旅の準備はじめよう

白馬村は、長野県北西部の北安曇(きたあずみ)郡の白馬山のふもとにあるエリア。スキーリゾート地として根強い人気を誇ります。夏は避暑地としても人々が訪れます。この記事では、白馬の気温や、スキー場、スキー以外のアクティビティや観光スポットを紹介します。
白馬村は、長野県北西部の北安曇郡、白馬山のふもとにある村。
面積189.36平方キロメートル、人口およそ9,000ほどの小さな村ですが、風光明媚(ふうこうめいび)な土地として国内外からの観光客が絶えません。夏の平均気温は20℃ほど。都内にくらべて涼しいため、避暑地としても人気です。
白馬は、登山やスキーなどのマウンテンスポーツの聖地としても知られています。
冬はサラサラとしたパウダースノーが降ることから、白馬のスキー場はスキーヤーたちからの根強い人気を誇ります。なかでも、長野オリンピックの会場となった八方尾根(はっぽうおね)スキー場は有名です。
白馬でできるウィンタースポーツとアクティビティ、オススメのスキー場、オススメの観光スポットなどをまとめました。
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1.白馬の気候
2.白馬への行き方(東京と大阪から)
3.白馬でオススメのゲレンデ
4.スキー場以外の楽しみ方
5.グリーンシーズンのオススメ
旅の前に、白馬の気候とどんな服を着たらよいかチェックしておきましょう。
1月、2月、3月はもっとも冷え込む時期。最低気温は氷点下になることもあり、雪も降ります。冬から初春にかけて白馬を訪れる場合は、厚手のコートと帽子、手袋などの防寒対策をしっかりとしましょう。
4月、5月にかけては、白馬も徐々に春らしい暖かさを感じられるようになります。しかし、4月に雪が降ることもあるので、セーターや薄手のコートを準備しておくと安心です。
6月、7月、8月は、30℃を超える日もありますが、概ね過ごしやすい気候です。この時期は、半袖のシャツや半ズボン、薄手の生地のスカートとサンダルといった、夏らしい服装がオススメです。
8月末になると、日暮れに気温がぐっと下がり、涼しさを感じることもあります。薄手のショールや長袖のシャツを用意しておきましょう。
9月、10月の最高気温は15℃〜25℃と、季節の変わり目。比較的過ごしやすく、日中は長袖のシャツと薄手のズボンやスカートで過ごせるでしょう。
しかし、早朝や日が暮れると一気に気温が下がることも。特に10月は最低気温が10℃以下になる日もあります。セーターやショールを準備しておくと便利です。
11月、12月の平均気温は5℃以下。冬の服装(コートとマフラー、手袋、帽子など)で行きましょう。
東京や大阪から白馬までのアクセスを紹介します。
北陸新幹線で東京駅から長野駅へ向かいます。片道の料金は普通車指定席で8,140円ほど。所要時間は乗る新幹線の車種によって異なりますが、およそ1時間20分〜1時間50分です。
長野駅からは、特急バス長野白馬線で白馬の各地に行くことができます。
チケットは長野駅東口で購入しましょう。料金は、行き先によっても変わりますが、片道2,200円~2,400円です(2021年12月現在)。
【新大阪駅】(新幹線)→【名古屋駅】(JR・特急ワイドビューしなの)→【松本駅】(JR大糸線信濃大町行)→【信濃大町】(JR大糸線南小谷行)→【白馬駅】
新大阪駅から新幹線で名古屋駅まで行きます。名古屋駅からはJRの「特急ワイドビューしなの」で松本駅へ。松本からはJRを乗り継いで白馬駅へ向かいます。
大糸線の南小谷行の場合はそのまま白馬駅に到着しますが、信濃大町行きの場合は信濃大町で南小谷行きに乗り換えます。
所要時間は約5時間、料金は12,000円前後です。
白馬には、日本でも人気のスキー場がたくさん。オススメのスキー場がこちらです。
隣のHakuba47ウィンタースポーツパークともつながっている広大なゲレンデ。すべて合わせると、初級から上級まで23のコースが楽しめます。その年の気候にもよりますが、11月下旬〜5月上旬ごろまで開いています。
外国人講師による英語やドイツ語のスキーレッスンもあるので、初めての方は予約しておくと安心です。
シーズン:ゲレンデコンディションが整い次第〜5月5日予定
アクセス:特急バス「長野 - 白馬線」で長野駅→白馬五竜バス停下車
「4シーズン、7デイズ」楽しめると言う意味で、47と名付けられたスポーツパーク。エイブル白馬五竜と共通のリフトがあるため、ゲレンデの行き来が可能です。
冬にはスキーやスノーボード、夏にはトレッキングやマウンテンバイクといった数々のアクティビティを楽しめます。
シーズン:2022年12月9日〜2023年5月7日予定
アクセス:長野駅より特急バス「長野 - 白馬線」で白馬駅下車。有料の往復直行バスもあります。
コースが長く、雪質がよいと評判のスキー場。日本国内最大級のスキー場とも言われています。周囲の美しい山並みを眺めながら滑られるのも魅力です。1998年長野冬季オリンピックの競技場にもなりました。
一部のゲレンデではチケットの販売を無人化するなど、新型コロナウイルスの感染拡大防止対策も実施中です。また、小さい子どもやスキー・スノーボード初心者でも安心な「なきやまスノーランド」もオープン。リフトに乗る前に練習したい方にはぴったりです。
シーズン:ゲレンデコンディションが整い次第〜2023年5月7日
(なきやまスノーランドは2022年12月17日〜2023年3月26日まで。)
アクセス:特急バス「長野 - 白馬線」で長野駅→白馬八方(はくばはっぽう)バスターミナル下車
天然のパウダースノーが楽しめることから、訪日旅行者にも人気の高いスキー場。北アルプス後立山連峰(うしろたてやまれんぽう)や妙高(みょうこう)を含む長野の山々、「北信五岳(ほくしんごがく)」の絶景が眺められるのも魅力的です。
シーズン:2022年12月17日〜2023年4月2日
アクセス:JR大糸線 南小谷駅から無料送迎バスで20分。
長野駅から有料送迎バス 120分(予約制) 大人2,000円、小学生以下1,500円、3歳未満無料(※但し座席なし)
比較的コンパクトですが、ゲレンデ横ではファットバイクやスノーシューといった変わったアクティビティが楽しめます。全10コースあり、天然雪なのも嬉しいポイント。なだらかで長いコースも多く、初心者の方も楽しめます。
シーズン:ゲレンデコンディションが整い次第〜2023年5月7日
アクセス:長野新幹線 長野駅から特急バス「長野 - 白馬線」で栂池(つがいけ)高原下車。
10あるコースの8割が初中級者向けの比較的滑りやすいスキー場。JR大糸線 南神城駅から無料シャトルバスで5分というアクセスのよさも便利。
レイクタウンゲレンデからは青木湖が臨め、写真に収めたくなる景色です。ゆっくり楽しみたい方は、第3リフトに乗りましょう。
シーズン:2022年12月16日〜2023年3月26日予定
アクセス:JR大糸線南神城駅より約10分 (無料送迎バスあり ※要予約)
乗鞍温泉街(のりくらおんせんがい)にほど近いスキー場。天然雪で、初級、中級、上級それぞれのコースが揃っています。
スノーボードだけでなく、雪上自転車ともいわれるスノースクートの滑走も全コースでできるので、少し変わったアクティビティを楽しみたいという人にもぴったり。
スキーの後は、温泉で疲れを癒しましょう。
シーズン:2022年12月17日~2023年4月2日予定
アクセス:長野新幹線 長野駅から特急バス「長野 - 白馬線」で白馬乗鞍下車。
初級~中級の人にオススメの、鹿島槍ヶ岳の素晴らしい眺めが楽しめるスキー場。ゲレンデの頂上の標高は1,550メートルで見晴らしもよく、気持ちよく滑ることができます。
シーズン:2022年12月24日〜2023年3月21日予定
アクセス:信濃大町駅より無料シャトルバスで約40分
ゲレンデ以外にも楽しめるスポットを紹介します。
長野オリンピックで実際に使用されたスキージャンプの競技場です。
リフトに乗車し、約140メートルの高さにあるスタート地点まで登って、オリンピックの選手たちがどんな高さから滑っていたのかを感じるられるのが醍醐味。※実際に滑走は出来ません。
リフト運行時間
11月7日~11月30日、8:30~16:10(上り最終)、16:30閉場。
12月1日~24日までは点検のため運休。
温泉も白馬でぜひ楽しみたいもののひとつ。白馬八方温泉を始めとする温泉が随所にあります。温泉旅館に泊まってのんびりするのもオススメです。
雪の時期が終わると自然豊かなグリーンシーズンへ。この時期にオススメするアクティビティやスポットを紹介します。
白馬岳(しろうまだけ)・白馬三山(はくばさんざん)、白馬大雪渓(はくばだいせっけい)、唐松岳(からまつだけ)、五竜岳(ごりゅうだけ)などは、ハイキングや登山にぴったり。
オススメのハイキングコースは、八方尾根スキー場から八方尾根自然研究路の登山道を歩いた先にある八方池(はっぽういけ)。眺めがよく、目前には標高3000メートル近くにおよぶ白馬三山の白馬鑓ヶ岳(はくばやりがたけ)、杓子岳、白馬岳の3岳が臨めます。
白馬を流れる犀川(さいがわ)をゴムボートで下る、ダイナミックな体験ができます。
料金:大人8,300円(中学生以上)、子ども6,300円(小学生)。
※8月7日~15日は大人9,100円(中学生以上)、子ども(小学生)7,100円
詳細は白馬ライオンアドベンチャーの公式HPをご確認ください。
約30メートルの高さから、北アルプスや白馬の街なみを眺めてみましょう。
料金:大人2,500円(中学生以上)、子ども1,700円(3歳~小学生以下)、幼児無料(2歳以下)、愛犬500円(20kg未満)
※8月7日~15日は大人2,800円(中学生以上)、子ども1,900円(3歳~小学生以下)、幼児無料(2歳以下)、愛犬600円(20kg未満)
詳細は白馬ライオンアドベンチャーの公式HPをご確認ください。
透明度の高い湖、青木湖に行ったらぜひ体験したいのがカナディアンカヌー。
2人乗りのカヌーで湖面を進むのは爽快です。水にあまり濡れないので、初心者でも気軽に遊べます。
料金:大人5,000円(中学生以上)、子ども4,000円(小学生以下)
※ 8月7日~8月15日の期間は開催なし
詳細は白馬ライオンアドベンチャーの公式HPをご確認ください。
日本でも有数の高層湿原を有する栂池自然園(つがいけしぜんえん)。
5.5キロメートルにわたって歩道が整備され、白馬の山々やめずらしい高山植物を眺めながらの散策ができます。
標高1,515メートルにある、珍しい高山植物を見学できる植物園。
コマクサやクロユリなどの北アルプスに自生する高山植物のほか、ヒマラヤの青いケシの花やスイスのエーデルワイスといった海外の高山植物も見られます。
ウィンタースポーツだけでなく、夏にはパドルボートや熱気球、ラフティングなどのアクティビティを楽しむ人も。
四季を通してスポーツが楽しめるのが村のいいところ。この記事を参考に、白馬村を満喫しましょう。
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本記事は、2017年に公開された記事を2022-23年版にリライトしたものです。