旅の準備はじめよう

東京、京都と並んで人気の観光地、大阪。古くから商人の街として栄えた大阪は、独特のエネルギーに満ちています。ショッピングやローカルフードを楽しめる商店街、日本を代表するテーマパーク、ロマンティックな展望台や水族館……大阪の魅力をさまざまな角度からご紹介します。
近年、東京、京都と並んで人気の観光都市、大阪。東京が日本における行政の中心地とするならば、大阪は商業の中心地。
古くから商人の街として栄え、街は活気とエネルギーに満ちています。そんな大阪の魅力を堪能できる場所、15選をご紹介しましょう!
1.大阪観光の中心地「道頓堀」
2.一日中楽しめる「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)」
3.雄大にそびえる「大阪城」
4.大阪の今昔が混在する「通天閣・新世界」
5.おいしさが集まる「黒門市場」
6.大阪を一望「空中庭園展望台」
7.日本最大級の水族館「海遊館」
8.カップルにオススメ「天保山大観覧車」
9.レトロな大阪の街並み「法善寺横丁」
10.日本一高いビル「あべのハルカス」
11.伝統芸能に触れるなら「国立文楽劇場」
12.大阪随一のパワースポット「住吉大社」
13.自然を感じよう「箕面大滝」
14.家族連れでも楽しい「万博記念公園・太陽の塔」
15.オリジナルヌードルが作れる「カップヌードルミュージアム」
Picture courtesy of Osaka Government Tourism Bureau/JNTO
大阪でもっとも有名な観光スポットの一つが道頓堀。
名物は、ずらりと並ぶ巨大看板。菓子メーカー「グリコ」の両手を上げたランナーや、動くカニなど、フォトジェニックな看板が至るところにあります。ライトアップされた夜に見ると、その迫力に圧倒されるでしょう。
隣り合う心斎橋エリアを貫くのは、飲食店やアパレルショップが並ぶ商店街。その長さは約580メートル! 毎日多くの人で賑わう、大阪の魅力が凝縮された場所です。大阪のローカルフードが食べられる店も多く集まっています。
Picture courtesy of ユニバーサル・スタジオ・ジャパン
ユニバーサル・スタジオ・ジャパンは、ハリウッド映画を中心に国内外のエンターテイメントコンテンツが集結した、一日中楽しめるテーマパークです。
「ジョーズ」や「ジュラシック・パーク・ザ・ライド」、また近年オープンした「ウィザーディング・ワールド・オブ・ハリー・ポッター」「ミニオン・パーク」など映画の世界を再現したアトラクションが人気。夏に開催される人気キャラクターとの水かけ合戦や、パーク内のいたる所からゾンビが現れるハロウィーンでの「ストリート・ゾンビ」など、体験型イベントも見逃せません。
大阪市内にそびえる大阪城。日本三名城にも数えられています。
日本統一を果たした豊臣秀吉によって1583年より築城され、その後焼失、修復を繰り返し、1931年の再建により現在の形となりました。夜はライトアップされ、幻想的な姿となります。周囲は公園になっており、春には園内に植えられた約3,000本の桜が美しく咲き誇ります。
大阪のシンボルともいえる「通天閣」は、高さ103メートルの展望塔。大阪の街並みが一望できます。5Fの展望台にある「ビリケン」像は、足の裏をなでると幸せになれると言われ、常に行列ができています。
また通天閣の周囲は「新世界」と呼ばれる、みやげ店や飲食店が並ぶエリア。派手な看板と賑やかな雰囲気の中でショッピングや食事が楽しめます。レトロな風景と大阪グルメが一度に楽しめる人気のスポットです。
1852,725
その土地ならではの活気を味わうことができる場所が、市場。大阪でもっとも有名な市場が、「黒門市場」です。
目に飛び込んでくるのは、生カキ、ウニ、海鮮丼、和牛、高級フルーツ……おいしいものを好きなだけ食べましょう! 市場には鮮魚、精肉、果物や飲食店など約180軒の店が軒を連ねています。
場内にあるインフォメーションセンターには多言語対応できるスタッフがおり、無料Wi-Fiや外貨両替機、手荷物預かり所(有料)もあるので安心です。
「THE TIMES」誌で「世界の建築TOP20」に選ばれたこともある梅田スカイビル。凱旋門のような独特の形状が目を引きます。
その最上階である40Fは、大阪の街を一望できる空中展望台! 実際に外に出て屋上から見ることもでき、地上173メートル、360度のパノラマを楽しめます。夜に行けば、日本の「夜景100選」にも選ばれた美しい夜景が広がります。
日本を代表する大型の水族館です。見どころは容積5,400トンを誇る世界最大級の水槽。サメやエイたちの間を、大きなジンベイザメがゆうゆうと泳ぐ姿は圧巻の一言。
隣接する天保山観覧車とあわせて、地元の人の定番のデートスポットでもあります。
海遊館のすぐとなり、大阪有数の総合レジャースポット「天保山ハーバービレッジ」の中にあるのが、天保山(てんぽうざん)大観覧車。高さ112.5メートル、直径100メートルもある日本最大級の観覧車です。1周にかかる時間は15分なので、空の旅をゆっくり楽しめます。
大阪の景色が一望できるだけでなく、眼下に広がる海を眺めることができるのも魅力。夜景もまたロマンティックです。
道頓堀から徒歩3分ほどの法善寺横丁では、石畳の細い道が続き、古きよき大阪の雰囲気を感じられます。
ぜひとも立ち寄りたいのは、横丁の入口付近にある法善寺。ここにある水掛不動(みずかけふどう)という像に水をかけながら願い事をすると、その願いが成就するといわれています。不動尊は長年水がかけられたため、苔で覆われた姿になっています。
あべのハルカスは、日本で最も高いビルです。その高さはなんと300メートル!
11Fまでは洋服や雑貨などのショッピングフロア、12〜14Fはレストランフロアになっており、寿司、天ぷら、うなぎなどの和食から、イタリアン、フレンチまで44つのレストランが並びます。
お腹を満たした後はさらに上層階へ。16Fは国内外のアートを展示する「あべのハルカス美術館」、58〜60Fは展望台です。一つのビル内でさまざまな楽しみ方ができます。
Picture courtesy of 国立文楽劇場
日本の伝統芸能に興味がある方は、文楽劇場がオススメです。「文楽」は歌舞伎、能と並ぶ日本を代表する伝統芸能で、2008年にはユネスコの無形文化遺産に指定されました。
歌舞伎や能と違うのは、文楽が人形劇だという点。ひとつの人形を3人で動かすため、その動きは美しく繊細で、人形の心情までも生き生きと表現します。
舞台の脇に座るのは、独特の語り方でナレーションや登場人物のセリフなどを表現する「太夫(たゆう)」と、情景に応じて音色を弾き分ける「三味線」。人形、太夫、三味線が一体となって深みのある物語世界を作り出します。
文楽の公演は英語のイヤホンガイド(有料)のほか、あらすじを記載した無料のチラシ(英語、中国語、韓国語)が配布されています。予約は公式HPから。
©Osaka Government Tourism Bureau/©JNTO
住吉大社は、全国に2300社ある住吉神社の総本社。日本を代表する神社のひとつで、その歴史は1800年にも及びます。本殿は神社建築の中でも最古の様式の一つとされ、国宝に指定されています。
境内にはシンボルの反橋(そりはし)という橋をはじめ、多数の文化財や樹齢1000年を超える楠など、悠久の歴史を感じさせるパワーにあふれています。
ここからは大阪市内から少し離れます。大阪で自然を体感するなら箕面(みのお)公園へ。大阪市内から電車で約30分ほどの位置にあります。
清流が脇に流れる山道を約40分登ると、荘厳な滝が見えてきます。日本の滝100選にも選ばれた「箕面大滝」です。紅葉の時期はもみじが色づき、山歩きもいっそう美しさを増します。
名物はもみじの天ぷら。最初は「葉っぱを食べるの?」と少しためらうかもしれませんが、食べてみると濃厚な甘さが病みつきに。
山道の入口近くには箕面温泉スパガーデンがあるので、帰りに汗を流して帰るのもオススメです。
Picture courtesy of 大阪府日本万国博覧会記念公園事務所
万博記念公園は、1970年に開かれた万国博覧会の跡地。現在は広大な公園になっています。
シンボルは「太陽の塔」。芸術家・岡本太郎がデザインした、高さ約70メートルの巨大な塔が来客を出迎えます。
緑あふれる自然文化園でリフレッシュするもよし、日本庭園を散歩するもよし、国立民族学博物館で世界中の民族資料を楽しむもよし。また、万博に隣接した場所に2015年、商業施設「エキスポシティ」がオープン。家族連れでも一日中楽しめます。
万博記念公園内のマップやアクセス方法は公式HPをご確認ください。
Picture courtesy of 日清食品ホールディングス株式会社
お湯をかけるだけで食べられるインスタントラーメン、実は大阪生まれだと知っていましたか?
日清食品の創業者・安藤百福(あんどうももふく)は、大阪で「チキンラーメン」を発明し、後には世界的に知られる「カップヌードル」を生み出しました。「カップヌードルミュージアム 大阪池田」では、オリジナルのカップヌードルを作ることができます(予約不要)。
ここまで大阪の行きたい場所をご紹介してきました。でも、ただ行くだけではもったいありません。商人の街、大阪に住む人々はとてもフレンドリー。地元の人との交流もぜひ楽しんで、日本での旅をさらに素晴らしいものにしてください!
Written by
MATCHA Editer.