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5000杯食べたマニアが解説!知っておきたいラーメン店での注文方法とマナー集
今や世界中で大人気となっている日本のラーメンについて、ここでは実際に店に入って注文する方法や、人気店で行列に並ぶ際の注意点などについて書いていきます。英語が通じなくても、店のオススメニューを見抜く方法なども解説しており、日本でラーメンを食べる際には必読です。
ラーメン店における注文方法
日本におけるラーメン店での注文方法は、券売機という機械でチケットを購入する方法と、メニュー表を見て口頭で伝えるという、大きく分けて2つの方法があります。それぞれの方法について、順番に解説していきましょう。
1.券売機でチケットを購入する場合
東京など都心部のラーメン店では、このように券売機を設置しているところが多いです。使い方はいたって簡単で、お金を入れて食べたいメニューのボタンを押すだけ。
ただ、5千円札や1万円札などの高額紙幣は使えないところも多く、その場合は店員さんに両替を頼めば対応してくれます。紙幣の投入口周辺に、使えるお札の種類が書いてあることも多いのでチェックしてみてください。
2.メニュー表を見て口頭で伝える場合
比較的歴史のある老舗や、東京や大阪などの都心から離れた地方のラーメン店では、券売機ではなく口頭で伝える方式のところもまだまだ多いです。
メニュー表を置いているラーメン店では、上記写真のように縦書きのものが多いです(横書きもたまにあり) 。こちらも注文方法は簡単で、メニュー表から食べたいものを選んで店員さんに伝えるだけ。支払いは後払いが多いものの、前払いの店も時折あります。
3.券売機・メニューに日本語しかない!そんな時のオススメメニューの見分け方
残念ながら、券売機やメニュー表が日本語のみ、また店員さんに英語が通じなかったり、忙しそうで話しかけにくい場合もあるでしょう。
そんなとき、100%の確率ではありませんが、その店のオススメを見極める方法が実はあります。
まず券売機の場合、券売機の「左上」にオススメ、あるいは基本メニューを設置する場合が多いです。
人間の目線の高さを考慮すると上から見ていくのが自然ですし、人間の視線は自然と左上から右下に流れる傾向があるため、券売機においても最初に目につくのは左上だといえるのです。
*上の写真の青枠部分参照
縦書きのメニュー表の場合、一番右側にオススメ、あるいは基本メニューを配置することが多いです。日本語の縦書きを読む場合は、一番右の行から読み始め、そこから左に進んでいくためです。
また、横書きのメニュー表の場合は、自然と上部に目がいくので、一番上にオススメ、あるいは基本メニューが配置されていることがほとんどです。
*上の写真の青枠部分参照
まとめると、ラーメン店で注文に迷った場合は、下記の箇所にあるメニューを注文すれば、大外れする可能性は低いと覚えておくといいでしょう。
券売機:左上
縦書きのメニュー表:一番右
横書きのメニュー表:一番上
ラーメンの食べ方とマナー
ここでは、おいしくラーメンを食べるためのコツや、店内でのマナーについて説明します。これを知っておくと、客側も店側も余計なストレスを感じることなく、ラーメンを楽しめるでしょう。
1.ラーメン店での写真撮影は素早く行う
最近は、ラーメン店を含む多くの飲食店で写真を撮る人を見かけます。撮影禁止と言われない限り問題はないのですが、あくまで写真撮影はおまけで、メインはラーメンをおいしく食べることです。
放っておくと麺が伸びてスープも冷めるので、手早く写真撮影を済ませるのが、ラーメンをおいしく食べるコツの1つでもあります。
また、写真撮影の際には、なるべくラーメンや店舗の外観だけにしましょう。厨房など店内の撮影は禁止しているラーメン店も多いので、撮りたい場合は店員さんに撮影可能か聞いてみてください。
2.食べる際は、音を立てて啜るべし
ラーメンだけでなく蕎麦・うどんなど、日本では麺類を食べるときに音を立てて啜る習慣があります。啜って食べることで、麺とスープの絡みがよくなったり、香りがわかりやすくなったりすると言われているのです。
ただ、「啜ってラーメンを食べてみたいけど上手く啜れない」という話も聞きます。コツは、空気も一緒に吸うように、勢いよく啜ること。ラーメンを食べるときは、遠慮がちに啜るのではなく、ぜひとも豪快に啜って食べてみてください。
3.食べ終わったら、次の客に席を譲る
ラーメンを食べ終わった後、並んで待っているお客さんがいる場合は、なるべく早めに席を譲るようにしましょう。食べる早さは人それぞれですが、食べ終わった後にダラダラと喋っているのは、あまりよくないと思われます。
ゆっくり話したければ、カフェなど場所を変えるのがいいでしょうね。
行列に並ぶ際のマナー
人気ラーメン店は行列が発生していることも多く、残念ながらそれに関連したトラブルが多発しています。ただ、そのほとんどは私たち客側が意識すれば解決できるものです。
具体的にどのようなトラブルがあるのか、それを防ぐにはどうすればいいか解説していきます。
1.全員が揃ってから並ぶ
複数人でラーメン店を訪れる際に、あらかじめ誰かが行列に並んで待っていて、後で残りの人が合流することがあります。
並んでいる人の立場になって考えてみると、もう少しで店に入れるというところで横入りされたら、よい気分はしませんよね。さらに長い時間待たされることになってしまいます。
特に東京など都心部のラーメン店では、これによる客同士のトラブルが頻発しており、全員揃ってから並ぶよう店外に掲示している店も増えてきました。
お互い気持ちよくラーメンを食べるためにも、きちんと全員揃ってから行列に並ぶようにしましょう。
2.並んでいる最中は禁煙・禁酒
比較的多いのが、並んでいる最中の喫煙です。タバコの煙やにおいを嫌う方は多いですし、もしタバコの火が他の人に当たったりしたら非常に危険です。
店頭に「禁煙」と掲示しているラーメン店は多いですが、書いてなくても吸わないようにしましょう。
また、時には並んでいる最中にお酒を飲んでいる人がいます。お酒を飲むと声などが大きくなり、他の人や近隣住民に迷惑をかけることも。相手の立場に立って、思いやりのある行動を心がけたいものです。
3.きちんと真っ直ぐ並ぶ
行列が長くなるほど、その列は乱れがちに。道の端に真っ直ぐ並んでいる間はいいですが、グループの人たちが横並びになると、たちまち列は乱れます。
特に東京のラーメン店は狭い道に面していたり、マンションの一角にある店も多いため、通行人やマンションの住民からクレームが入ることがあります。そのせいで移転や閉店したラーメン店もあるので、なるべく真っ直ぐ並ぶよう心がけたいものです。
上記以外にも、駐車場のある店ではきちんと定められた場所に駐車するなど、店や他のお客さんの迷惑になることはしないよう気をつけましょう。
終わりに
以上、日本でラーメンを食べる際に注意すべきこと、食べ方や注文方法など知っておくといいことについてまとめてみました。日本のラーメンを食べる際には、ぜひこの記事を参考にしてみてください。
旅と音楽とラーメンをこよなく愛するエンジニア。 中学生のときにオーストラリアでホームステイしたことをきっかけに、学生時代はバックパッカーにハマる。そんな中で改めて日本の良さを実感し、それをもっと世界中に広めたいと思ってMATCHAのライターに。 マイブームはカメラで、最近はHDRとタイムラプスに挑戦中。