旅の準備はじめよう
山形県米沢のご当地グルメと織物体験を満喫しよう!
山形県米沢市は上杉神社などの歴史的な観光スポットのほか、日本3大和牛の米沢牛、創業400年の酒蔵が作る日本酒、色鮮やかな米沢織など、多くの魅力があります。今回は乗り放題きっぷ「JR EAST PASS(東北エリア)」を利用した、お得な米沢満喫コースを紹介します。
山形県米沢市は、勝負ごとにご利益のある「上杉神社」周辺のレトロなスポットが魅力の観光地です。このエリアでは町歩きをしたり、特産品の和牛「米沢牛」を味わったり、地域にゆかりのある織物「米沢織」を体験したりできます。
東京駅から米沢駅までは、新幹線を使うと約2時間です。今回はJR東日本の乗り放題きっぷ「JR EAST PASS(東北エリア)」を利用して山形県周遊旅行を計画している人にプランに加えてほしい、米沢のグルメと文化満喫するコースを紹介します!
9:00〜 米沢駅から市民バスで出発
米沢市内の各観光スポットを制覇したいなら、市民バス(時刻表)を利用するのがオススメです。
片道料金は大人(中学生以上)200円、児童(小学生、幼児)100円。米沢駅から1時間に1本運行しています。大きな荷物を持っている人は、米沢駅のコインロッカーに預けてからバスで観光しましょう。
9:30〜 勝利の御祈願ーー上杉神社
・米沢駅前→上杉神社前、バス所要時間約12分
1871年創建の上杉神社には、戦国時代(1467年〜1590年)の武将上杉謙信(うえすぎけんしん)がまつられています。
「軍神」と称される上杉謙信は、歴史的に輝かしい戦績を残した人。そのため上杉神社は勝利のご利益がある神社とされており、受験生や選挙に参加する人、スポーツ大会前の選手などがよく訪れます。
境内で売っているお守りで、「勝守(かちまもり)」はもっとも人気のある商品です。
Picture courtesy of 山形県
また、毎年2月中旬に行われる上杉雪灯篭まつりでは、300以上もの雪灯篭が雪の中に立ち、幻想的な雰囲気が味わえます。
10:45〜 日本の流行ブランドも愛用する米沢織ーー米沢織物直売所 おりじん
・上杉神社→米沢織物直売所 おりじん、徒歩約8分
米沢市は紡績産業が栄えており、米沢織が有名。米沢織の歴史は第9代米沢藩藩主(※1)上杉鷹山(うえすぎようざん)の時代(江戸時代中期)にまでさかのぼります。
当時の米沢藩は経済の低迷期。それを打破するため、紡績の原料生産に尽力したのです。
米沢織で作られた商品が気になる方は、米沢織物直売所 おりじんに行ってみてください。色が何層にも重なってできた、米沢織の商品を購入することができます。
※1:藩(はん)……江戸時代に大名が支配していた領域のこと。藩主は藩の領主。
コースターやテーブルセンター、ストール、バッグなど、ここの商品はすべて米沢織で作られたもの。
館内では米沢織に必要な原料や道具が展示され、制作の工程を知ったり、この後でご紹介する米沢織作り体験の予習ができます。
近年では、日本のアパレルブランド「UNITED ARROWS」から、米沢織シリーズの商品が販売され、大きな反響を受けています。
12:00〜 「SK-Ⅱ」もCM撮影に来た酒蔵ーー酒造資料館 東光の酒蔵
・米沢織物直売所 おりじん→酒造資料館 東光の酒蔵、徒歩約5分
1597年に作られた東光(とうこう)は、米沢藩御用達の、米沢市でもっとも古い酒蔵です。酒造資料館は、訪問客に米沢市の酒造りに対する歴史や理解を深めてもらうために設けられた施設。1984年には、この中に大型の酒蔵が再現されました。
内観・外観ともにレトロな雰囲気をもつ酒蔵は、人気コスメブランド「SK-II」の企業からも注目されたそう。2013年にはこちらを舞台にテレビCMが作られ、放送後には各国の観光客が訪れるようになりました。
資料館の見学は自由にできます。日本語がわからない人向けに、館内には英語の説明文も用意されています。
館内にはおみやげ処もあり、約20種類の日本酒も販売されています。試飲もできるので、自分の好きなお酒があればおみやげにしましょう!
写真左上の日本酒は、「東光 花の慶次(けいじ) 純米大吟醸(じゅんまいだいぎんじょう)」。1980年代に日本で大人気になった少年漫画『北斗の拳(ほくとのけん)』の作者、原 哲夫(はら てつお)先生がデザインしたものです。そのためここは、原先生のファンが訪れる場所にもなっています。
13:15〜 口の中でとろける米沢牛料理ーー米沢牛・山懐料理 吉亭
・酒造資料館 東光の酒蔵→米沢牛・山懐料理 吉亭、徒歩約5分
米沢のグルメといえば、米沢牛の料理を思い浮かべる人は多いでしょう。地元の人から高い評価を受けているのが、創業1989年の米沢牛・山懐料理 吉亭(よねざわぎゅう・さんかいりょうり よしてい)です。
写真は菊コース2人前。1人前は税込5,940円。
ここではステーキ、しゃぶしゃぶ、すき焼きの3種類の料理で米沢牛を楽しめます。
一番人気のすき焼きは、もっとも繊細なリブロースを使用。盛り付け時に肉を折りたたんで提供するのがこだわりのポイントです。火を通すと外側だけに火が通り、内側は生の状態のまま。食感の違いが楽しめます。全体的にもバランスのよい味のため、爽やかで飽きません。
米沢牛以外に、ネギやコンニャク、水菜なども米沢産。鮮度も抜群です。
調味料も厳選されたこだわりの逸品を使用。米沢の地元で愛されている平山孫兵衛商店(ひらやままごべえしょうてん)の醤油や、出汁には北海道産の日高昆布などが使われています。
14:30〜 自分だけの織物・染物体験ーー染織工房わくわく館
・城南一丁目→御廟所西口、バス所要時間約8分、下車後徒歩約5分
染織工房わくわく館では、織物体験や紅花染(べにはなぞめ)体験ができます。
織物体験では、歴史のある織物機を使用して、オリジナルのシルク製コースターやテーブルセンターを作成。紅花染体験では、シルクのスカーフや綿のハンカチに紅花染ができます。
体験時間はそれぞれ30〜60分。英語の資料もあるので、日本語がわからなくても大丈夫ですよ。
2Fには米沢織を使った美しい和服が展示されています。また時代の流行に合わせるため、米沢織を使用した婦人向けの洋服もあります。
館内にはおみやげ処も。小銭入れ(税込1,188円)は女性から人気のある商品なので、家族や友人などへのおみやげにいかがでしょうか。
16:00〜 米沢の旅終了!最後は山形駅周辺を散策!
米沢観光を終えたあとまだまだ県内を楽しみたい人は、山形駅近くのホテルメトロポリタン山形に宿泊するのがオススメ。米沢駅から山形駅までは山形新幹線で約40分、奧羽本線(おううほんせん)で約50分です。それぞれ1時間に1本程度運行しています。
米沢の旅に興味がある人は【米沢牛味わいプランと米沢散策】を参考にしてみてください。ホテルメトロポリタン山形に1泊したい人は【まちなか散策とやまがたそばランチ】を参考にしてみてください。
今回の旅で利用したお得な切符はこちら
Picture courtesy of JR東日本
「JR EAST PASS(東北エリア)」は、指定エリア内の新幹線や特快列車、快速列車、普通列車、JRバスなどの交通機関を何度も利用できるお得な乗り放題きっぷ。購入方法や使用上の注意事項に関しては、以下のリンクを参考にしてください。
■JR EAST PASS(東北エリア)
※JR EAST PASSは訪日観光客を対象に販売されています。日本人及び観光ビザを持たない日本在住の外国人は使用できないのでご注意ください。
あわせて読みたい
JR EAST PASS で山形・新潟 に行こう!
https://matcha-jp.com/jp/yamagataniigata
東北の旅を探しているならこちらのHPがオススメ!
TOHOKU BUFFET:https://www.tohoku-buffet.com/sg/global/
Written by Chen
Sponsored by Yamagata Prefecture and Niigata Prefecture
東京に出てきて11年目です。