新潟県で世界最速のアート観賞列車に乗車!アートスポットとグルメを楽しむ旅
世界各地のアート好きが集まる大地の芸術祭で、2018年もっとも人気のあるアートスポットとして評価された新潟県。今回は乗り降り自由の「JR EAST PASS」を利用して、人気のアートスポットとグルメを楽しむ旅に出かけます!
アート好きにオススメの新潟県
日本を代表する米どころの新潟県。しかしそれだけではなく、新旧のアート作品が楽しめる重要なスポットのひとつでもあります。
新潟にゆかりのあるアーティスト作品を展示した新潟市立美術館、世界各国のアーティストの作品を楽しめる越後妻有里山現代美術館[キナーレ]は、必ず訪れたいアートスポットです。
今回の出発地は新潟駅。東京駅から新幹線に乗り約2時間で到着します。新潟のアートスポットとおいしいグルメの巡り方を、「JR EAST PASS(長野、新潟エリア)」を使用してご紹介します。
9:00~ 新潟駅出発
新潟市内の人気観光スポットに向かうなら、新潟駅から出ている新潟市観光循環バスがオススメです。大きな荷物を持っている人は駅内にあるロッカーに預けましょう。準備が整ったら、アート巡りの旅に出発です!
9:30~ アート、グルメ、おみやげ全てがそろう
ーー新潟市美術館
・新潟駅→新潟市美術館、バス約30分。
美術館へは、ぜひお腹をすかせて向かってください。美術館に敷設されているこかげカフェ L'ombrageでは、卵や乳製品を一切使用せずに作られたベーグルがあります。一番人気は味噌味のベーグル(税込346円)。味噌の香りが高く、しっかりとした味付けで飽きがきません。
館内では約4,800点の作品が展示され、その多くが新潟出身の芸術家、もしくは新潟と深く関係がある芸術家の作品です。
作品観賞以外に、館内のデザインもぜひ注目してみてください。新潟出身の建築家であり、日本のモダニズム建築の代表格と言われた前川國男(まえかわくにお)氏のデザインです。
新潟は曇りの日が多い気候。来てくれた人には明るい気持ちになってもらうべく、晴天のような青い天井となっています。
新潟の新鋭デザイナーが運営している館内のミュージアムショップ、ルルル。美術館の常設展・企画展に合わせた商品のほか、季節ごとの商品も扱っています。
特に注目を集めているおみやげは、もち米(あられ)に砂糖蜜をかけた伝統菓子浮き星(税込410円)。シンプルで素朴な甘さが思い出に残る一品です。
新潟市美術館を見終わったら、新潟駅に戻りましょう。アート列車と呼ばれる現美新幹線に乗り込んで、次の目的地越後湯沢駅に向かいます!
11:00~ 世界最速のアート観賞列車ーー現美新幹線
・新潟市美術館→新潟駅、バス約30分。新潟駅→越後湯沢駅、新幹線約50分。
Picture courtesy of JR東日本
「E3系」と言われる新幹線を改造した現美新幹線は、新潟駅と越後湯沢駅間を運行するアート観賞列車です。その美しい設計は、モダンなデザインで知られる蜷川実花(にながわみか)氏によって作られました。
Picture courtesy of JR東日本
五穀豊穣(※1)、祭典、光がコンセプトイメージのベースにあり、また新幹線のスピード感を体現したようなデザインは11号車の特徴となっています。
※1:五穀豊穣(ごこくほうじょう)……米、麦、豆などの穀物、農作物が豊かに実ること。
Picture courtesy of JR東日本
15号車は少し変わった座席の配置です。列車とともにアート作品が揺れるように置かれており、神秘的な世界に足を踏み入れることができます。
「JR EAST PASS(長野、新潟エリア)」を利用する場合は、追加料金なしで現美新幹線に搭乗できます。
12:15~ 新潟の美食と美酒を楽しめるーーぽんしゅ館
・越後湯沢駅→ぽんしゅ館、徒歩約1分。
越後湯沢駅内には、新潟産の食材や加工食品などを扱うおみやげスポットぽんしゅ館があります。越後湯沢駅を利用した時は絶対に見逃せない場所です! お酒好きな人には、132種類の日本酒を試飲できる利き酒番所がオススメ。
お昼のオススメは、爆弾おにぎりで有名な雪ん洞(ゆきんと)です。おにぎりの米は全て、新潟産のコシヒカリを使っています。釜で炊きあげたお米は、香りが高いだけではなく、一粒一粒がしっかりとした歯ごたえです。
酒麹を加えた発酵ドリンク専門店糀(こうじ)らってで提供されるドリンクやスイーツは、健康志向の高い高齢者や、おしゃれなパッケージで若者からも注目を集めています。SNSで頻繁にアップされている一品ですよ。
糀ラテ(小/税込390円)と糀ソフトクリーム(税込380円)は二大人気商品で、あっさりとした酒の香りと滑らかな食感がやみつきになります。
満足したらほくほく線に乗り込み、芸術の聖地、十日町(とおかまち)の越後妻有里山現代美術館[キナーレ]に向かいましょう!
14:15~ 新潟でもっとも幻想的なアートスポット
ーー越後妻有里山現代美術館[キナーレ]
・越後湯沢駅→十日町駅、ほくほく線約30分。下車徒歩約10分。
Picture courtesy of Leandro Erlich_Palimpsest_pond of sky_photo_Osamu Nakamura
越後妻有里山現代美術館[キナーレ]は、京都駅ビルのデザインも手掛けた建築家原広司(はらひろし)氏の手によるもの。2003年に完成しました。館内1Fは正方形の廊下で、企画展などに使用されます。
Picture courtesy of カールステン・ヘラー_Rolling Cylinder, 2012_photo Osamu Nakamura
2Fの常設展に現れる、赤・白・青の螺旋模様の通路は、平行バランスが試される作品。館内随一のSNSスポットになっています。
Picture courtesy of マッシモ・バルトリーニfeat. ロレンツォ・P ビニ《○in□》 photo Osamu nakamura
越後妻有里山現代美術館[キナーレ]は大地の芸術祭の会場のひとつです。大地の芸術祭は新潟県の十日町、津南町(つなんまち)一帯で3年に1度開催されます。2018年は第7回大地の芸術祭で、44の国から378点の作品が展示されました。
最新の展示物の情報は公式HPを御確認ください。芸術作品を見終わったら電車で越後湯沢に戻り、足湯を体験しましょう!
17:00~ アート観賞後は足湯でリラックス!
ーー足湯かんなっくり
・十日町駅→越後湯沢駅、ほくほく線約30分。下車後徒歩約7分。
越後湯沢は有名な温泉郷です。一日の足の疲れを癒したいなら、無料の足湯を体験できる足湯かんなっくりでゆっくり浸かってみてはいかがでしょうか。
もっとリラックスしたい方は、越後湯沢の温泉旅館へ宿泊がオススメです。越後温泉に興味がある人は、【越後湯沢まちなみ散策】を参考にしてみてください。
新潟アートの旅には欠かせない!超お得なチケット
Picture courtesy of JR東日本
「JR EAST PASS(長野、新潟エリア)」は指定エリア内の新幹線(現美新幹線含む)や特快列車、快速列車、普通列車、JRバスなどの交通機関を無制限に何度も利用できます。購入方法や使用上の注意事項に関しては、以下のリンクを参考にしてください。
■JR EAST PASS(長野、新潟エリア)
※JR EAST PASSは訪日観光客を対象に販売されています。日本人および観光ビザを持たない日本在住の外国人は使用できないのでご注意ください。
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JR EAST PASSを利用して【山形・新潟】の旅へ出かけよう!
https://matcha-jp.com/jp/yamagataniigata
東北旅行は以下のサイトを参考に!
TOHOKU BUFFET:https://www.tohoku-buffet.com/sg/global/
Written by Chen
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