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東京・吉祥寺でやりたい10つのこと〜井の頭公園、ジブリ美術館、居酒屋、雑貨店〜
東京・吉祥寺は「住みたい街ランキング」で毎年上位にランクインする人気の街。緑豊かな「井の頭恩賜公園」がシンボルですが、オシャレなカフェや雑貨屋さんも充実しています。そんな魅力あふれる吉祥寺に行ったらやりたい10のことを厳選してご紹介します!
1年中賑わう街・吉祥寺
東京にある吉祥寺は、大手不動産情報サイトが行う「住みたい街ランキング」で毎年上位にランクインするほど、人気が高い街です。
吉祥寺駅の南側に広がる「井の頭恩腸公園」は吉祥寺のシンボル。2017年に開園100周年を迎えた公園で、特に春は桜の花見客で賑わいます。その他の見所は、オシャレなカフェや雑貨屋などが充実していること。街を歩きながら、自分のお気に入りのお店がきっと見つかるはずですよ。
実は、記事をまとめた私は、吉祥寺生まれ。親と一緒にショッピングをしたり、友達と遊びに行ったりする場所は吉祥寺がほとんどでした。この記事では、そんな吉祥寺を訪れたらぜひ立ち寄ってほしいスポットを厳選してご紹介します。
1.井の頭公園でボートを漕ぐ
都立井の頭恩賜公園は、通称「井の頭公園」と呼ばれています。JR吉祥寺駅から徒歩5分という近さながら、緑が豊かな公園として、観光客や地元の人たちに愛されています。
公園内にある「井の頭池」ではスワンボートを始めとするボートを漕ぐことができるので、休日は家族連れやカップルで混み合います。そのほか、動物園や野外ステージ、カフェもあり、1日中ゆったりと過ごせます。私も毎年のように花見で井の頭公園を訪れます。ホッとする場所です。
2.ハモニカ横丁でお酒を楽しむ
「迷子になるほど楽しい!吉祥寺のランドマーク「ハモニカ横丁」」より
吉祥寺駅北口から徒歩1分のところにある「ハモニカ横丁」。細い路地に店がひしめきあって立ち並ぶ様子が、ハモニカの吹き口に似ていたことから、「ハモニカ横丁」という名がつけられたそうです。
老舗のキッチン&バーである「ハモニカキッチン」、日本酒と魚料理が自慢の「エイヒレ」、ローストチキン専門店の「ポヨ」など、オシャレで個性的な飲食店が並びます。昼間の散策も楽しい場所ですが、夜になるとさらに賑わいが増して、また違った街の表情が見られるはず。いろんなお店を転々としてお酒を飲むのが、通な楽しみ方です。
3.「三鷹の森 ジブリ美術館」でジブリの世界を満喫
「あの頃に戻って迷子になろう!「三鷹の森ジブリ美術館」」より
井の頭公園の敷地内にある「三鷹の森 ジブリ美術館」は、世界的にも人気の高い、スタジオジブリの世界が存分に味わえる美術館です。
『となりのトトロ』や『天空の城ラピュタ』などに登場するキャラクターが展示されているほか、アニメーション映画が生まれる制作現場を紹介している空間があったり、カフェが併設されていたりして、大人も子どもも楽しめる工夫がなされています。
注意したいのは、日時指定の予約制であること。当日券は販売されていません。詳しいチケットの購入方法などはこちらの記事を参照してください。
4.サンロード商店街でショッピング
「「住みたい街日本一」常連!吉祥寺のショッピングスポット7選」より
JR吉祥寺駅北口から歩いてすぐの場所にあるサンロード商店街は、吉祥寺の目抜き通りです。ファーストフードのチェーン店やラーメン店、靴屋や薬局、スーパーなどおよそ150店が軒を連ね、地元の人も多く訪れます。
吉祥寺エリアはその他、駅に直結している「アトレ吉祥寺」、2014年にオープンした「キラリナ京王吉祥寺」など、商業施設や百貨店が集中しています。ショッピングが好きな人にはたまらないですね。
5.有名店「いせや」で焼き鳥を食べる
吉祥寺で有名な焼き鳥屋といえば「いせや」。吉祥寺エリアに3つの店舗を構えています。
「いせや総本店」は1928年に精肉業者として創業し、長らく古い建物そのままに営業していたのですが、2008年にリニューアルしました。また、井の頭公園のすぐそばにある「いせや 公園店」は350席もありますが、人気店なので、いつも混み合っています。
看板メニューの焼き鳥は1本90円という安さです。お酒もついつい進んでしまいます。焼き鳥を味わいたいなら、ぜひ立ち寄ってほしい老舗です。
6.「吉祥寺さとう」のメンチカツを食べる
吉祥寺の商店街を歩いていると、行列を見かけることになると思います。その行列こそ、精肉とお惣菜を販売している「吉祥寺さとう」の「元祖丸メンチカツ」(1つ240円)を買い求める行列です。
高級和牛100%で作ったメンチカツ(※1)は、肉の旨みがぎっしり詰まっていて、リピーターが多い人気商品。5つ以上買うと1つ200円になりますが、平日は1人20個、土日祝日は1人10個までしか買えません。散策のお供にぜひメンチカツを買ってみてはいかがでしょうか。
※1:メンチカツ……ひき肉に玉ねぎを混ぜて、パン粉などの衣をつけて、揚げたもの。
7.猫カフェ「てまりのおうち」で癒される
「猫の世界におじゃまする。吉祥寺「CatCafe てまりのおうち」」より
可愛い猫たちと戯れることができる猫カフェの「てまりのおうち」。まるで絵本の中に入り込んだようなこだわりの空間で、時間制限なく、猫たちとゆったりとした時間を過ごせます。
特製ドリンクや自家製スイーツも用意しているので、猫が好きな人はずっと居続けてしまいそう……。姉妹店「てまりのおしろ」もオープンしたので、そちらもチェックしてみてください。
また、吉祥寺には、フクロウと触れ合うことのできるカフェ「武蔵野カフェ&バー ふくろうの里」もありますよ。
8.「ソイビーンファーム」で味噌料理を食べる
「ここだから食べられる洋食×味噌料理!吉祥寺「ソイビーンファーム」で日本中の味噌の味を知る」より
日本の代表的な調味料といえば味噌。「ソイビーンファーム」では、全国から仕入れた約30種類の味噌を販売しています。100グラムから量り売りもしているので、好みの味噌を購入することができます。
併設されているレストランでは、「ロールキャベツの味噌スープ」「西京味噌のチーズケーキ」など、味噌を使った料理を味わえます。味噌は和食だけに使う調味料、というイメージを覆してくれるメニューばかり。いろんな味噌料理を堪能してみてください。
9.かわいいハンドメイド雑貨を「HATTIFNATT」で探す
「吉祥寺のカフェ「HATTIFNATT」で絵本の世界に飛び込もう」より
古民家を改装してつくられた「HATTIFNATT」は、吉祥寺駅から徒歩10分の場所にある、カフェと雑貨屋が併設されたお店です。子どもに合わせて作られたので、入り口の扉は130センチしかなく、まるで絵本の世界に入り込んだかのようにカラフルで可愛らしい内装です。
雑貨屋のスペースは、作家が作ったハンドメイドの雑貨が並びます。1つの木の箱がそれぞれの「お店」になっています。雑貨はひとつひとつ違うので、きっとお気に入りの雑貨に出会えるでしょう。宝探しをしているような気分に浸れますよ。
10.「MARKUS」でメイドインジャパン雑貨を購入する
「職人が作る暮らしの道具専門店「MARKUS(マルクス)」でメイドインジャパンの価値を実感」より
吉祥寺にあるセレクトショップ「MARKUS」では、日本各地の伝統工芸に現代的なセンスを吹き込み、デザインに優れた「暮らしの道具」が数多く集められています。漆器や陶器など、生活に馴染む日本の道具を探しに行くのには最適なお店です。
公式インスタグラムをご覧いただけると分かると思いますが、日本全国の職人さんたちの思いがこもった品々が集められています。ハイセンスなお土産として、きっと喜ばれるに違いありません。
吉祥寺への行き方は?
吉祥寺駅への主なアクセス方法をご紹介します。
1:新宿駅からJR中央線「快速」で15分!
新宿駅から吉祥寺駅まではJR中央線で行くことができます。快速で6駅(15分)、運賃は220円です。中央線は「通勤特快」や「中央特快」など列車の種類で停車駅が異なるので、注意しましょう。
2:渋谷駅から京王井の頭線「急行」で18分!
渋谷駅から吉祥寺駅までは京王井の頭線で行くことができます。急行だと5駅(18分)、運賃は200円です。渋谷と吉祥寺は始発駅・終着駅なので、迷うことはないと思います。
個性的な街・吉祥寺を楽しもう!
吉祥寺は、半日あれば、今回紹介した主要エリアが周れるほどの大きさの街。新宿や渋谷よりもコンパクトに回ることができるのも魅力の1つです。ぜひこの記事を参考にしながら、吉祥寺を存分に楽しんでください。
※本記事は2018年7月に公開した情報を加筆修正したものです。
Written by
1988年東京生まれ・在住。 慶應義塾大学文学部東洋史学科卒業後、2012年朝日新聞社に入社。 新聞記者として新潟、青森、京都を転々とし、2016年11月からフリーで活動を始める。 旅、演劇、本などが主な守備範囲のフリーライター、フリーランサー。