旅の準備はじめよう
長崎のおみやげ10選。美しい工芸品から伝統的なお菓子まで
長崎には外国の文化を上手に取り入れたさまざまな種類の特産品があります。とくにポルトガルから伝わったという「カステラ」は長崎を代表するおみやげ品。このほかにも古くから親しまれているお菓子や美しい工芸品など長崎にはおみやげにぴったりの銘品がたくさんあります。この記事では、長崎に行ったら買うべきオススメのおみやげ10選を紹介しています。
古くから交易地として外国との交流があった長崎には、海外文化を取り入れたさまざまな種類の特産品があります。とくにポルトガルから伝わったというカステラは長崎を代表するおみやげ品。そのカステラを飲み物にした「カステラサイダー」という飲料まで作られていることから、その人気ぶりがうかがえます。このほかにも長崎には銘品がたくさん。この記事では、長崎に行ったら買うべきオススメのおみやげ10選を紹介します。
長崎で買えるオススメのおみやげはこちら!
1.長崎カステラ
16世紀にポルトガル人の宣教師によって長崎に伝えられたのがカステラの起源と言われています。もとは卵と小麦粉、砂糖のみで作られるシンプルな焼き菓子。時代とともにアレンジが加えられ、卵の風味が豊かで甘くておいしい「長崎カステラ」が生まれました。
© (一社)長崎県観光連盟提供
「長崎カステラ」の元祖は「福砂屋(ふくさや)」と言われており、「松翁軒(しょうおうけん)」や「文明堂(ぶんめいどう)」も老舗として有名です。また、宮内庁御用達の「匠寛堂(しょうかんどう)」、ワインに合うカステラなど様々な味のカステラを販売している「清風堂(せいふうどう)」も人気店。「福砂屋」や「文明堂」のカステラは、JR長崎駅や長崎空港などでも購入できます。賞味期限が1週間から10日と短いので購入する際はご注意を。価格は1本1,000円前後~です。
福砂屋 長崎本店:長崎県長崎市船大工町3-1/営業時間8:30〜20:00
松翁軒本店:長崎県長崎市魚の町3-1/営業時間9:00〜20:00
文明堂総本店:長崎市江戸町1-1/営業時間8:30〜19:30
匠寛堂:長崎県長崎市魚の町7-24/営業時間9:00~19:00
清風堂 グラバー坂通り店:長崎県長崎市南山手町2-6/営業時間9:00~18:00
2.カステラ菓子
© (一社)長崎県観光連盟提供
カステラをアレンジして作られたのが「文明堂」の「カステラ巻」や「三笠山」などのカステラ菓子。一つ一つ個包装になっているので、会社や学校などでおみやげを配るときに便利です。
「三笠山」とは円盤状に焼いたカステラ生地に餡をはさんだもの。「どら焼き」のような和菓子です。価格は4個入り800円(税込)です。「カステラ巻」は、カステラを「三笠山」の皮で包んだもの。カステラのおいしさと和菓子の上品な味を一緒に味わえます。価格は6個入り821円(税込)。「文明堂」の各店舗や長崎駅、長崎空港などで購入できます。どちらも賞味期限が1週間程度と短めなのでご注意ください。
3.カステラサイダー
© (一社)長崎県観光連盟提供
長崎名物のカステラを飲みものにしたのがこちらの「カステラサイダー」。カステラの箱のような可愛らしいパッケージに、2本の小瓶が入って540円。カステラ好きの方や少し変わり種のおみやげを探している人に特にオススメです。県内のおみやげ店などで購入できます。
4.長崎サブレ
「長崎菓房」の「長崎サブレ」はヨーロッパ伝統の製法で焼き上げられたサブレです。サクサクと食感がよく、ついもう一枚、と手が伸びるおいしさ。長崎らしいパッケージも人気を集めています。賞味期限は長めなのですぐにおみやげを渡せない場合でも安心。16枚入り648円(税込)。長崎市内のおみやげ店や空港で購入できます。
5.おたくさ
「おたくさ」とは、長崎に似合う花として親しまれているアジサイの花のことを指しています。そのアジサイを形どって作られたのが、こちらのお菓子「おたくさ」。サクサクと香ばしいパイ生地のお菓子です。長崎駅や空港、バスターミナルなどの売店で買うことができます。価格は18枚864円(税込)です。
6.中華菓子
© (一社)長崎県観光連盟提供
長崎といえば中華街があり、市内には中華菓子を扱う店も点在します。中華菓子の中でもオススメなのが、らせん状に形作られていることから「よりより」とも呼ばれる揚げ菓子「麻花兒(マファール)」やクルミやピーナッツが包まれている「月餅」。「麻花兒」は一袋500円ほど。中華街にある「蘇州林」などで購入できます。
蘇州林 長崎唐菓子店:長崎県長崎市新地町13-17 /営業時間:10:00~20:30
7.九十九島せんぺい
「九十九島せんぺい」は小麦粉で作られた生地にピーナッツがちりばめられたせんべいのことで、ピーナッツは長崎の景勝地九十九島を表現しているそう。九州地方ではお米でできたものを「せんべい」、小麦粉でできたものを「せんぺい」と呼んでいたことからこの名がついています。ピーナッツの豊かな香りが口いっぱいに広がるお菓子です。12枚入り720円(税込)。長崎駅や長崎空港の売店で購入できます。
8.焼酎
© (一社)長崎県観光連盟提供
九州地方では蒸留酒の焼酎がよく飲まれます。長崎も例外ではなくたくさんの焼酎の蔵元が県内各地にあり、特産品となっています。写真でご紹介している「壱岐焼酎(いきしましょうちゅう)」は、壱岐島(いきのしま)内で島の水を使って作られる焼酎で、ブランドとしても世界的に有名。「壱岐焼酎」には麦の貯蔵熟成酒が多く、まろやかな味わいから焼酎ファンの人気を集めています。県内の酒店やみやげ物店で購入できます。価格は1本1,000円程~。
9.長崎べっ甲
© (一社)長崎県観光連盟提供
べっ甲とはタイマイ(ウミガメ)の甲羅から作られる工芸品のこと。べっ甲細工は1700年ごろに中国から長崎へと技術が伝えられたとされ、現在では長崎を代表する伝統工芸品となっています。ネクタイピンやブローチ、ネックレス、かんざしなどのべっ甲細工は、高価ですがおみやげ品として人気があります。「江崎べっ甲店」、「鼈甲屋たがわ」などが有名。
江崎べっ甲店:長崎県長崎市魚の町7-13
鼈甲屋たがわ:長崎県長崎市今博多町56
10.波佐見焼
© (一社)長崎県観光連盟提供
長崎県の波佐見町で作られている焼き物の総称で、日本の伝統工芸品にも指定されています。透き通るような白磁に藍色の染付が施されたデザインが、「波佐見焼」の基本となる特徴です。日用品として使われるものも多く、丈夫なのも特徴の一つ。最近では「白山陶器」や「堀江陶器」などから北欧食器のようなシンプルでおしゃれなデザインの器が生産され、若者の人気を集めています。
長崎のオススメショッピングスポット
長崎のみやげをまとめて買いたい場合は長崎空港内のおみやげ店か、JR長崎駅直結の駅ビル「アミュプラザ」に行くのがオススメ。「アミュプラザ」の1Fの「長崎おみやげ街道」というコーナーには長崎の代表的なみやげ物がそろっています。他にも、洋服やアクセサリー、インテリア雑貨などの買い物も楽しめます。
また、ハウステンボスにはミッフィーやテディベアなどのオリジナルグッズやオリジナルのお菓子が、軍艦島には軍艦島がデザインされたクリアファイルなどのグッズがあるので行かれる際はお見逃しなく!
※2016年12月現在の情報です。価格や営業時間等は変更される場合がありますのでご了承ください。