のお役立ち情報
外貨と日本円を両替したいときは、銀行の外貨両替サービスやセブンイレブンのATMを利用してみましょう。
「現金不足のときに!日本で外貨両替ができる定番の4スポット」の記事を読めば、より詳しい情報がわかります。
また、手持ちの現金がなくなったときは、「PLUS」マークのあるATMを探してみましょう。簡単に海外キャッシングサービスを利用することができます。「外国人に聞かれたらサッと応えてあげたい。日本のPLUSマーク対応ATMの設置場所」の記事もご覧ください。
ホテルに宿泊する際には、日本語が使えると便利です。「ホテルで使えると便利な日本語10選!」では、簡単なフレーズを紹介しています。。
さらに、日本には、外国人観光客向けの便利なWi-Fiサービス「Japan Connected-free Wi-Fi」があります。事前にアプリをダンロードしておきましょう。「Japan Connected-free Wi-Fiサービスって?日本で無料wifiが使える場所まとめ」の記事を読んで、事前に確認しておくとよいでしょう。
旅の計画を立てる際には、日本で必要な食事代も確認しておいたほうがいいでしょう。「日本旅行、1日の食費は平均いくら?(コンビニ、レストラン、寿司屋)」の記事をお読みください。
広島を満喫するために
海や山といった自然が豊かで、1年を通して温暖な気候の広島。広島城や平和記念公園といった歴史を感じするスポットもあり、一度は訪れたい土地です。
広島を訪れるときは、広島市内だけでなく宮島やしまなみ海道のような風光明媚な観光地にも足を伸ばしてみるとよいでしょう。
広島市内から宮島までは30分ほどで到着しますが、広島市外の観光地にも行く場合は、時間に余裕をもたせたプランをつくると安心です。
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