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日本に来たら必ず食べたい!芸能人も御用達、うどん専門店「つるとんたん」の人気うどん3選
日本人の人気うどん料理店の一つ「つるとんたん」。お洒落な店内と、大きな器で出されるうどんはとてもフォトジェニックです。男女問わず愛されているつるとんたんで、日本人の好む日本食を味わってみてはいかがでしょうか。
日本人にも大人気!うどん料理店「つるとんたん」とは
写真提供:カトープレジャーグループ
日本で人気のうどん料理店の一つ「つるとんたん」。バラエティに富んだうどんメニューはもちろん、八種類の野菜寿司(税込880円)、神戸 但馬牛メンチカツ(税込850円/2個)などの一品料理やお酒も豊富に揃っており、会社の接待やデート、友人とのランチなど、様々な場面で活躍しています。
また、深夜営業を行っている点も足を運びやすい秘訣。銀座店は平日と土曜日なら翌朝4時まで営業しています。
営業時間の長さと料理のおいしさ、さらには店内の居心地のよさからか、日本の芸能人やアイドルもよく通うことで知られています。
今回取材した銀座店は、東急プラザ銀座の10Fに位置しており、日本風の装飾から海外のお客様も多く訪れる店舗。つるとんたんの魅力やオススメ商品を取材してきました。
インパクトのある大きな器が魅力!
つるとんたんで食事をする際、まず最初に驚くのがそのインパクトのある大きな器。「お客様に驚きと感動を与えたい」という創業者の想いから、大きな器での提供を行っているそう。頭にかぶれば顔が全部隠れてしまいそうなくらいの大きさです。
器は生け花に使うお皿をイメージして作られたものも。「お待たせしました」と提供される時は、その大きさに思わず「すごい!」と声をあげてしまいます。
大きな器からうどんを覗き込むと、出汁の香りがふわっと漂います。器は冷めにくいよう工夫されているので、おいしい状態が長く続くところも魅力のひとつです。
銀座店オススメ!訪日観光客に人気のうどん3選
銀座店で、特に海外の方から人気のある商品をお聞きしてきました。うどんの麺は3玉(※1)まで無料で食べられるので、たくさん食べたい方には嬉しいですね。追加で頼む場合はスタッフに尋ねてみてください。
※1:3玉(さんたま)……3人前の麺。1玉はおよそ260グラム。
1.ボリュームたっぷり「つるとん三昧」
玉子とじ(※2)、肉、わかめ、かまぼこの下には、一面に広がる油揚げ(※3)。天ぷらもついた具材たっぷりの1品です。
スープは鰹出汁(かつおだし)がほんのり香るやさしい味。食べていくうちに、油揚げに味付けされた甘さが出汁と合わさって、旨味が増していきます。
うどんのコシは時間が経っても続くので、最後まで飽きずに食べられますよ。1皿税込1,980円です。
※2:玉子とじ……うどんの上に卵をといて流し込み、料理の熱によって固めたもの。
※3:油揚げ……豆腐を油で揚げた食品。
2.ピンク色のスープが華やかな「博多直送 明太子クリームのおうどん」
スープが一面ピンク色の明太子クリーム(※4)は、出てきた時のインパクトもひときわ。スープのなめらかさと明太子のつぶつぶとした食感が楽しめます。1皿税込1,380円。
スープの中だけでなく、上にも明太子が乗っているので、辛い味が好きな方は麺とからめて食べる方法がオススメです。
※4:明太子……タラの卵を独自の調味料で味付けしたもの。唐辛子で漬け込んだ「辛子明太子」のことを指す場合もある。
3.コシのあるうどんを食べたいなら「天ざるのおうどん」
「天ざるのおうどん」(税込1,480円)は、麺が氷の上に乗せられて提供されます。しっかりと冷えているためコシの強さは格別! 食べ応えは抜群です。
ゴマは客が自分ですりつぶし、薬味と一緒に出汁の中に入れて使います。ウズラの卵もついているので、好みに合わせて出汁に入れてみてください。
天ぷらはシイタケ、ナス、海苔などの野菜とエビが付いています。衣が薄めについているので、食材の味が際立ちます。
カロリーが気になる方は「つるとんたんロカボうどん」への変更がオススメ
うどんの麺は全品、糖質を60%カットした「つるとんたんロカボうどん」にプラス税込180円で変更可能です。
つるとんたんロカボうどんは食物繊維が豊富で、レタス約25個分にもなるそう。通常の麺より細めですが、モチモチ感は劣りません。
「うどんは食べたいけれどヘルシーなものがよい」という方にオススメです。
和モダンに装飾されたお洒落な店内
つるとんたんでは、店舗のある地域に応じてコンセプトを考え、内装を凝らしています。
銀座店のある東急プラザ銀座は「COOL TOKYO」をコンセプトとして海外の方向けにデザインされていることから、つるとんたんでも日本の和や歴史が感じられる雰囲気を作っています。
海外の方にも気軽に入ってもらえるよう、すべてを“和”の要素だけで揃えなかったところも工夫した点のひとつ。
1日3ステージ行う夜の演奏では、ジャズやピアノの生演奏とあわせて、津軽三味線(※5)や琴(※6)など、日本的な楽器を取り入れている日もあるそうです。
うどん屋にも関わらずバーカウンターがあるところにも、そういった工夫が表れています。
※5:津軽三味線(つがるしゃみせん)……青森県西部で成立した日本の伝統弦楽器。
※6:琴……日本の伝統弦楽器。
また、別のお客様との距離が近くなりすぎないよう、1席のスペースを広く取っているところもつるとんたんの配慮のひとつ。ほかのお客様を気にすることなく食事が楽しめます。
コースを注文するお客様には、相撲部屋、歌舞伎部屋といった個室も用意されています。日本的な空間に浸かりたい方にはオススメですよ。
ロマンチックに日本食を楽しみたい方は「つるとんたん」へ
写真提供:カトープレジャーグループ
和モダンな雰囲気、単品料理やお酒も充実しているつるとんたんは、ロマンチックに日本食を楽しみたい方にオススメ。
取締役である平出さんにつるとんたんで働く魅力を聞くと、「お客様の大事な時間に関われるところ」とのこと。実際、「つるとんたんでプロポーズがしたい」というお客様のために、色々と演出を考えたこともあるそうですよ。
「デートやお祝いで使いたい、落ち着いてゆっくり食事がしたい時によい場所はないか。そんな要望に応えられるよう、"困った時のつるとんたん"であり続けられればと思っています」と平出さんは話してくれました。
東京では六本木や新宿、羽田空港にも店を構えています。人気店のため行列になっていることが多いですが、並んで入っても満足すること間違いなしのうどん屋です。
「日本旅行で行くべき場所はどこだろう」と困ったら、ぜひつるとんたんへ足を運んでみてください。
取材協力:カトープレジャーグループ
MATCHA編集者兼フリーライター。東京生まれ東京育ち東京在住。これまで渡航した国は30か国以上、住んだ県は4県。日本旅行はもうすぐ全都道府県を制覇!「読んだからこそわかるその土地の魅力」が伝えられることを目指して記事を作っています。森とお寺とラクダが好きです。