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岡山・倉敷の観光ガイド保存版。エリア説明、観光スポット、グルメ、イベントなどまとめ
豊な自然、温泉、城下町など、日本の魅力がぎゅっと詰まった岡山県。エリア説明、岡山市内から倉敷や温泉地への行き方、観光スポット、グルメ、お祭りなどのイベントなど、岡山観光に必要な情報をまとめました。
岡山とは
岡山県は、日本の中国地方にあり、瀬戸内海の中央付近に位置する県です。豊かな自然や温泉地があることでも知られています。また、城下町で江戸の街並みを楽しむことができる倉敷や、金沢の兼六園、水戸の偕楽園と並んで、日本三名園の後楽園など、日本らしさを感じられる観光スポットが多いことも魅力です。
目次:
1.岡山へのアクセス方法
2.岡山から主要観光地へのアクセス方法
3.岡山の交通事情
4.岡山県内のエリアガイド
5.岡山市内の観光案内所
6.岡山市のオススメ観光スポット
7.岡山市のオススメルート
8.倉敷市の観光案内所
9.倉敷市のオススメ観光スポット
10.倉敷市のオススメルート
11.岡山の温泉
12.岡山のお祭り・イベント
13.岡山のアクティビティ
14.岡山のおみやげ
15.岡山のショッピング
16.岡山・倉敷のホテル
17.岡山県の「食」
18.岡山の気候、服装
19.桃太郎について
20.そのほか旅のお役立ち情報
〜岡山へのアクセス方法〜
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東京から岡山への行き方
東京から岡山県に向かう場合は、新幹線・バス・飛行機を利用することができます。
新幹線
東京駅から岡山駅までは、直通の東海道山陽新幹線が運行しています。のぞみ号を利用した場合、普通自由席で約16,000円、普通指定席で約17,000円、グリーン車で約23,000円で、所要時間は3時間30分です。
高速バス
東京から岡山までは、高速バスも運行しています。時間はかかりますが、最安で岡山へ向かう場合はこちらの移動手段を利用するのがよいでしょう。バスの利用による所要時間は約10時間、料金は6,000円〜8000円前後です。
飛行機
羽田空港からは岡山空港への国内便が運行しています。日本への飛行機が羽田に到着する場合は、こちらの利用も検討してみましょう。羽田空港から岡山空港まで飛行機を利用した場合、所要時間は1時間20分、料金は15,000〜25,000円前後です。
大阪から岡山への行き方
大阪から岡山へ向かう場合は、新幹線・高速バスの二通りがあります。
新幹線
大阪から岡山まで最短で向かう場合は、新大阪駅から山陽新幹線が便利。この区間の主な運行列車はのぞみ号とさくら号ですが、両号とも所要時間料金にほとんど差が無いので、都合のよい時間に合わせて選択しましょう。山陽新幹線利用の場合、所要時間は45分、料金は約6,000円です。
高速バス
大阪から岡山までは高速バスも運行しています。なかには関西国際空港から岡山駅まで直通で向かうバスもあるので、空港に到着する方はこちらの利用も便利です。大阪から岡山まで高速バスを利用した場合、関西国際空港〜岡山駅までの所要時間は3時間30分、料金は3,000〜5,000円、大阪駅〜岡山駅までの所要時間は3時間、料金は3,000円〜4,000円前後です。
岡山から主要観光地へのアクセス方法
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岡山から倉敷への行き方
岡山駅から倉敷へは、JR山陽本線で1本で行くことができます。倉敷までの所要時間は16分、料金は320円です。
また飛行機などを利用し岡山空港に到着する場合には、空港〜倉敷間を結ぶ空港連絡バスが発着しています。バスを利用した場合は、所要時間は35分、料金は1,130円です。
岡山から津山への行き方
岡山駅から津山城などの観光スポットのある津山駅までは、JR津山線を利用しましょう。快速電車に乗車した場合の所要時間は1時間、料金は1,140円です。
岡山から牛窓への行き方
【岡山駅】(JR赤穂線)→【西大寺駅】(バス)→【牛窓】
オリーブ園など瀬戸内海らしい海の景色が広がる牛窓(うしまど)に向かう方は、岡山駅からJR赤穂線にのって西大寺駅まで向かい、そこで牛窓行きの連絡バスに乗り換えましょう。電車とバスを利用した場合、所要時間は1時間、料金は880円です。
岡山から湯郷温泉(ゆのごうおんせん)への行き方
岡山駅から県内屈指の温泉地である湯郷温泉へ向かう場合は、駅前から湯郷温泉行きの宇野バスに乗車しましょう。宇野バスを利用した場合の所要時間は1時間40分、料金は1,100円です。
岡山から湯原温泉への行き方
岡山駅から湯原温泉に向かう場合は、中鉄バスの勝山線で勝山センターまで向かい、そこでコミュニティバスの「まにわくん」に乗り換える必要があります。2つのバスを利用した場合の所要時間は2時間35分、料金は約2,400円です。
岡山から奥津温泉への行き方
岡山駅から奥津温泉に向かう場合は、JR津山線で津山駅まで向かった後、中鉄バスの石越線(いしこし)に乗り換えましょう。電車とバスを利用した際の所要時間は2時間40分、料金は約2,100円です。
岡山の交通事情
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電車
岡山県内には、JRの路線が10線運行しています。新幹線や飛行機が発着する岡山市を中心に県内の各エリアに路線網が広がっているので、岡山に到着したあとはJRを利用して目的地周辺のエリアに向かうようにしましょう。また、各路線はそれぞれ他県ともつながっているので、周辺の都道府県へ移動する際にも便利です。
路面電車
岡山市内には、岡山電気軌道が運営する路面電車が運行しています。1回100/140円(区間によって異なる)なので手軽に利用でき、市内の観光名所を回る際は便利です。
路面電車車内では、当日乗り降りし放題になる1日乗車券の販売も行っています。価格も400円なので、1日のうちに何度も路面電車を利用する予定の方は、1日乗車券の購入をオススメします。
詳しくは、「【OKAYAMA】岡山の定番観光スポット「後楽園」「岡山城」へは路面電車が便利!」をご覧ください。
バス
岡山を観光する際は、地元のローカルバスを利用するのも選択肢の1つ。初めて岡山を訪れる人には少し路線が複雑かもしれませんが、目的地によっては電車よりも便利な場合もあります。ルートの中には一定区間の乗り降りが自由になる1日乗車券を販売していることもあるので、事前に宿泊先や目的地の場所を調べて、バスを使うべきか検討しておくと安心です。
自転車
岡山市内には、コミュニティサイクルを導入した「ももちゃり」や、レンタサイクルを提供しているローカルショップなどが多くあります。岡山市内の観光地を巡る場合は、自転車を利用して、通常とは一味違った旅を体験するのもよいですね。
岡山県内のエリアガイド
岡山(市内)エリア
岡山市は岡山県内の南部中央に位置する都市です。岡山城や後楽園など、岡山を代表する観光スポットが並んでいます。路面電車など市内の交通機関も整備されているので、スポット同士の移動もスムーズで快適に旅が楽しめますよ。
また、新幹線の停車駅である岡山駅や、岡山空港も市内にあります。市外の観光エリアへのアクセスにも便利で、岡山県観光において交通の要所といえます。
倉敷・総社・玉野・笠岡エリア
倉敷・総社・玉野・笠岡の4都市は、岡山市の西に位置するエリアです。近代的な街並みの岡山市と比較して、こちらのエリアでは昔ながらの日本の建物や景観が残り、歴史を感じるエリアとなっています。
特に倉敷には江戸時代当時の風景がそのまま保存されており、100年以上前に建てられた古民家が並ぶ様子は圧巻の一言。伝統的な日本を体感するなら、ぜひ立ち寄ってみたいエリアです。
備前・牛窓エリア
備前・牛窓は、海沿いの港町として栄えるエリア。瀬戸内海の美しい景色のなかで、マリンスポーツなどのアクティビティに参加することもできます。
ほかにも新鮮な魚介類を使用した海鮮料理や、瀬戸内海周辺の名産品であるオリーブなど、ローカルなグルメを堪能できるスポットがたくさんあります。岡山で海の幸を味わうなら、こちらのエリアもぜひ足を運んでみてください。
津山・美作(つやま・みまさか)エリア
津山・美作は、岡山県の北東部に位置するエリア。一帯は山に囲まれており、豊かな自然の緑が一面に広がっています。
湯郷温泉(ゆのごうおんせん)などの温泉地や滝などの自然を満喫できるスポットが多くあるほか、津山城や博物館などの文化施設も点在しています。なお冬になると気温が極端にさがるので、冬に訪れる際は事前に防寒対策をしっかり行うようにしましょう。
新見・高梁・蒜山(にいみ・たかはし・ひるぜん)エリア
新見・高梁・蒜山は、岡山県の北西部に位置するエリアです。高くそびえ立つ岡山の山々や高原地帯が広がり、南部の海沿いとは全く異なる景色を望むことができます。
景勝地などの自然観光スポットはもちろんのこと、城下町として栄えた高梁の建物からは日本の歴史を感じることができる観光名所があります。ちなみに電車での移動は少し不便なので、レンタカーなど車を利用すると効率的にエリアを周遊できますよ。
岡山市内の観光案内所
岡山市内には、「ももたろう観光センター」、「岡山市観光案内所」、「出石しろまち工房」の3ヵ所の観光案内所があります。それぞれの観光案内所では市内の観光スポット案内やパンフレットの配布も行っているので、ぜひ活用してみましょう。
・ももたろう観光センター
住所:山市北区駅元町一番街地下6号先
営業時間:9:00〜20:00
電話番号:086-222-2912
・岡山市観光案内所
住所:岡山市北区駅元町1-1JR岡山駅2F
営業時間:9:00〜18:00
・出石しろまち工房
住所:岡山市北区出石町1-6-6
営業時間:9:00〜17:30
電話番号:086-206-5124
〜岡山市のオススメ観光スポット10選〜
1.岡山城
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「岡山城」は、岡山市のシンボルとして親しまれているお寺。もともと江戸時代に建てられたこのお城は外観が復元され、黒い城壁と金色の鯱の絶妙なコントラストが、人々を惹きつけています。
岡山城の敷地内には、江戸時代当時の姿を残す「月見櫓(つきみやぐら)」も見受けられます。歴史の重厚さを感じながら、お城のさまざまな施設を探検してみてみましょう。
住所:岡山県岡山市北区丸の内2-3-1
2.後楽園
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「後楽園」は、日本三名園の1つにも数えられ日本庭園。かつて岡山城の城主が江戸時代に整備したこちらの庭園では、日本の伝統的な建物と四季折々で移り変わる自然の姿を見ることができます。
夏になると開園時間が延長され、庭園全体のライトアップを行う「幻想庭園」が開催されます。伝統とモダンが融合する夏の風物詩であるこちらのイベントも一見の価値ありです。
住所:岡山県岡山市北区後楽園1−5
3.最上稲荷
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「最上稲荷」は、岡山市の高松にあるお寺。地名から地元では高松稲荷とも呼ばれており、大きな鳥居が設置されているのが特徴です。
お寺は通常神道を信仰する神社にのみ置かれていますが、このお寺では神道と仏教がどちらも混ざって信仰の対象とされているそう。お寺なのに鳥居があるという珍しい光景を、ぜひ実際にみなさんの目で確かめてみてください。
住所:岡山県岡山市北区高松稲荷712
4.吉備津神社(きびつじんじゃ)
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「吉備津神社」は、日本昔話の桃太郎のモデルという説もある、大吉備津彦大神(おおきびつひこのおおかみ)を祀っている神社です。敷地内には、神事が行われている矢置石(やおきいし)や御釜殿(おかまでん)などの観光スポットがあります。
6月の梅雨の時期にはアジサイの名所としての顔も見られ、回廊の周辺を中心にカラフルな花に囲まれます。梅雨に訪れる際は、色鮮やかな花の様子もぜひチェックしてみてください。
住所:岡山県岡山市北区吉備津931
5.龍泉寺
「龍泉寺」は、仏教と神道が融合したお寺。岡山随一のパワースポットとして知られ、ご利益をもとめて多くの参拝客が訪れます。
敷地内には龍王の滝などの見どころもあり、自然からの力を感じることができるスポットです。秋には紅葉の名所としても有名なので、ぜひ足を運んでみてください。
住所:岡山県岡山市北区下足守900
6.林原美術館
「林原美術館」は、岡山城の西側に位置する美術館。館内には、かつて岡山一帯を統治していた池田家の家具や道具類が展示されています。
展示品は、刀剣や武具などの侍が使用していた道具や、絵画や陶磁器などの芸術品まで幅広く扱っています。当時の生活を想像しながら、じっくりと館内を回ってみたいですね。
住所:岡山県岡山市北区丸の内2−7−15
7.招き猫美術館
「招き猫美術館」は、岡山市の郊外にある一風変わった美術館。館内には全国から収集した招き猫が展示されており、その数は700以上にも及ぶのだとか……。
それぞれの招き猫は素材や大きさ、色も異なり、1体ごとに違うインパクトを与える作品です。またおみやげ売り場には招き猫に関連した運勢アップのためのグッズ販売もおこなわれているので、こちらもぜひチェックしてみてください。
住所:岡山県岡山市北区金山寺865−1
8.犬島
「犬島」は、岡山市の南部に浮かぶ小さな島。2010年の瀬戸内国際芸術祭の開催地として有名になった島で、島内にはさまざまなアート作品が並んでいます。
島の一角には白い砂浜があり、夏には海水浴を楽しむこともできます。自然と芸術を満喫しながら、のんびりと滞在したくなる雰囲気が魅力の観光スポットです。
住所:岡山県岡山市東区犬島
9.西大寺
「西大寺」は、歴史の長い岡山市内の仏教寺院です。境内には7つの建物が並び、三重塔や本堂は重厚な雰囲気を感じることができます。
毎年2月には、裸にふんどし姿の男性が宝木(しんぎ)を奪いある「会陽(えよう)」と呼ばれる祭りも行われています。こちらは日本三大奇祭の1つとも言われる珍しい行事なので、旅の時期と合えばぜひ参加してみてはいかがでしょうか?
住所:岡山県岡山市東区西大寺中3-8-8
10.備中高松城址公園
「備中高松城址公園」は、かつて備中高松城があった場所に整備された公園。かつて豊臣秀吉が水攻めによって勝利を治めたという言い伝えがあり、現在も当時作られた堤防を見ることができます。
公園内の沼地地帯には橋が渡され、地元民の散策コースとしても親しまれているそう。かつての戦の様子の思いをはせながら、のんびりと自然の中を歩いてみるのもよいですね。
住所:岡山県岡山市北区高松558−2
岡山市のオススメルート
岡山市内をまわる観光コースでは、後楽園と岡山城という定番のスポットを巡るコースが人気です。後楽園と岡山城の隣に位置しており、岡山駅から徒歩でアクセスできるのも便利です。
それぞれのスポットをじっくり回ったとしても半日ほどと、短時間でも岡山の魅力を感じることができるのがこちらの観光コースの魅力。岡山駅周辺には休憩のできるカフェやレストラン、おみやげ屋がそろったショッピングモールなどもあるので、ゆったりと時間をかけて観光を楽しみたい方にもオススメです。
倉敷市の観光案内所
倉敷市には、倉敷駅前、美観地区の倉敷館・休憩所、児島駅、新倉敷駅の5ヵ所の観光案内所が設置されています。倉敷市内の観光スポット選びや紹介などを行っているので、倉敷が初めての方はぜひ利用してみましょう。
・倉敷駅前観光案内所
住所:倉敷市阿知1-7-2
営業時間:4月〜9月9:00〜19:00、10月3月9:00〜19:00s
電話番号:086-424-1220
・倉敷館観光案内所
住所:倉敷市中央1-4-8
営業時間:10:00〜16:00
電話番号:086-422-0542
・倉敷市観光休憩所
住所:倉敷市中央2-6-1
営業時間:9:00〜17:30
電話番号:086-425-6039
・児島観光案内所
住所:倉敷市児島駅前1-107(児島駅構内)
営業時間:9:00〜17:30
電話番号:086-472-1289
・新倉敷駅観光案内所
住所:倉敷市玉島爪崎390-4(新倉敷駅構内)
営業時間:9:00〜17:30
電話番号:086-526-8446
〜倉敷市のオススメ観光スポット6選〜
1.美観地区
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「美観地区」は、倉敷川の辺りに広がる歴史的な街並みが残るエリア。江戸時代から約300年続く街並みは、美術館などの文化施設も多く並んでいます
夜の時間帯になると照明が灯り、ほんのりとした光と建物が合わさった幻想的な風景が今も昔も人々を惹きつけます。倉敷を訪れる際は、必ず足を運んでみたいスポットですね。
詳しくは「【OKAYAMA】倉敷「美観地区」300年前の町並みが残る場所。」をご覧ください。
住所:岡山県倉敷市
2.倉敷アイビースクエア
「倉敷アイビースクエア」は、赤レンガで作られた建物に囲まれた広場です。もともとは明治時代に紡績業で栄えた倉敷の工場として利用されており、現在はレストランやホテルなどが入った複合商業施設として運営されています。
美観地区の一角にある倉敷アイビースクエアは、倉敷観光の休憩スポットとして利用する観光客の方も多いのだとか。赤レンガと美観地区の江戸時代の街並み、ギャップを感じることができるのも魅力の1つですね。
住所:岡山県倉敷市本町7-2
3.大原美術館
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「大原美術館」は、美観地区にある日本初の近代西洋美術館。ルノワールやモネなどヨーロッパの有名芸術家の作品や、日本画や彫刻など幅広いジャンルの作品を収蔵しています。
本館のほかにも、分館、工芸・東洋館、児島虎次郎記念館が隣接しており、それぞれコンセプトの異なる芸術作品の展示を楽しむことができます。芸術の街としても知られる倉敷の、歴史を牽引してきたスポットと言えますね。
詳しくは「【OKAYAMA】モネにピカソ!? 倉敷「大原美術館」で世界的画家の無名時代の作品を楽しむ」をご覧ください。
住所:岡山県倉敷市中央1-1-15
4.鷲羽山展望台(わしゅうざんてんぼうだい)
「鷲羽山展望台」は、倉敷市南部の海沿いにある展望台です。標高133mの鷲羽山山頂に設置された展望台からは、岡山県と香川県を結ぶ瀬戸大橋や、広大な瀬戸内海の景色を一望することができます。またこちらは夕日の観賞スポットとしても有名なので、タイミングをあわせて訪れてみるのもよいでしょう。
住所:岡山県倉敷市下津井田之浦
5.倉紡記念館(くらぼうきねんかん)
「倉紡記念館」は、倉敷アイビースクエア内にある資料館です。倉敷の紡績業を牽引してきた倉敷紡績の会社の歩みと紡績産業の歴史に関する展示が行われています。
住所:岡山県倉敷市本町7-1
6.桃太郎のからくり博物館
「桃太郎のからくり博物館」は、岡山が発祥とされる日本昔話の登場人物、桃太郎の博物館。桃太郎に関する歴史資料や、錯覚を利用したアトラクションなどがあります。
桃太郎のからくり博物館の館長は、日本の食べ物練り物の1つである、ちくわを笛として演奏する奏者であるのだとか。館内では不定期でちくわ笛の演奏が行われているので、運が良ければ館長の珍しい演奏を目撃することが出来るかもしれません。
住所:岡山県倉敷市本町5-11
倉敷市のオススメルート
倉敷市を回る観光コースでは、美観地区を中心とした歴史的な街並みが残るエリアを探索し、瀬戸内海沿いに移動して海の景色を楽しむのが定番のルートであるそう。瀬戸内海には遊覧船も運行しているので、倉敷を海から眺めるのもよいですね。
美観地区周辺には川の小舟に乗ったり、美術館や赤レンガなどアートスポットを回るなどさまざまな楽しみ方があります。ほかにもガラスづくりや陶芸体験などを行なっている施設もあるので、岡山の伝統工芸を体験してみるのもよいでしょう。
岡山の温泉
豊かな自然が残る岡山県は、実は温泉地としても有名なエリア。県内には西日本屈指の名泉が点在しており、種類も豊富なのが特徴です。ここでは岡山県内の有名な温泉地について3ヵ所紹介します。
湯郷温泉
「湯郷温泉」は岡山県内にある秘湯の1つで、古くから病気や怪我などに効果がある薬湯として親しまれている温泉地です。約1,200年前の平安時代に、当時の高僧が怪我をおった白鷺に導かれて発見したという伝説から、別名”鷺の湯(さぎのゆ)”とも呼ばれています。
石畳の並ぶ小路があり、昔ながらの日本の街並みを見ることができます。また街中には無料で利用できる足湯も設置されているので、こちらもぜひチェックしてみてください。
湯原温泉
「湯原温泉」は、岡山県北部に位置する温泉地。名物の砂風呂は地下の源泉によって温められた砂の中に入って楽しむ温泉で、ここでは24時間無料で利用することができます。
川沿いの露天風呂は、美人の湯・子宝の湯・長寿の湯の3種類があり、それぞれ入浴するとご利益があるとの言い伝えがあるそう。壮大な自然の中で、ゆったりと寛ぐことができる温泉地と言えるでしょう。
奥津温泉
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「奥津温泉」は、岡山県北部の山地に囲まれた鏡野町を中心とする温泉地です。江戸時代から温泉街として栄え、著名な作家や芸術家たちがこぞって訪れたという隠れた温泉名所となっています。
奥津温泉の泉質は漂白成分を豊富に含んでおり、入浴すると白くなめらかな肌になるという効果が期待できるのだとか。”美人の湯”として有名な温泉地、ぜひ実際に体験してみてはいかがでしょうか?
岡山のお祭り・イベント
岡山さくらカーニバル
「岡山さくらカーニバル」は、4月に岡山市内で行われる春の行事です。桜の見頃を迎える季節になると、後楽園東側の旭川河川敷に屋台が並び、花見を楽しむ人々で賑わいを見せます。
岡山さくらカーニバルの開催中は提灯やぼんぼりも設置され、夜の桜がライトアップされた姿を見ることもできます。イベントは3月末から4月初めの2週間ほどと短い開催期間なので、タイミングを逃さないように注意しましょう。
後楽園 幻想庭園
「後楽園 幻想庭園」は、8月に後楽園で行われるイベント。期間中は開園時間が21:30まで延長され、ライトアップされた日本庭園の姿を見ることができます
ほんのりとした明かりの中にゆらめく庭園の風景は、文字通り幻想的な雰囲気が漂っています。夏に岡山を訪れる際は、ぜひチェックしてみてください。
おかやま桃太郎祭り
「おかやま桃太郎祭り」は、岡山市で行われる夏祭りの1つ。祭りの中では、うらじゃおどりという地元の民族舞踊を踊り歩くパレードを見ることができます。また夜には花火大会も開催されるなど、岡山市の夏の風物詩とも言えるイベントですね。
瀬戸内国際芸術祭
「瀬戸内国際芸術祭」は、瀬戸内海に浮かぶ小島で行われる現代美術の国際芸術祭。各島では島の文化や自然の景観を利用した作品が並び、多くの観光客を魅了しています。
岡山県からは犬島が開催場所として選ばれており、人口50人の小さな島にたくさんの観光客が訪れています。岡山の離島で現代芸術を味わってみるのもよいですね。
備前焼まつり
「備前焼まつり」は、毎年10月に開催される、焼き物をテーマとしたイベントです。備前焼で有名な岡山ですが、まつりの中では質の高い陶器を割引価格で購入することができます。
まつりの一角にはろくろに挑戦できるコーナーなどもあり、焼き物文化を体験できるアクティビティも満載です。岡山の伝統工芸に興味がある方は、ぜひ足を運んでみましょう。
岡山のアクティビティ
岡山では、地元で盛んな産業の体験系アクティビティが開催されています。アクティビティの種類も豊富で、桃やマスカットなどのフルーツ狩りや、倉敷のデニムづくり、備前焼の陶器づくりなど、岡山の文化を幅広く体験することができます。
また自然の豊かな地域としても知られる岡山では、ハイキングやシーカヤックなどの屋外アクティビティも盛んに行われています。岡山の美しい景色を見ながら、自然の力強さを満喫しましょう。
詳しくは岡山県の観光サイトもご覧ください。
岡山のおみやげ
食べ物のおみやげ
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南を海、北を山に囲まれた岡山は、さまざまな食材を利用したグルメやスイーツがあります。特に名産品のきびだんごやマスカット・桃、日本酒などは、定番の岡山みやげとして人気です。
ほかにも、ひるぜん焼きそばや津山ホルモンうどんなど、ローカルなB級グルメはここでしか味わうことができない1品。おみやげ用に小分けにパッケージされたものが販売されているので、自宅でも岡山グルメを食べたいという方はぜひ購入して持ち帰りましょう。
そのほかのおみやげ
岡山には倉敷のデニムや帆布、備前焼や倉敷ガラスなどの工芸品があります。古くから職人が集まって生み出した製品は、その品質の高さに驚くことでしょう。岡山ならではのおみやげを探している方は、岡山の工芸品も候補に入れてみましょう。
岡山のショッピング
おみやげを買うなら
岡山でおみやげを買うなら、訪れた観光スポットのおみやげショップで気に入った商品を購入するのがよいでしょう。しかし何を買えばよいか分からないという方は、岡山駅付近のショッピングスポットも候補に入れてみるのはいかがでしょうか?
岡山駅付近には、「晴れの国おかやま館」のようなおみやげ店や、「おみやげ街道桃太郎」、「岡山一番街」、「さんすて岡山」などの駅近のおみやげストリートが点在しています。定番の岡山みやげが多く販売されているので、ぜひ足を運んでみましょう
イオンモール岡山:なんでもそろう駅前のショッピングスポット
「イオンモール岡山」は、岡山駅の南に位置するショッピングモール。日本や海外のファッションブランドや雑貨店など、多くのお店が出店している複合商業施設です。
施設内には免税に対応しているお店もあり、観光客に嬉しいサービスも提供しています。6・7Fはレストランフロアとなっているなど、長時間の滞在も可能なスポットです。
岡山・倉敷のホテル
岡山には、岡山駅周辺をはじめとして多くのビジネスホテルがあります。ビジネスホテルは駅からのアクセスもよく、値段もリーズナブルなのが特徴です。客室は個室が用意されていて、無料Wi-Fiや専用トイレ・シャワーなど、最低限のサービスは確保されています。快適さと価格のバランスがよいのが、ビジネスホテルの魅力と言えますね。
湯郷や湯原、奥津などの温泉地では、和のデザインがお洒落な高級旅館が並んでいます。旅館では岡山の温泉を満喫できることに加え、地元の食材を使用したこだわりの料理が提供されているなど、充実のサービス面が最大の魅力です。ビジネスホテルと比較して料金は高めですが、旅館の使用も考慮に入れてみてください。
宿泊料金を節約したいという訪日観光客の方は、ゲストハウスも選択肢の1つです。複数人の共同ドミトリーを利用する場合、1泊3,000円前後で宿泊することができます。ただ安いだけというイメージの強いゲストハウスですが、倉敷の「有鄰庵」のように、日本の伝統的な古民家を改装した風情溢れるゲストハウスもあります。岡山にはほかにも面白いコンセプトを採用しているゲストハウスがあるので、こちらも宿泊先の候補として検討してみましょう。
岡山県の「食」
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岡山は、多くの果物を栽培する”フルーツ天国”として知られています。桃やマスカットをはじめ、岡山の農家で採れた果物やそれを使用したお菓子などが広く販売されていますね。
そのほかにも地元の千屋牛(ちやぎゅう)を使った料理や、岡山名物の餅菓子であるきび団子など、ここでしか食べることができないグルメもあります。岡山を訪れる際は、ぜひ岡山の名産品を探してみてください。
岡山の気候、服装
岡山県の気候は、南部と北部によって大きな差があります。南部が海沿いの穏やかで温暖な気候であるのに対し、北部は山に囲まれ、冬になると雪が降ることも珍しくありません。夏と冬の寒暖差が激しいので、訪れる季節によって暑さ・寒さ対策をしっかり行うとよいでしょう。また桜が見頃を迎える春や、紅葉が街を彩る秋の季節は気温・湿度ともに安定しているので、岡山のベストシーズンと言えます。
桃太郎とは
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「桃太郎」とは、日本人であれば誰でも知っている日本の昔話です。ある子供のいない老夫婦が大きな桃をみつけます。そこから男の子が生まれ桃太郎と名付けられました。やがて成長した桃太郎が悪事を働く鬼を退治するという内容です。物語の中では、桃太郎が鬼退治に向かう際に猿・犬・雉(キジ)を仲間に加えますが、その際に渡したきび団子を渡したと伝えられています。その”きび団子”と岡山の”吉備(きび)”の音が似ていることから、岡山県は桃太郎発祥の地であるという説が広く知られています。
岡山県には岡山駅前の桃太郎像をはじめ、桃太郎ゆかりの地がたくさんあります。またきび団子や桃など、桃太郎に関連するおみやげも多く扱っているので、ぜひ探してみましょう。
そのほか旅のお役立ち情報
外貨と日本円を両替したいときは、銀行の外貨両替サービスやセブンイレブンのATMを利用してみましょう。
手持ちの現金がなくなったときは、「PLUS」マークのあるATMを探してみましょう。簡単に海外キャッシングサービスを利用することができます。
ホテルに宿泊する際、日本語が使えると便利です。簡単なフレーズを紹介。
日本には、外国人観光客向けの便利なWi-Fiサービス「Japan Connected-free Wi-Fi」があります。事前にアプリをダンロードしておきましょう。
日本旅行でかかる食費は1日いくら?
横浜に育ち、古都鎌倉の高校に通い、大学は超都会の渋谷、イギリスのロンドン留学時はなぜか日本食のイベントを立ち上げて料理人、現在はライターをしている未熟者です。 ブログ:一期一会