旅の準備はじめよう
夏の京都で小粋な夕涼み。貴船神社七夕笹飾りライトアップの見どころ〜
日本では7月7日の夜に願いを神様に託す七夕という慣わしがあります。本記事では、七夕伝説とゆかりのある京都の「貴船神社」で行われる、七夕ライトアップをご紹介します。
日本には古来より伝わる「七夕伝説」というお話があります。
お互いを愛しすぎるがために、任された仕事を怠けてしまった織姫と彦星。
それに怒った天の神様は愛し合う二人を引き離しましたが、2人に年に1度だけ会うことのできる日「七夕」を与えました。
それから織姫と彦星は七夕の夜を楽しみに仕事に励むようになった、というあらすじです。
そんな七夕伝説にちなんで、日本では7月7日の夜に願いごとを書いた短冊を笹の葉に吊るして、願いを神様に託すという慣わしがあります。
あわせて読みたい
七夕伝説とゆかりある貴船神社に遊びに行こう
じつは、京都に七夕伝説とゆかりのある神社があるというのをご存知ですか? その神社とは、京都市最北端にある「貴船神社」です。
水の神様だけではなく、縁結びの神様も祀られていると言われるこの神社。そのため年中を通して多くの参拝客が訪れます。
また夏になると近くを流れる貴船川のせせらぎの音も相まって、京都らしい風情を感じることができます。
Booking.comで京都の宿・ホテルを予約する場合はこちら!
Agodaで京都の宿・ホテルを予約する場合はこちら!
あわせて読みたい
夏の夜に願いを込める七夕ライトアップ
この貴船神社は、毎年7月から8月中旬までの約1ヶ月半のあいだ、ライトアップを実施しています。しかも、ただ神社だけをライトアップするのではなく、七夕の笹飾りまでもライトアップするのです。
夜に貴船神社を訪れると、いつもと違う雰囲気を醸し出す鳥居に心が奪われます。はやる気持ちを抑え石段を登ると、ライトアップされた神社の御神殿と美しい七夕笹飾りが私たちを出迎えてくれます。
オレンジ色の暖かな灯に包まれ、七夕の笹飾りがゆらりゆらりと風になびいていました。取材日は会期初めごろでしたが、訪れた多くの人が短冊に願いごとを書いて笹に吊るしていったのがわかります。
短冊は1枚100円。何色の短冊に、どんなお願いごとを書こうか楽しそうに考えをめぐらす拝観者の姿がよく見られます。日本語だけではなく英語や中国語、韓国語など、さまざまな言語で書かれた短冊がありますね。
縁結びの神様を祀っていることもあり、カップルでの訪問も目立ちます。自分の願いごとを書いたあとには、ほかの人がどんな願いごとを書いているのか見るのも楽しいですね。
そしてこの貴船神社に来たら、ぜひチャレンジしていただきたい「おみくじ」があります。
1回200円でできる水占みくじ! まず多くの紙の中から好きな紙を1枚選び取り、御浸水の方に浸します。
すると真っ白だった余白の部分に文字が浮き出てきました! 水につけた瞬間、文字が浮き出るこの少し変わったおみくじに楽しむこと間違いなしです。
このおみくじはライトアップと違ってどの季節に来てもやっているので、お越しになられた際はぜひ自身の運勢を貴船の水神様に聞いてみてください。
格別な夕涼みの時間がここにある
夜の貴船神社を訪れると、思っている以上の涼しさで日中の暑さを思わず忘れてしまいます。また、川のせせらぎの音や笹と短冊が風になびく音は訪れる者に癒しを与えてくれます。こんな特別な夕涼みはどこに行っても、滅多に体験できないのだと思います。
時間を忘れて楽しんでいると、貴船神社から叡山電車「貴船口」駅までの最終バス(平日は20:20、休日は21:20)を逃してしまうなんてことも。最終バスを逃すと2キロメートル近くある暗い山道を歩いて帰らなければなりません。
バスの時刻にだけは注意をして、この小粋な夕涼みを思う存分堪能してくださいね。また、京都では市営地下鉄とバスが1日乗り放題になる「地下鉄・バス1日券」が使えます。
このほか、訪日観光客の方は、関西地方のJR路線が乗り放題になる「JR Kansai WIDE Area Pass」といったお得なフリーパスを使うことができます。訪日観光客向けのフリーパスについては、以下のMATCHA記事もご覧ください。
skyticketでチケット予約はここをクリック!
高速バスWILLERで空席情報・料金を今すぐチェック!
Information
貴船神社
住所:京都府京都市左京区鞍馬貴船町180
営業時間:5月1日~11月30日6:00~20:00、12月1日~4月30日6:00〜18:00 ※正月三が日は20:00閉門
最寄り駅:叡山電車「貴船口」駅
アクセス:「貴船口」駅より徒歩30分、「貴船口」駅より京都バス5分
電話番号:075-741-2016
公式HP:http://kifunejinja.jp/index.html
あわせて読みたい
本記事は2015年7月18日に公開した記事をリライトしたものです。
All pictures from PIXTA
島根と京都が大好きな18歳。