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【秋田県】療養目的で訪れる人の多い岩盤浴もできる温泉「玉川温泉」〜アクセス・宿泊施設など〜
玉川温泉は、秋田県仙北市(せんぼくし)にある温泉。風光明媚な田沢湖からは車やバスで1時間ほどで行けます。療養目的で訪れる人が多く、入浴だけでなく岩盤浴をしたり温泉水を飲んだりしてゆったりと過ごすのが玉川温泉での過ごし方。そんな玉川温泉へのアクセスや宿泊施設をご紹介します。
玉川温泉(たまがわおんせん)とは
玉川温泉は、東北地方の秋田県仙北(せんぼく)市にある温泉。風光明媚な観光スポット、田沢湖からは車やバスで1時間ほどの距離にあります。
玉川温泉は、観光目的ではなく、病気の療養のための湯治(※1)の場としてその名を知られています。玉川温泉では、1週間〜1ヵ月ほど滞在して湯治をする人のために、長期滞在できる温泉施設が数多くあります。
温泉地の近くの国立公園・玉川温泉地自然研究路のなかには、岩盤浴場(※2)があります。あたたかい地面の上にタオルを引いて横になり、地熱で温まる岩盤浴をしにやってくる人もいます。
このように入浴だけでなく、岩盤浴をしたり温泉水を飲んだりして温泉を楽しめるのが玉川温泉の特徴です。
※1:湯治(とうじ)……温泉に入って療養すること。
※2:岩盤浴……地熱のある岩や地面の上に横になって体を温める入浴法。岩盤浴場はその場所のこと。
玉川温泉の効能・特徴
玉川温泉の泉質は塩化物泉。入浴すると、高血圧や神経痛、婦人病、皮膚病などへの効果が期待できると言います。温泉のもうひとつの特徴として、酸性が強いことが挙げられます。お湯が傷口や、目などの粘膜に触れると痛むこともあるので、注意しましょう。
玉川温泉では入浴するだけでなく、温泉水を飲んだり温泉の蒸気を吸うことも健康維持に役立つとしています。玉川温泉の温泉水は、飲むと胃腸の調子の改善につながり、蒸気を吸入すると風邪や喘息の症状の緩和につながると言われてます(※3)。
また岩盤浴場をすると血行が促進され、新陳代謝が活発になる効果が期待できると言われています。
※3……すべての温泉が飲めるわけではありません。体調を崩す可能性があるので、玉川温泉施設内にある専用の「飲泉」で、利用方法を守って飲んでください。
東京・秋田空港から玉川温泉への行き方
東京からの行き方
玉川温泉に行くためには、まず東京駅から新幹線「こまち」秋田行に乗り、田沢湖駅まで行く必要があります。所要時間はおよそ3時間、料金は16,170円です。
田沢湖駅からは羽後交通バスに乗って温泉地に行きます。4〜10月は急行八幡平線、11〜3月は急行新玉川線と、時期によって乗る路線が変わるので注意しましょう。
乗車後は、玉川温泉または新玉川温泉の前で降ります。所要時間は70〜80分です。玉川温泉までは1,460円、新玉川温泉までは 1,440円です。
秋田空港からの行き方
秋田空港から玉川温泉までは、高速バスの利用が便利です。「あきたエアポートライナー玉川号(角館・田沢湖・玉川温泉方面)」に乗ると、およそ180分で温泉地に到着します。料金は6,000円です。
玉川温泉の日帰り入浴施設
玉川温泉露天風呂
玉川温泉地自然研究路の道沿いにある混浴の露天風呂。自然災害などで立ち入り制限がされることや、浴槽にお湯が入っていないこともあります。
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玉川温泉のオススメ旅館
湯治を目的に訪れる人の多い玉川温泉。現地で宿泊をして温泉につかり静かに過ごす、というのが一般的です。玉川温泉以外の温泉郷では旅館・ホテルで日帰り入浴を受け付けていますが、ここでは日帰り入浴を受け付けていない施設があります。
また、雪が深くなる冬季には営業していない場所も。事前に各宿泊施設のHPで情報をチェックして現地を訪れてください。
玉川温泉
この地域にあるもっとも大きな湯治宿。長期滞在を目的として建てられた温泉施設で、館内には温泉、室内岩盤浴、客室、食堂のほか共同炊事場やランドリーもあります。1日や2日程度の短期滞在も可能です。
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新玉川温泉
玉川温泉と同じ長期滞在を目的とした宿泊施設。基本的には玉川温泉と似た造りで、館内には温泉、室内岩盤浴、客室、ランドリーなどがあります。
カラオケルームやテラスのある喫茶店もあり。地元の食材や野菜をふんだんに使用した料理が宿泊客に好評です。
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玉川温泉周辺の観光スポット
玉川温泉の周辺には、自然豊かな観光スポットがあります。
玉川温泉自然研究路には、大噴(おおぶけ、おおぶき)と呼ばれる玉川温泉の源泉があります。毎分9,000リットルものお湯が湧き出す、迫力あふれるスポットです。
また、日本でもっとも深い湖、田沢湖には車で1時間ほどで行けます。玉川温泉を訪れたら、このようなスポットにも足を伸ばしてみてください。
温泉の入り方について詳しくは「知っておきたい、日本のお風呂・温泉・銭湯の文化とマナー」の記事をご覧ください。
※移動時間や交通費、入浴料等の情報は公式サイトからの情報に基づいて掲載しています。2017年3月現在の情報です。変更になる場合がありますのでご了承ください。