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【2024】大阪市のラーメンランキング15選。5,000杯食べたマニアがオススメ
通算5,000杯以上のラーメンを食べた筆者が、大阪府大阪市内のオススメラーメンを厳選してご紹介します。今回は、大阪府大阪市に数あるラーメン店の中から、おいしくてバラエティ豊かな大阪府大阪市のラーメン店をチョイスしてみました。大阪府大阪市でラーメンを食べたくなったら、MATCHAを見れば間違いない。
どんどんラーメン店のレベルが上がる大阪
大阪には、最近レベルの高いラーメン店が次から次とオープンしています。
東京では見られないようなラーメンを出す店も多く、どこのラーメン店に行くか迷う方も多いでしょう。そこで年間約900杯、通算5000杯以上を食べている超ラーメンマニアの筆者が、大阪で実際に食べ歩いて選んだ、本当においしいラーメン店をご紹介します。
1.大阪ラーメン界の絶対王者「カドヤ食堂 総本店」 西長堀
大阪でラーメンを食べるなら、絶対に外せない超有名ラーメン店が、この「カドヤ食堂」。数あるラーメンの中でも筆者のオススメは、写真の「ワンタンめん」です(税込1,600円)。いたってシンプルな醤油ラーメンですが、とにかく物凄くおいしいのです。
麺もスープもトッピングも、厳選した素材を使って手作りしており、お手本のようなラーメンの1つ。やや値段は高めながら、それ以上の価値あるラーメンです。塩ラーメンやつけ麺なども捨てがたく、筆者は大阪を訪れる度に、ほぼ必ず立ち寄っています。
また、時代に合わせて新たなラーメンを開発するなど、今なお向上し続けるその姿勢は、まさに大阪ラーメン界の王者と呼ぶにふさわしい。昼時は混雑するので、少し時間をずらしての訪問がオススメ。
2.ラーメン激戦区の人気者「ラーメン人生JET」 福島
大阪のラーメン激戦区である福島区で、筆者がもっとも好きなラーメン店が、この「ラーメン人生JET」です。あっさりラーメンからこってりつけ麺まで、非常に豊富なメニューの中で、個人的には写真の「鶏煮込みそば」がオススメ(写真は黒豚チャーシュー追加で、税込1,300円)。
濃厚ながら油っぽさを排除した鶏白湯(とりぱいたん)(※1)スープは、まさに絶品の一言。自家製麺との相性もよく、箸を持つ手が止まりません。さらに、追加トッピングの黒豚チャーシューがまた素晴らしい逸品で、4枚で350円という値段以上の価値があるので、ぜひ食べてみてほしいです。
自家製麺のおいしさを堪能できる、つけ麺も捨てがたいところです。ただ、濃厚つけ麺は遅めの時間だと売り切れていることが多い印象で、それを狙うなら早めの訪問がよいでしょう。
※1:鶏白湯(とりぱいたん)……鶏を長時間煮込んで白濁させたスープで、見た目は豚骨と似ているが異なる
3.大阪ラーメン界の大御所「龍旗信RIZE 大阪なんば店」 難波
大阪ラーメン界の大御所的存在と呼べる有名ラーメン店が、ここ「なんば龍旗信(りゅうきしん) RIZE」です。本店は大阪府堺市にあって、もともとはあっさり塩ラーメンが名物です。しかしながら、難波店では濃厚な鶏白湯ラーメンである、「鶏炊(た)いたん塩そば」も提供しています(税込1,030円)。
まるでシチューやポタージュのように、とろみのある濃厚なスープながら、鶏臭さや油っぽさなどはありません。さらに盛り付けも非常に美しく、店内は狭いながらも洒落た雰囲気となっており、女性のお客さんも多く訪れます。接客も丁寧で、とても居心地がいい。
また、「龍旗信」は関西国際空港にも出店しており、出国間際にも手軽にラーメンを食べられてオススメです。ただ、関西空港店では、あっさり系ラーメンのみの提供なのでご了承ください。
4.高級地鶏のスープが絶品「麺や福はら」 今里
最近の大阪で、特に人気と勢いのあるラーメン店が、この「麺や福はら」です。看板メニューは、写真の「芳醇鶏そば・塩」です(写真は味玉とチャーシュー追加で税込1,500円)。
スープには高価な地鶏を惜しげも無く使っており、その透き通った見た目からは、想像できないほどにしっかりした味わいで、とにかくおいしすぎます。今の大阪の塩ラーメンでは、これが1番と言っても過言ではないほど。美しい低温調理チャーシューなど、トッピングや盛り付けに至るまで完璧です。
大阪市内中心部からは少し距離がありますが、ラーメン好きならわざわざ訪れる価値はあります。開店当初は行列が凄かったものの、今は落ち着いていて行きやすいはずです。
5.大阪一の濃厚つけ麺「麺屋たけ井 阪急梅田店」 阪急梅田駅構内
大阪でつけ麺が食べたくなったら、絶対にここがオススメ。写真の「つけ麺(並)」は、つけ麺では定番の濃厚な豚骨魚介(※2)スープと太麺の組み合わせながら、物凄くおいしい(税込1,060円)。大阪でも、同様のつけ麺は増えているものの、ここは別格です。
さらに、つけ麺の素晴らしさに加えて、忙しい中でも細やかな気配りを欠かさないスタッフさんなど、味以外の部分も完璧。いつも行列ができていますが、それも当然と言えるでしょう。多少並んででも、十分に食べる価値のあるつけ麺だと断言します。ほとんどのお客さんがつけ麺を注文しますが、あっさりしたラーメンも捨てがたいです。
店舗は、大阪駅に隣接する阪急梅田駅にあるのでアクセスのよさも抜群。ただ、駅の構内にあるため、阪急線を利用しない場合は、150円の入場券が必要となります。
※2:豚骨魚介……濃厚な豚骨スープに魚介スープやカツオ節などの粉末を加えたもので、日本のつけ麺では一般的なタイプ
6.味も見た目も完璧「燃えよ麺助」 福島
大阪のラーメン激戦区・福島で、最近特に勢いのあるラーメン店が、この「燃えよ麺助」です。基本メニューとして鴨と貝、2種類のラーメンがあり、個人的なオススメは、写真の「特製金色貝そば」(税込1,350円)。たっぷり入った低温調理チャーシューが、見た目に美しいと同時にインパクト大です。
あっさりしつつ、貝の旨味がしっかりと感じられるスープが絶品。食べ終わってすぐに、同じラーメンをその場でおかわりしたくなったほど。大阪で貝を使うラーメン店は多いものの、個人的にここ「燃えよ麺助」が1番です。
唯一のネックとなるのが行列ですが、客の回転は比較的早い方で、実際に待たされる時間はそこまで長くないはず。多少待ってでも食べる価値のラーメンだということは、筆者が保証します。
7.煮干しスープがとにかくおいしい「烈志笑魚油 麺香房 三く」 福島
大阪のラーメン激戦区・福島で、煮干し(※3)ラーメンが名物となっている人気ラーメン店が、ここ「烈志笑魚油 麺香房 三く(れっししょうゆ めんこうぼう さんく)」です。一言で煮干しラーメンといっても、メニューはかなり豊富にあり、まずは写真の「かけ」をぜひ(税込1,200円)。真ん中に載せられた煮干しが、特徴的なビジュアルです。
煮干しの苦みは抑えつつ、長時間かけて旨味を引き出したスープは、絶品の一言。吸い物(※4)のような飲みやすさがあり、それでいてラーメンのスープらしい、しっかりした味わいに仕上がっています。大阪でも煮干しラーメンの店は増えているものの、これは間違いなく、その中でもトップクラスです。
ランチのピークなどはかなり混雑しているので、可能なら少し時間をずらして行くとよいでしょう。個人的には、夜遅めの時間が、狙い所だと思います。
※3:煮干し……小魚を煮て乾燥させたもの
※4:吸い物……出汁に塩や醤油などで味付けし、魚介類や野菜などの具と共に味わうスープ
8.大阪屈指の超濃厚豚骨ラーメン「無鉄砲 大阪店」 今宮戎
大阪で、こってり豚骨ラーメンを食べるなら、ここ「無鉄砲」がイチオシ。大量の豚骨を強火で長時間煮込んで作るドロドロ濃厚スープは、他店では決して味わえません。こってりラーメン好きでも、初めて「無鉄砲」のラーメンを食べる場合は、その強烈なインパクトに驚くはず(写真はチャーシュー増しで、税込950円)。
しかしながら、このスープの材料は豚骨のみで背脂などは不使用のため、その見た目ほど、くどくありません。あくまでも、骨の髄から溶け出たコラーゲンに由来するもので、実は身体に優しいのです。ただ、もっとこってりした味を求める場合は、そう伝えると写真のように背脂が追加されるのでお試しあれ。
こってりしたラーメンが苦手な人のために、「無鉄砲」では、あっさりした醤油ラーメンも用意されています。また、サイドメニューの餃子もオススメで、ラーメンの前にビールと合わせて、軽く一杯楽しむのもよいでしょう。
9.難波一の絶品行列ラーメン「麺屋 丈六」 難波
多くの人で賑わう難波にある、大阪トップクラスの有名ラーメン店が、ここ「麺屋 丈六」です。看板メニューは、東大阪のご当地ラーメンをモチーフにした、写真の「中華そば」です(写真は肉増しで、税込1,000円)。肉増しにしても800円という、コストパフォーマンスのよさが非常にありがたい。
しかしながら、ただ安いだけではなく、味の方も格別に素晴らしい。見た目に反して全然塩っぱくなく、意外とあっさりした味わいで、ほんのり感じる酸味や甘みが印象に残ります。このスープに合わせる自家製ストレート麺も、喉越しがよくて実においしい。行列ができているのも、当然でしょう。
ちなみに、「麺屋 丈六」では、店主の故郷である和歌山のラーメン文化に倣って、早寿司(はやずし)と呼ばれる鯖の寿司を用意しています。これとラーメンを一緒に食べるのが、和歌山では定番だそうで、お腹に余裕があれば、是非注文してみてください。
10.大阪の穴場的名店「らーめん 香澄 阿波座本店」 阿波座
大阪市西部で特にオススメなラーメン店が、この「らーめん 香澄(かすみ) 阿波座本店」です。背脂入り煮干しスープに太麺を合わせた、写真の「煮干ラーメン」が看板メニュー(税込1,100円)。
煮干しの苦みは一切なく、風味豊かで上品な味わいのスープは、いくらでも飲めそうです。背脂もそれなりに入っているものの、くどいと感じることもありません。合わせる太麺との相性は抜群で、盛り付けもシンプルながら美しい。
ラーメン以外に、煮干し油の風味際立つ「煮干まぜそば」(税込950円)も捨て難い。こんな素晴らしいラーメンなのに、あまり極端に混雑することもない印象で、大阪でも穴場的存在と言えるラーメン店の1つです。
11.【閉店】大阪随一の個性派「麩にかけろ 中崎壱丁」 中崎町
開店当初は、ラーメンマニア向け扱いされていたものの、今や大阪を代表する人気ラーメン店の1つと言えるのが、この「麩(ふすま)にかけろ 中崎壱丁(なかざきいっちょう)」です。基本メニューは醤油と塩の2種類あり、個人的には写真の「塩らーめん」がオススメ(税込750円)。
貝の旨味に溢れたスープは、言葉でその味を表現するのが難しい独特のもので、しっかり魚介系の旨味があって尚かつ上品。ただ、おいしいことは間違いなく、京都の有名製麺所が作る滑らかな麺との相性も抜群。途中で卓上のエビ油を入れると、さらに味に深みが出るのでお試しを。
「麩にかけろ 中崎壱丁」では、定期的に繰り出される期間限定ラーメンにも定評があります。主に旬の食材を使った、その季節ならではのラーメンが多く、根強いファンも多くいるようです。
12.大阪では珍しい手打ちラーメン「手打ち麺 やす田」 新大阪
大阪では数少ない、手打ち麺をウリにする大人気ラーメン店が、この「手打ち麺 やす田」です。ラーメンは塩と醤油の2種類があり、初めてなら写真の「手打ちらあめん 塩」をぜひ(税込850円)。煮干し出汁ベースのスープは、油を抜いたらそのままうどんにも使えそうな、優しい味わいです。
そして、「手打ち麺 やす田」自慢の自家製手打ち麺は、麺そのもののおいしさに加えて、その喉越しのよさが印象的。ここでは店主が常にベストな状態で茹で上げて提供するラーメンを、じっくりと味わってみてほしいです。
また、店舗は新幹線の停車駅である新大阪駅の近くにあるため、アクセスは非常に便利。新幹線で移動する際の前後にでも、気軽に立ち寄ってみてください。ラーメンだけで物足りない場合は、ご飯もののサイドメニューを追加するのがオススメです。
13.身体に優しいラーメンがウリ「塩元帥 西中島店」 西中島南方
無化調・無添加で、身体に優しいラーメンが味わえる、大阪中心部の人気ラーメン店が、ここ「塩元帥(しおげんすい)」です。看板メニューは、写真の「天然塩ラーメン」で、無理なくスープまで飲み干せるあっさりした味わいながら、しっかりと深みもあって素晴らしい(税込891円)。
このラーメンを作るために、「塩元帥」では安心安全な素材にこだわり、サイドメニュー含め、すべて手作りです。サイドメニューに使うマヨネーズまでも自家製というのだから驚きです。
また、「塩元帥」は、基本的に無休で営業時間も長く、ランチからお酒を飲んだ後の〆まで、いつでも気軽に立ち寄れるのもいいところ。個人的に、餃子や焼き飯もオススメなのでぜひ食べてみてほしいです。
14.【休業中】コスパのよさは大阪随一「中華蕎麦 葛」 本町
大阪市内で、安くておいしいと評判になっている大人気ラーメン店が、この「中華蕎麦 葛(かずら)」です。ラーメンは通常3種類あり、初めてなら、まずは写真の「出し蕎麦」をぜひ(写真は味玉半分とチャーシュー追加で、税込700円)。
鶏白湯スープと醤油ダレを合わせて撹拌することで、ご覧のような泡立った仕上がりになります。なかなかの濃度がありながら、その見た目通り、まろやかクリーミーな口当たり。味玉やチャーシューも、味のよさに加えて見た目が美しく、これで700円でいいのかと思ってしまうほどです。
「中華蕎麦 葛」ではサイドメニューにも定評があり、フレンチの経験を持つ店主による「ローストポーク丼」は絶品です。ラーメンの量は少なめな印象なので、腹ペコなら是非一緒に注文してみてください。
15.メニュー豊富でどれもおいしい「麺屋彩々 昭和町本店」 昭和町
大阪市南部、日本一高いビルの「あべのハルカス」から比較的近くにある人気ラーメン店が、この「麺屋彩々(めんやさいさい) 昭和町本店」。10種類以上のメニューがある中で、個人的にオススメしたいのが、写真の「まぜそばRED(※5)」です(税込1,000円)。
店主の実家で手作りした味噌を使っているらしく、日本人でもあまり食べたことがない、何とも言えない独特の味わいがクセになります。ほかのラーメン店では絶対に食べられないもので、味のよさと個性を両立していて素晴らしい。麺の量はそこまで多くないですが、野菜たっぷりで食べ応えも十分です。
土日ともなれば、開店前から20〜30人ぐらいの行列も珍しくないようですが、ラーメンの味に加えて丁寧な接客も考慮すれば、それも当然かと思います。ちょっと大阪市内中心部からは離れるものの、絶対に食べてみてほしいです。
※5:まぜそば……スープの代わりに少量のタレを絡めて食べる、ラーメンの一種
大阪のラーメンを食べ尽くそう!
大阪にも、いろいろなラーメンがあるということが、よくわかっていただけたかと思います。大阪で食べ歩きをする際には、その中にラーメンも組み込んでみてはいかがでしょうか。
ぜひこの記事を参考に、大阪で自分の好みに合うラーメンを探してみてください。
旅と音楽とラーメンをこよなく愛するエンジニア。 中学生のときにオーストラリアでホームステイしたことをきっかけに、学生時代はバックパッカーにハマる。そんな中で改めて日本の良さを実感し、それをもっと世界中に広めたいと思ってMATCHAのライターに。 マイブームはカメラで、最近はHDRとタイムラプスに挑戦中。