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【東京都】大富豪が築いた清澄庭園〜アクセス・イベントなど〜
清澄庭園とは、東京都の江東区にある日本庭園です。明治時代の大富豪、岩崎弥太郎が完成させた庭園で、園内には人工的につくった池や山などがあり、来園者の目を楽しませています。清澄庭園へのアクセスや園内のオススメのスポット、イベントを紹介。
清澄庭園とは
清澄庭園とは、東京都の江東区にある日本庭園です。もともと、江戸時代の豪商、紀伊國屋文左衛門(※1)の屋敷だったと言われています。その後、現在の千葉県出身の大名、久世大和守(くぜやまとまもる)の屋敷となり、現在の庭園の下地となる庭が完成しました。
1878年、岩崎弥太郎がこの屋敷を買取り、1880年に現在のような美しい庭園を完成させます。岩崎弥太郎は、明治時代の動乱期に政治家とのつながりを活かして財をなし、三菱財閥(the Mitsubishi combine )を創業した人物です。
※1:紀伊国屋文左衛門(きのくにや ぶんざえもん)……紀州(きしゅう:現在の和歌山県)出身の豪商。ある年、和歌山ではみかんが売れ残っているのに、江戸(東京)ではみかんが貴重だったことに目をつけ、船で大量のみかんを東京まで運び、巨万の富を得たとされる。また、築いた財産を自分一人で使い果たしたなど、数々の伝説をもつ。
清澄庭園の造園手法:回遊式林泉庭園
清澄庭園は、回遊式林泉庭園という造園手法でつくられています。このスタイルの庭には、泉水(せんすい)と呼ばれる大きな池、人工的につくった山である築山(つきやま)、石や砂だけで山や川を表現する枯山水があるのが特徴です。
清澄庭園の基礎情報
© (公財)東京観光財団
清澄庭園の開園時間は9:00~17:00、入園は16:30までです。休園日は12月29日~1月1日の4日間。
入園料は、中学生以上150円、小学生以下無料、65歳以上70円です。5月4日のみどりの日と10月1日の都民の日には無料開放されます。
このほかの都内の施設の無料開放日について詳しくは「都内の動物園・博物館・公園が無料になる!お得な無料開放日カレンダー」の記事をご覧ください。
清澄庭園への行き方
清澄庭園の最寄駅は、都営大江戸線と東京メトロ半蔵門線の清澄白河駅です。庭園は駅から徒歩3分の場所にあります。
東京駅からの行き方
東京駅から清澄庭園に向かう場合は、まず東京駅から歩いて5分ほどの場所にある大手町駅に向かいます。大手町駅から東京メトロ半蔵門線・南栗橋行に乗り、清澄白河で下車します。乗車時間は7分、料金は170円です。