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日本のことば事典「初日の出」
1月1日に迎える朝日のことを、「初日の出」、あるいは「ご来光(ごらいこう)」と呼びます。初日の出とともに歳神様(としがみさま)と呼ばれる神様が現れると考えられており、初日の出を眺め拝むことは、歳神様や新しい年を出迎える意味があります。
世界中の多くの国と同様に、日本でも1月1日から新しい年が始まります。
1月1日のことを日本では正月(しょうがつ)と呼び、家族や親戚で集まり新年をお祝いします。日本国中が正月をお祝いしているので、この時期は商店が休業している場合も多いです。旅行者の方は注意してください。
新年はなにをするにも「初」がつきます
1年の始まりということで、1月1日に限らずその年初めて何かをするとき、日本では「初」を付けます。例えば年明け後最初に笑うことを「初笑い」、同様に初めて神社へ参拝することを「初詣(はつもうで)」と呼んで特別視しています。
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日本に来て、ひと足早く1年の夜明けを目撃しよう!
同様に、1月1日に迎える朝日のことを、「初日の出」、あるいは「ご来光(ごらいこう)」と呼びます。初日の出とともに歳神様(としがみさま)と呼ばれる神様が現れると考えられており、初日の出を眺め拝むことは、歳神様や新しい年を出迎える意味があります。
初日の出を眺めながらその年の幸運を祈ったり、1年の誓いを立てたり、日本人は実に様々なことを行います。とはいえ、ビルや高い建物が多くなった現代では、初日の出を眺めることも難しくなってきました。
そのため富士山の山頂や千葉県の犬吠埼(いぬぼうざき)など、日本各地のスポットが美しい初日の出を見られる場所として人気を集めています。そのほか東京スカイツリーなど、初日の出を眺めるため早朝に特別営業している施設も珍しくありません。
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地球の日付変更線は太平洋の真ん中にあるため、世界で最初に夜明けを迎えるのはキリバスなどの太平洋の島々です。それらの国よりは遅れますが、太平洋の西の端にある日本も、世界の国々と比べるとかなり早く新年を迎えます。例えば東南アジアのタイよりは約2時間、イギリスに比べれば約9時間、アメリカのニューヨークに比べると約14時間も早く朝を迎えるのです。
日本に来て他の国よりひと足早く、新しい年を迎えてみませんか? きっと素敵な一年がスタートできるはずです。
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カバー写真は由布院の金鱗湖の紅葉です(写真提供:Pixta)。みなさんの日本旅行が素晴らしい時間になるように願っています。