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幻想的な"夜の祇園"の歩き方。料亭や劇場、舞妓が通う神社も
京都・祇園は、いまも古い町並みが残る、日本有数の歓楽街。日中は観光客であふれるこの街が、夜になるとまた違った顔を見せることをご存知ですか? ほの明るい幻想的な、夜の祇園を紹介します。
日本らしい風情を感じられる京都・祇園エリア。日本古来の木造建築が多く立ち並ぶこの場所は、日本のみならずアジア・ヨーロッパの国々からたくさんの観光客が訪れる場所です。
今回は夜の幻想的な祇園の街を紹介します。
京都随一の歓楽街「祇園」
祇園は京都随一の歓楽街です。元々は八坂神社(旧称:祇園社)の門前町(※1)として栄え、時代が下ると遊興の街として発展してきました。
祇園と呼ばれるエリアの範囲は広大です。東端には八坂神社があり、そこから正反対の方向へ500mほど進むと西端の鴨川に出くわします。南北の範囲も500mほどで、南端は建仁寺(けんにんじ)、北端は新橋通の辺りまで広がっています。
※1:門前町(もんぜんまち)……大きな寺院や神社の周辺にできた街。巨大な寺社には多くの参拝者が集まることから、門前街には彼らを対象とする商店や飲食店が集まる。
遊びの街として栄えた祇園には、昔の遊び場、現代で言うアミューズメント施設がたくさん残っています。例えば歌舞伎の劇場である南座(みなみざ)や、日本の伝統的舞踊が演じられる祇園甲部歌舞練場は、その代表格と言ってもよいでしょう。
その他、料亭に行けば、舞妓(まいこ)が舞や芸を披露してくれることもあります。
夜の祇園を歩いてみよう!
祇園には今も、昔ながらの風景が残っています。格子戸が特徴の町並みは、眺めているだけでタイムスリップしたかのような気持ちになれます。そしてそんな祇園の町並みが、夜になるとまた違った美しさで彩られるのです。
今回は祇園エリアから、幻想的な夜の花見小路通りと新橋通りを紹介したいと思います。
まずは花見小路通り。祇園の中心を通るメインストリートです。
花見小路通りは、交差する四条通りによって南北に分断されており、南と北では雰囲気が全く異なります。北側は居酒屋などが入居するテナントビルが多いのに対し、南側には歴史の風情感じさせる料亭や料理店が軒を連ねています。
灯篭のぼんやりとした灯りが石畳に照り返され、昼間とは違う幻想的な光景が広がっていました。
続いて新橋通り。花見小路よりもやや落ち着いた雰囲気の通りです。
新橋通りを歩いていると見つかる、小さな神社。名前を辰巳神社と言います。「祇園のお稲荷さん」とも呼ばれ、舞妓をはじめとする芸能関係者に親しまれてきました。本来は辰巳の方角(南東)を守るために建てられた神社だそうです。
少し道を外れると狭い通路にお好み焼き屋や鉄板焼き屋がありました。価格帯の高いお店や、手頃なお店など、様々なニーズに応えてくれるお店が集まっています。
暑い季節ならば、川のせせらぎに耳を傾けながら涼をとるのもオススメです。川辺の景色は、少し日の落ちてきた辺りが一番きれいだと思います。
祇園でのルール
落ち着いた雰囲気を楽しむために祇園を観光するときのルールがあります。
この地区では子供でも簡単にわかるように写真のような絵入りの標識が至る所にあります。
ゴミを道に捨てること、飲食・喫煙をしながら歩くことはもちろん、舞妓さんをひっぱったり、柵などにもたれかかることも禁止となっています。観光するときは気を付けましょう。
祇園の街を、様々な角度から楽しんでみよう
祇園は夜になると気温も落ち着き、とても涼しく心地よいです。
普段は賑やかな祇園も夜になると人が少なくなり、街の中にある自然の音を聞くことができます。昼間には見ることのできないおちつきのある京都・祇園の空気を感じてはみませんか?
Information
祇園
住所:京都府東山区祇園
営業時間:-
定休日:-
Wi-Fi環境:-
クレジットカードの有無と種類:-
言語対応レベル:-
他言語メニューの有無:-
最寄り駅:京阪電車祇園四条駅 阪急電鉄河原町駅
アクセス:京阪電車祇園四条駅より 徒歩1分 阪急電鉄河原町駅より 徒歩5分
価格帯:-
宗教情報:-
電話番号:075-531-2288
公式HP:祇園商店街振興組合
関西在住のオタク。「わたしと みんなと 楽しめる記事を」 そんな記事を提供できればと思います。