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古着や雑貨、東京のサブカルチャーを知るならこの街!下北沢のオススメスポット15選
古着や雑貨はもちろん、劇場やミニシアター、ライブハウス、カフェや居酒屋など、個性的なスポットが並ぶ下北沢。「若者の街」とも呼ばれ、東京のサブカルチャーを実感することができます。本記事では下北沢のオススメスポットを紹介します。
古着ファッション、サブカルチャーの街、下北沢
街を歩く人たちのファッションも話題になり、古着屋、インテリアショップや骨董品店が多いことでも有名な下北沢。
劇場や画廊、ライブハウス、そして居心地のよいカフェや居酒屋など、「下北」という愛称で親しまれているこの街は、ほかにはない、個性的なものを求める人にとってはたまらない場所です。
1970年頃から、下北沢は東京のサブカルチャーを育んできました。ここで発表される作品のほとんどは、メジャーデビュー前のアーティストによるものです。
そのためか、若者に人気のある街でありながらどこか懐かしい一面を持ち、さまざまな方面での創作活動を支える街としてのイメージができあがりました。
この街を訪ねたいがどこに行けばよいか分からない、という方はこの記事で紹介する場所から始めてみてはいかがでしょうか。
ファッションや雑貨好きにオススメの店
1.銭湯を改装してできたアパレルショップ「NEW YORK JOE EXCHANGE」
下北沢一番街の中にある、この街を有名にした古着屋のひとつ。商品の質の高さに定評のある「NEW YORK JOE EXCHANGE」です。かつて銭湯だった建物に店を構えていることでも有名です。
2.“下北らしさ”が知りたい方は「東洋百貨店」
第二次世界大戦後から、下北沢は「闇市」と呼ばれる、物価統制に外れて商売を行う市場が発達していました。雑多に店舗が並ぶエリアが“下北らしさ”を作っていましたが、都市開発が進むにつれてその景色は消えていってしまっています。
「東洋百貨店」は、「昔の下北を残したい」という思いのもと作られた複合商業施設。ビルのガレージを利用して、ビンテージファッションや古着、雑貨、アクセサリーなどの店舗が所狭しと入っています。
どの店舗も「オンリーワンのアイテム」が売られていることが特徴です。下北の雰囲気を感じながら、お気に入りの一品を見つけに行ってはいかがでしょうか。
アクセス
東洋百貨店
東京都世田谷区北沢2-25-8
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3.動物モチーフの雑貨が可愛い「ANTIQUE LIFE JIN」
「ANTIQUE LIFE JIN」は、オリジナルアクセサリーや和小物、可愛い動物柄の雑貨が詰まった雑貨屋です。店先にもカップや帽子、トートバックなどたくさんの商品が並んでいます。
歩いて2分ほど行くと、アンティークな家具を販売する「ANTIQUE LIFE JIN Ⅱ」もあるので、こちらも覗いてみてください。
アクセス
ANTIQUE LIFE JIN
東京都世田谷区北沢2-30-8
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下北のカルチャーに触れたい方にオススメ
4.若手監督の持ち込み映画が堪能できる「下北沢トリウッド」
下北沢で唯一の映画館が、「下北沢トリウッド」。47席の小さなシアタールームに、短編映画をメインとした、まだメジャーにはなっていない若い監督の映画作品を上映しています。
例えば、映画『君の名は。』でも有名な監督、新海誠氏の自主制作映画『ほしのこえ』は、ここで初めて上映されました。基本的には邦画で日本語のみですが、アニメの短編映画などは映像だけでも楽しめるので、見に来る海外の方もいるそうです。
アクセス
下北沢トリウッド
東京都世田谷区代沢5-32-5
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5.レコード好きにはたまらない「Flash Disc Ranch」
ポップな入り口をくぐって階段を上りきると、ジャンルもさまざまな無数のレコードがフロアに陳列されています。
店内の通路は狭くなっているので、荷物は階段あがってすぐの棚にしまいます。重い荷物は預けて、じっくりとお気に入りの1枚を見つけてみてください。
アクセス
Flash Disc Ranch
東京都世田谷区 北沢2-12-16
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6.現代の日本絵画を楽しむなら「ギャラリーHANA下北沢」
通りに面して大きな窓がある「ギャラリーHANA下北沢」。展覧会の様子を外から見ることができます。2006年に開設されたこの画廊は、下北沢の住民はもちろん、訪れた人々と作品の素晴らしさを分かち合ってきました。
若手と、精力的に活動しているアーティストの双方に発表の場を提供しています。日々、さまざまなアーティストたちによる個展が開催されています。
7.活気あふれる若手俳優が集う「本多劇場」グループ
「本多劇場」は、1982年に開場した東京を代表する劇場です。俳優として所属していた会社が倒産し、俳優業を続けられなくなってしまった本多一夫氏によって創られました。
「演劇の道を志す若者に、活動の機会を提供したい」という思いから、約10個の小劇場を設立しており、日本の現代演劇界に大きく貢献しています。
本多劇場の1Fには本や雑貨を扱っているヴィレッジヴァンガードが入っています。ここには本やCDから小物類や豪華な日用品に至るまでさまざまなグッズがあります。
店内は迷路のようになっており、まるで宝探しのようにおみやげ探しを楽しめます。
「ザ・スズナリ」も本多劇場グループの1つ。ここでも数々の作品が上演され、舞台俳優を輩出しています。
建物の1Fはバーやスナックなどの飲食店が入っています。夜に来れば下北沢らしさを感じられるような、ディープな雰囲気が味わえますよ。
アクセス
ザ・スズナリ
東京都世田谷区北沢1-45-15
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個性あふれるカフェやレストランも
8.夜はライブハウスにもなるレストラン「下北沢ラ・カーニャ」
「下北沢ラ・カーニャ」は地下にあるレストラン。地元の人たちに愛されるレストランやバー、ライブハウスの多くが地下にあるのも下北沢の特徴かもしれません。下北沢の地下が、街の文化を支えているように思います。
店内は趣があり、落ち着いた雰囲気です。オススメ料理は、ふわふわの卵の絶品オムライス。サラダも食べられて大満足のランチです。ランチは税込680円。
下北沢ラ・カーニャは誰でも気軽に入れるだけでなく、店内の様子からこれまで培われた文化を垣間見ることができます。地元の人たちが愛する、下北沢という土地を実感することができますよ。
9.剥製や美術品が店内を彩る「DARWIN ROOM」
教養の再生(LIBERAL ARTS LAB)を理念に、洋書・図鑑・絵本や動物の剥製(はくせい)、昆虫の標本などが販売されている、ラボラトリーのような空間。目線よりも高い位置に実物大のフクロウやペンギンが置かれているため、迫力もあります。
カフェも併設されており、ここで販売しているコーヒーはこだわりのある老舗カフェから仕入れているとのこと。コーヒーを飲みながら店内をゆっくり回ってみてください。
アクセス
DARWIN ROOM
東京都世田谷区代沢5-31-8
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10.せんべい店「玉井屋」
昔ながらのせんべい店、「玉井屋」では、驚くほどの種類のせんべいが綺麗にガラス容器に陳列されています。
玉井屋は長い歴史を誇る店で、1952年から下北沢でせんべいを作り続けてきました。おいしいだけでなく賞味期限も長いため、おみやげにはぴったりです。
11.ビールを片手に読書タイム「本屋B&B」
南口の近くを訪れる方にオススメしたいのが、「本屋B&B」、またの名を本屋Book&Beerです。
店名が示すとおり、ビールを片手にさまざまな本を楽しむことができます。もちろんアルコールだけでなく、コーヒーなどを注文することもできますよ。
ここでは毎日のように、日本の現代文化を支えている若い作家やライター、編集者によるイベントが開催されています。
下北沢を訪れた際は、ぜひ本屋B&Bを訪れて、その熱気に触れてみてください。
アクセス
本屋B&B
東京都世田谷区北沢2-5-2 BIG BEN B1F
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12.おやつに納豆⁉納豆工房「せんだい屋」
プレーン味(税込140円)
納豆専門店「せんだい屋」では、珍しいおやつを販売しています。その名も「なっとうドーナツ」。ドーナツの生地に納豆を練りこんで作っているそうです。
「ネバネバして、においもきついのかな……」と思い食べてみましたが、納豆特有のにおいや味はなく、また油で揚げてないないのでとてもサッパリとした味わい。納豆嫌いの人でもおいしく食べられます。
アクセス
せんだい屋
東京都世田谷区北沢3-25-1
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13.リーズナブルな本格コーヒーを味わう「BOOKENDS COFFEE SERVICE」
本格的なコーヒーをリーズナブルに飲めるコーヒーショップ。ブレンドコーヒーは税込200円、持ち帰りの場合は180円です。店内には手作りのお菓子も販売されています。
近くには2019年までのイベントパーク「下北沢ケージ」があるので、コーヒーを買ったらこちらで一休みしてはいかがでしょうか。日によってイベントも開催されています。
アクセス
BOOKENDS COFFEE SERVICE
東京都世田谷区北沢2-11-17
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サブカルチャーを堪能したら寺社仏閣へ
14.稲荷神社と真龍寺
細い道を通りながら駅に戻ると、途中で稲荷神社に遭遇。自然と街にとけこんでいるそのたたずまいに驚きました。
左手には「真龍寺」と呼ばれるお寺があり、大きな天狗のお面が置かれている「天狗堂」があります。毎年2月ごろに行われる「しもきた天狗まつり」では、ここの天狗を山車に乗せて、商店街を練り歩くとのこと。お寺には天狗の絵馬もありました。
アクセス
真龍寺
東京都世田谷区北沢2-36-15
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15.北澤八幡神社
毎年9月ごろに開催されるお祭りが有名な「北澤八幡神社」も近くにあります。普段の境内は静かで厳かな雰囲気があり、下北沢の違った一面を味わうことができます。
下北沢へのアクセス
渋谷駅から下北沢へは京王井の頭線を使います。急行で渋谷の次の駅、運賃は130円です。
新宿駅からは、小田急小田原線の急行で2つ目の駅です(運賃160円)。小田急線の下北沢駅は地下にありますが、地下鉄ではないのでご注意ください。
ディープな下北沢を知りたい場合はガイドも
下北沢ローカルガイドの友希さん
2018年4月2日から、下北沢をまわる3時間のツアー「SHIMOKITAZAWA Local Walking Tour」も開催しています。ローカルガイドと一緒に、説明を聞きながら街歩きをすると、下北沢の魅力がより一層見つかりますよ。
ツアーについての詳細は公式HPをご確認ください。
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また、お得な宿泊先を探す際は、Booking.comやAgodaもチェックしてみてください。
元記事翻訳: Shinji Takaramura
※本記事は2017年7月12日に公開した記事を2018年版にリライトしたものです。