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山形県での遊び方!歴史的スポットを巡る1泊2日の小旅行
今回は「JR EAST PASS(東北エリア)」を利用して山形を遊び尽くします! 足湯列車に乗車し、日本百城を巡り、地元の美食と果樹園を楽しむ。そんな1泊2日の旅に出かけてみましょう!
お得な「JR EAST PASS(東北エリア)」を使って
山形県を遊びつくそう!
東北地方にある山形県は、お城や武家屋敷などの歴史的建造物や、昔の建物を活用したカフェ、そばやフルーツなどグルメも豊富な場所です。
見どころたっぷりのエリアですが、「交通費が気になる」という方にはお得なパス「JR EAST PASS(東北エリア)」がオススメ。指定エリア内の新幹線や特急列車、快速列車、普通列車、JRバスなどの交通機関が何度も利用できます。
パスは日本でも、自分の国でも購入可能。詳しくは以下のリンクをご確認ください。
■JR EAST PASS(東北エリア)
※JR EAST PASSは訪日観光客を対象に販売されています。日本人および観光ビザを持たない日本在住の外国人は使用できないのでご注意ください。
今回は「JR EAST PASS(東北エリア)」を利用して、山形県の歴史スポットを巡る1泊2日の旅行を紹介します!
1日目。東京駅を8:00に出発
1泊2日の山形旅行は、東京駅からやまびこ号(8:08発)に乗車してスタート。まずは東北新幹線に乗って福島駅に向かいましょう。所要時間1時間46分(9:46着)。
10:02の足湯列車「とれいゆつばさ」号に乗車
「とれいゆつばさ」号は福島-山形間を運行している足湯観光列車です。車内は山形の特産フルーツをモチーフにしている場所があったり、和風の畳席や地酒のバーカウンターがあったりと移動時間を楽しめる仕掛けが施されています。
足湯で温まりながら、最初の目的地山形県上山市のかみのやま温泉駅を目指しましょう。
なお足湯列車は別途費用と事前予約が必要です。詳細は公式HPを参考にしてください。
11:15〜 歴史を感じる3スポットを観光
Picture courtesy of 上山城
かみのやま温泉駅周辺には上山市の主要な観光スポット上山城(かみのやまじょう)、武家屋敷、春雨庵(はるさめあん)があります。さっそく巡りましょう。
上山城は、古くから山形県を統治していた戦国大名最上氏(もがみし)の城塞。別名月岡城と呼ばれ、現在はこの地の歴史と文化を伝える郷土資料館となっています。展望台からは美しい蔵王連峰を見渡せます。
また毎年4月下旬には桜が満開となり、多くの人が訪れる花見スポットへと姿を変えます。
※2019年3月末まで工事中。内部は通常通り見学可能。
上山城郷土資料館周辺のおすすめホテル
上山城から徒歩7分で、築200年の武家屋敷に到着。武家屋敷はかつて武士が住んでいた場所で、今でも当時の生活の様子が残されています。
春雨庵は江戸時代にこの地に流された僧侶沢庵禅師の住居。現在は無料で開放されています。
園内には聴雨亭(ちょううてい)という茶室があり、抹茶(税込500円、要予約)を静かな空間の中で楽しむことができます。
こちらの観光地はツアーで回ることも可能です。興味がある人は、【かみのやま歴史散策コース<村山>】をご覧ください。
15:00〜 山形市内散策、ディナー
・JR山形駅→霞城公園、徒歩約10分。
右下:Picture courtesy of 山形県
かみのやま温泉駅から新幹線で9分。上山市を堪能したら、JR山形駅に向かいます。
駅から徒歩10分の霞城公園(かじょうこうえん)は日本百名城に選ばれ、国内5番目の広さとされた山形城跡にあります。1年を通して美しい景色が楽しめる場所で、戦国大名の最上義光(もがみよしあき)の銅像もあります。
霞城公園周辺のおすすめホテル
霞城公園には文化施設も多くあります。山形市鄉土館旧済生館本館は、明治時代、横浜にあったイギリス海軍病院を参考に建築された、擬洋風建造物。円形の廊下が特徴的で、優雅な雰囲気のある場所です。
山形市郷土館周辺のおすすめホテル
・霞城公園→文翔館、徒歩約25分。
山形県郷土館 文翔館(ぶんしょうかん)は大正時代を代表する建造物。16〜18世紀の英国風に作られており、まるでヨーロッパ来たかのような感覚になります。
また、人気漫画の実写映画『るろうに剣心 京都大火編』など、多くの映画・ドラマの舞台ともなりました。
・文翔館→紅の蔵、徒歩約18分。
昔の蔵を活用して作った山形まるごと館・紅の蔵(べにのくら)はレストランやカフェ、おみやげ処が入った複合施設です。紅の蔵の「紅」は山形で一時期繁栄した「紅花貿易」が由来。現在の紅花は文化産業となり、資料館や史跡が残されています。
山形まるごと館 紅の蔵周辺のおすすめホテル
・紅の蔵→そば処三津屋、徒歩約3分。
1921年創業のそば処三津屋・出羽路庵(でわじあん)は、山形を代表する老舗のそば屋です。創業者の寺崎一家は無類のそば好きで、日本各地のそばを研究し、ついに自分たちのそばを作り上げたそう。
こだわりが詰まったそばをぜひ食べ逃さないようにしましょう!
滞在はホテルメトロポリタン山形がオススメ。山形駅直通なので、アクセス抜群です。
山形市内の散策スポット巡りはツアーもあります。詳細は【まちなか散策とやまがたそばランチ】をご覧ください。
2日目。山寺の景色やグルメ、おみやげスポットを巡る
10:30〜 山寺
・JR山形線 天童駅→山寺。タクシーで約20分 or JR仙山線 山寺駅。
山寺の正式名称は宝珠山立石寺(ほうじゅさんりっしゃくじ)と呼ばれ、日本の歴史的な詩人、松尾芭蕉(まつおばしょう)の作品『奥の細道』の中でも言及されている場所です。
山門から最高部の奥の院までは約1000段の階段があり、美しい景色を楽しみながら上がれます。山寺の中でもっとも古い建物の納経堂と、180度の絶景が楽しめる五大堂は見逃せないスポット。
12:25〜 フレッシュフルーツを収穫——王将果樹園
・山寺→王将果樹園、タクシー約20分。
王将果樹園は天童エリアの人気の観光果樹園で、季節ごとにさくらんぼやぶどう、もも、りんごなどのフルーツを収穫できます。おみやげやスイーツも販売しているので、訪れるだけでも楽しい場所。
取材時はりんごの季節。王将果樹園では30分間、りんご取り放題、食べ放題を行なっていました。収穫したばかりのリンゴはとてもおいしい! また、おみやげとして持って帰ることもできます(3〜5個)。
13:15〜 道の駅天童温泉へ
・王将果樹園→道の駅 天童温泉、タクシーで約15分。
たくさん歩いたので、道の駅 天童温泉の足湯で疲れを取りましょう。
天童市は将棋(※1)の駒の生産で有名な街。イメージにあわせ、将棋の駒の形をした足湯があります。また、隣の売店ではおみやげや農産品などを多く取り扱っていて、買い物スポットとしても最適です。
※1:将棋……2人が将棋の盤の上で、交互に駒を動かして勝敗を競う対戦ゲーム。
13:35〜 地元のおいしい料理で旅を締めくくろうーー國丼
・道の駅 天童温泉→國丼、タクシーで約5分。
昼食は天童駅前の食堂國丼(くにどん)で、山形の郷土料理芋煮を食べましょう。芋煮とは、里芋を醤油、日本酒、砂糖で煮て、ねぎ、こんにゃく、牛肉と合わせた料理です。
疲れた身体にエネルギーチャージができ、また、天童エリアの旅をおいしく締めくくってくれます。
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Written by Chia
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東京に出てきて11年目です。