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冬の絶景・蔵王樹氷ガイド〜時期・アクセス・観賞スポットなど〜
"スノーモンスター"の別名で知られる冬の絶景・樹氷。日本では山形県の蔵王の樹氷が有名です。樹氷が見られる時期や、東京・仙台・山形からのアクセス、オススメの樹氷観賞スポットなどを紹介します!
冬の絶景・樹氷を見よう
東北地方最大級のスノーリゾート地、山形県・蔵王。木々に雪・氷が付着して形成される「樹氷」で有名です。その美しい姿を求め、多くの観光客が足を運びます。
本記事では、山形県の蔵王・樹氷を満喫するための観光情報をまとめました。
蔵王の樹氷とは
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蔵王とは、東北地方にある宮城県と山形県の県境に位置する連峰のことです。樹氷へは、山形側の蔵王温泉と呼ばれる地域からのアクセスがオススメです。
樹氷とは、連峰付近に生息するアオモリトドマツの葉や枝に、氷点下の濃霧が着氷・着雪を繰り返して形成されるもの。その美しくも怪物のような姿形から「スノーモンスター」と呼ばれています。
蔵王の樹氷が見られるのはいつ?
樹氷の見ごろは、毎年2月頃です。平均気温がマイナス10度〜15度となるこの時期は、日本海から吹く季節風の影響もあり、樹氷を大きく・高く成長させます。
なお、樹氷は3月いっぱいまで見られるものの、この時期は「衰退・後退期」と呼ばれ、背が低くく、細いものが多くなるでしょう。樹氷目当てで訪れるのであれば、美しい姿を拝める2月中がオススメです。
東京・仙台・山形から蔵王温泉までの行き方
東京や、仙台、山形から蔵王温泉までのアクセスを紹介します。
東京(羽田空港)からの行き方
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羽田空港(新東京国際空港)から飛行機で山形空港まで向かいましょう。所用時間は約60分。その後、山形空港から乗合タクシー・おいしい山形空港観光ライナー(蔵王温泉行き)に乗って蔵王温泉へ向かいます。
所要時間は約60分、片道3,000円で乗車可能です。なお、前日17:00までの乗車予約が必要です。
おいしい山形空港観光ライナー予約ページ:https://transport.yamagata-airport.co.jp/tourismliner_zao/(日本語・英語)
仙台駅からの行き方
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仙台駅からは、JR仙山線快速(山形駅行き)に乗車し、山形駅で下車します。所要時間は1時間15分、料金は1,140円です。山形駅からは、山交バス(蔵王温泉バスターミナル行き)で蔵王温泉まで向かいます。
このバスは、毎日6:50から20:00までおよそ1時間おきに運行しています。所要時間は片道約35分、大人1,000円、子ども500円で乗車できます。
山形駅からの行き方
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JR山形駅からは、上記の直通バスで向かうとよいでしょう。レンタカーという選択肢もありますが、冬季は周辺エリアの路面凍結が予想されます。安全に向かうためにも、公共交通機関を利用しましょう。
蔵王温泉から樹氷への行き方
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樹氷原には、山麓に広がる蔵王温泉エリアからロープウェイで向かいます。蔵王山麓駅から蔵王ロープウェイ山麓線に乗って樹氷高原駅に向かい、蔵王ロープウェイ山頂線に乗り換えて頂上の地蔵山頂駅まで向かいます。
所要時間は合計でおよそ20分、料金と営業時間は以下の通りです。
【蔵王山麓駅→樹氷高原駅→地蔵山頂駅】
・大人:片道1,500円(往復2,800円)
・子ども:片道800円(往復1,400円)
【営業時間】
・蔵王ロープウェイ山麓線:8:30〜17:00
・蔵王ロープウェイ山頂線:8:45〜16:45
※天候状況により変更・休止する場合あり
オススメの樹氷観賞スポット4つ
樹氷がきれいに見える観賞スポットを4つ紹介します。
1.ロープウェイ車窓
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最大18人乗りのロープウェイからは、大迫力の樹氷原が望めます。なお、山頂までのロープウェイの運賃と営業時間は、以下の通りです。
2.地蔵山頂駅前
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駅を降りたらすぐ、目の前に大迫力の樹氷群が広がります。樹氷を間近で鑑賞したい人にオススメのスポットです。
3.山頂駅展望台
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360度の大パノラマが楽しめる展望台です。山々の遠景をバックにし、美しい樹氷群を写真に収めましょう。なお、悪天候だと利用できないこともあります。
4.レストラン山頂
現地は氷点下10度以下の世界。それを室内で鑑賞できるスポットが、地蔵山頂駅にあるレストラン「レストラン山頂」です。山形県の郷土料理である「いも煮」や「豚丼」などをいただきながら、窓越しに眺める樹氷もまた一興です。
蔵王をもっと楽しむために
蔵王ならではのアクティビティや見どころをご紹介します。
樹氷ライトアップ
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毎年12月末から3月初頭にかけて、樹氷のライトアップが実施されます。暖房付きの雪上車「ナイトクルーザー号」に乗り込み、幻想的な樹氷や霧氷を間近で楽しみましょう。ツアー情報などは以下の通り。
【ナイトクルーザー号で行く「樹氷幻想回廊」ツアー】
・開催日時:毎年12月末〜翌年3月初頭
・往復乗車料金:大人4,000円 子ども3,300円
・出発地:蔵王山麓駅
・定員:1便あたり36名
・電話(023-694-9518)で事前予約が必要:空席があれば当日申し込みも可
スキー
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蔵王温泉街周辺は、14のゲレンデが点在するスノーリゾート地でもあります。一番人気は、標高1,661メートルスタートのロングダウンヒルコース。樹氷群を眼下に収めつつ、爽快な滑りが楽しめます。
温泉
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スノーアクティビティを楽しんだ後は、山麓にある蔵王温泉で疲れを癒やしましょう。蔵王温泉は、開湯1,900年を超える日本屈指の古湯。
酸性の湯は別名「美人づくりの湯」と呼ばれ、血行促進や美肌効果・アンチエイジング効果の期待できるとされています。麓には複数の共同浴場や足湯があるため、1日かけて湯巡りを楽しむのもよいでしょう。
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旅行時の天候情報・服装
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現地はマイナス10度を下回るほか、強風も吹きます。たとえ樹氷鑑賞がメインであっても、スキーウェアのような、暖かくて、風を通さない生地の防寒具を身につけましょう。
また、帽子や手袋、ネックウォーマーなども必須。裏起毛素材のインナーや下着類も用意しておくと、寒さを緩和できるでしょう。
注意・確認事項
蔵王は天候の変化が激しい場所です。悪天候だとゲレンデコースが封鎖されたり、各種アクティビティが中止したりすることもあります。
実際に訪れる際は、「蔵王ロープウェイ」の公式HPにあるライブカメラをチェックするとよいでしょう。
終電時間にも注意が必要です。最終電車を逃したときのために、ゲレンデや蔵王温泉街にある宿泊施設の利用も視野に入れておきましょう。旅館・ホテル・民宿・ペンションなど、好みのスタイルの宿泊施設が点在します。
「蔵王国際ホテル」や「深山荘 高見屋」などの宿泊施設は英語対応が可能です。一度、蔵王温泉の公式HPから、どのような施設があるのか確認してみてください。
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周辺の観光情報
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蔵王温泉街にある高湯通りを上った先には、「酢川温泉神社」という古社があります。こちらは平安時代(794年〜1185年)に創建され、温泉の神様が祀られている神社です。
参道入口の真っ赤な大鳥居をくぐり、229段から成る石段を上ります。参道を登り切るのは大変ですが、本殿からは眼下に温泉街が見渡せます。
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蔵王・樹氷を満喫するために
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向かうは極寒の地。蔵王・樹氷を満喫するにも、訪日前に準備はしっかりとしておきましょう。防寒対策は忘れずに。
スキーウェアなどを忘れた場合は、蔵王温泉の「蔵王ベースセンタージュピア」などの施設でレンタルもできます。安全に気を配りながら、樹氷や各種アクティビティを楽しんでください。
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