ライター FujimotoHiro
昼とは違う幻想的な町並み。"夜の祇園"を歩いてみよう

京都・祇園は、いまも古い町並みが残る、日本有数の歓楽街。日中は観光客であふれるこの街が、夜になるとまた違った顔を見せることをご存知ですか? ほの明るい幻想的な、夜の祇園を紹介します。
日本らしい風情を感じられる京都・祇園エリア。日本古来の木造建築が多く立ち並ぶこの場所は、日本のみならずアジア・ヨーロッパの国々からたくさんの観光客が訪れる場所です。
今回は夜の幻想的な祇園の街を紹介します。
京都随一の歓楽街「祇園」

祇園は京都随一の歓楽街です。元々は八坂神社(旧称:祇園社)の門前町(※1)として栄え、時代が下ると遊興の街として発展してきました。
祇園と呼ばれるエリアの範囲は広大です。東端には八坂神社があり、そこから正反対の方向へ500mほど進むと西端の鴨川に出くわします。南北の範囲も500mほどで、南端は建仁寺(けんにんじ)、北端は新橋通の辺りまで広がっています。
※1:門前町(もんぜんまち)……大きな寺院や神社の周辺にできた街。巨大な寺社には多くの参拝者が集まることから、門前街には彼らを対象とする商店や飲食店が集まる。