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日本の古い街並みが残る“小京都”、愛媛県大洲市を楽しむスポット5選
古い街並みが連なる京都。日本全国にはそんな京都の特徴を持った“小京都”が点在します。「伊予の小京都」とも称されるのが愛媛県の大洲市。ここではストリートビューを通じて、そんな大洲の魅力を発掘したいと思います。
古い日本の街並みが残る京都。日本には全国にそんな京都の特徴を持った”小京都”が点在することをご存知でしょうか。
”伊予(※1)の小京都”とも称されるのが、愛媛県南部にある「大洲市」。本記事ではGoogleのストリートビューを通じて、大洲市を楽しむポイントを5つ、紹介します。
※1:伊予(いよ)……愛媛県の旧名称
1.市内の中心部に構える「大洲城」
大洲市内は、1331年に建てられた「大洲城」が中心部にあり、城下町として発展してきました。建物の老朽化により当時の天守(※2)は解体され、現在の天守は2004年に復元されたものです。天守からは、大洲市街地が一望できます。
※2:天守……日本の城郭に建てられる最も高い建築物のこと。その城のシンボルとなる。
大洲城の内部の様子。復元された天守は4層4階の木造建築で、すべて日本産の木材を使用。梁や床材には350年の歳月を経た木曾ヒノキ、柱には地元愛媛産の木材、そして床下の基礎材には秋田産の栗の木が使用されています。
なお、大洲城については「【愛媛県】珍しい木造天守をもつ大洲城〜アクセス・見どころなど〜」の記事もぜひご覧ください。
大洲城
住所:愛媛県大洲市大洲903番地
電話番号:0893-24-1146
公式HP:http://www.ozucastle.jp/
2.歴史的建造物が残る「大洲城三の丸南隅櫓公園」
国の重要文化財として指定されている「大洲城三の丸南隅櫓公園」。大洲藩最後の藩主である加藤泰秋氏の次男、泰通氏が住まいとして建造した「旧加藤家住宅主屋」があります。また、「建物の歴史観を大切にしながら、親しみやすい柔らかさのある名称」をテーマに、市民からは「お殿様公園」という名称で親しまれています。
大洲城三の丸南隅櫓公園
住所:大洲市大洲848-1
電話番号:0893-57-9993(大洲市教育委員会 文化スポーツ課)
公式HP:http://www.oozukankou.jp/kanko-o6.html
3.全国でも珍しい”あらし”が観測できる「肱川あらし展望公園」
大洲市および隣接する西予市にまたがり南北に流れる肱川(ひじかわ)は、全国的にも珍しい「肱川あらし」が観測できる場所として知られています。
「肱川あらし」とは、10月から翌年3月までの、晴れた日のみに発生する強風のこと。「肱川あらし展望公園」では、上流の大洲盆地で発生した冷気が、霧とともに肱川を吹き抜けていくさまを観測することができます。
また、岐阜県の長良川、大分県の三隅川と並び、「鵜飼い(うかい)(※3)」も有名です。毎年夏になると、鵜飼いを船上で見物するという恒例行事が、肱川にて行われます。
※3:鵜飼い……鵜(う)という鳥を使って行う、伝統的な漁法。
肱川あらし展望公園
住所:大洲市長浜
電話番号:0893-24-1719(大洲市役所 都市整備課)
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