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京都・大阪から行く絶景スポット。日本三景「天橋立」の楽しみ方
約8,000本の松の木と砂浜が、湾を横切るように続く京都「天橋立」。宮城県の松島、厳島神社のある広島県の宮島と並び、「日本三景」として古くから日本人に親しまれてきました。近くにはパワースポットや温泉施設があり、夏は海水浴場としても賑わいます。自然が作る美しい景色を見に、足を延ばしてみませんか。
自然が作りあげた美しい景色
Photo by Pixta
宮城県の「松島」、厳島神社のある広島県の「宮島」と並び、日本の中でもとくに景色が美しい場所「日本三景」として知られている、京都府の「天橋立(あまのはしだて)」。京都駅から特急に乗ると約2時間で到着します。
約8,000本の松と砂浜が1本の道のように湾を横切り、海と湾を南北に隔てています。砂州(※1)でできたこの地形が、昔の日本では天にかかる橋のように言われたことから「天橋立」という名前が付けられました。
天橋立は歩いて渡ったり、砂浜でのんびり過ごしたりと楽しみ方もさまざま。ケーブルカーなどで展望台に上ると、湾を隔てる景色を見ることができます。
ここでは、天橋立の楽しみ方と周辺の観光スポット、アクセスなどを紹介します。
※1:砂州(さす)……入り江の片方から対岸に向かって伸びている洲。水の流れや風によって運ばれてきた土砂で作られる。
天橋立を楽しむ3つのポイント
1.徒歩やサイクリングで散策する
Photo by Pixta
天橋立の全長は約3.6キロメートル。松の木に囲まれた並木道が続きます。大きな幹の松は迫力満点! 途中に神社や石碑、鳥居などがあるので寄り道しながら景色を楽しんでください。ゆっくり歩くとおよそ1時間〜1時間半ほどの散策コースになります。
両岸ではレンタサイクルも可能。自転車で渡ると約20分です。渡り切ったところで乗り捨てもできます。
2.砂浜でのんびりする
松並木の奥には、白い砂浜と青い海。ビーチでゆっくり海を眺めて過ごすのもオススメです。夏の時期は海水浴場として人気のスポットにもなります。海の透明度も高く波も少ないため、海に入って遊ぶのにピッタリですよ。
海水浴場は京都丹後鉄道「天橋立」駅から徒歩約7分。19:00~22:00には砂浜でライトアップもあるので、周辺に1泊して楽しみたいですね。
3.「股のぞき」で展望台から鑑賞する
天橋立駅側からは「天橋立ビューランド」、対岸からは「傘松公園」で海を隔てる天橋立を見ることができます。写真の景色は傘松公園から。
天橋立の展望台に上がったら「股のぞき」をするのが観光の定番です。「股のぞき」とは、足と足の間に顔をだし、逆さになって眺めること。股のぞきの眺めは、天の橋立が空に昇っていく龍のようにみえます。
傘松公園からの天橋立はきれいな1本の線となって、天橋立ビューランドからは手前に豊かな緑があり、龍の頭のように撮影することができます。
また両展望台とも、レストランやカフェが併設されています。一面に広がる絶景を眺めながら食事をとるのもよいですね。
近隣のオススメスポット
変わったおみくじが吊るされている「智恩寺」
天橋立駅から徒歩5分、智恩寺には文殊菩薩(もんじゅぼさつ)と呼ばれる知恵を授ける仏様さまが祀られており、学業などのお願いごとをする人が日本全国からお参りに来ます。
ほかではあまり見られない特徴が、松の木に吊るされた小さな扇子。智恩寺のおみくじなのです。「すえひろ扇子おみくじ」と呼ばれ、占ったあとは松の木に吊るして帰るのが習わしとのこと。ぜひ試してみてください。
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駅近くにある温泉施設「智恵の湯」
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天橋立駅から徒歩1分の場所に、「智恵の湯」という温泉もあります。露天風呂もあるので、1日散策した後に疲れた体を癒して帰ってもよいですね。
料金は大人700円、営業時間は12:00~21:00です。毎週水曜日は定休日なのでご注意ください。外には無料で利用できる足湯があるので、時間がない方は足湯だけでもオススメです。
また、天橋立駅観光案内所では、天橋立ビューランドのリフト往復券と智恵の湯の入浴券がセットになった割引券を販売しています。1,550円が1,000円になるので、展望台にも行く予定の方はこちらがお得ですよ。
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ひっそり佇むパワースポット「眞名井神社」
「【海の京都】天橋立だけじゃない!地元の方に聞いた宮津市の5つの楽しみ方(後編)」より
傘松公園側にある眞名井(まない)神社は、パワースポットとして知られています。
境内には湧き水があり、「神へ供えた水」として古くから神聖なものとされてきました。水自体とても清らかなので、ペットボトルに入れて持ち帰る方も多いそうです。
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京都・大阪から天橋立駅へのアクセス
京都から
安く行きたい場合は高速バスが便利です。3,000円前後で所要時間約3時間。詳しくはこちらをご覧ください。
JR京都駅からは特急はしだてに乗車すると、乗り換えなしで天橋立駅まで行くことができます。料金は4,590円、所要時間は約2時間です。
本数は1時間に1本程度ですが、時間帯によっては途中の駅で乗り換えが必要です。
天橋立駅:Google Map
大阪から
JR大阪駅から電車で行く場合は、1度京都駅まで出て、特急はしだてに乗るのが1番わかりやすいでしょう。JR大阪駅から京都駅までは「新幹線?電車?バス?大阪から京都へのアクセス、早くて安い移動手段は?」の記事をご覧ください。
天橋立駅から各展望台へのアクセス
写真左:ケーブルカー、写真右:リフト
傘松公園
傘松公園は天橋立を渡った先にあります。散策しながら対岸まで行くとよいでしょう。
展望台へは、ケーブルカーかリフトを使います。ケーブルカーの乗車時間は4分、リフトは6分程度。往復680円(大人)で、どちらにも乗ることができます。
営業時間:
ケーブルカー
始発 8:00
最終
12月~2月 16:30
3月、11月 17:00
4月~10月 17:30(7月20日~8月20日は18:00まで)
リフト
3月~11月 9:00~16:00
※季節により最終時間は異なります。
※12月~2月は運休です。
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天橋立ビューランド
天橋立駅からリフト・モノレール乗り場までは徒歩約5分。頂上まではリフトで約6分、モノレールで約7分です。料金は、入園料込みで往復850円(中学生以上)。リフト・モノレールどちらも使えます。
営業時間:
始発 9:00(7月21日~8月20日までは8:30)
最終
2月21日~7月20日 17:00
7月21日~8月20日 18:00
8月21日~10月20日 17:00
10月21日~2月20日 16:30
天橋立ビューランド周辺のおすすめホテル
おわりに
美しい景色、神聖な寺社仏閣、旅の疲れを癒す温泉など、天橋立にはさまざまな見どころが揃っています。京都・大阪観光の際は、1日足を延ばしてみてはいかがでしょうか。
元記事執筆:Haruka
※本記事は2015年10月24日に公開した記事を2022年版にリライトしたものです。