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【2024最新】夏の風物詩「花火」の歴史とは?日本で花火を楽しむための徹底ガイド!
日本の夏の楽しみの1つが「花火」です。この記事では、日本の花火の特徴と、日本の花火を最大限楽しむための方法をお伝えします。
夏の日本を訪れるなら、「花火」を見ないともったない!
日本の夏と言えば花火。毎年、7月から8月にかけて日本のあちこちで花火が打ち上げられます。「"花火"(hanabi)」は、文字通り解釈すると“火の花”もしくは“花の形をした火”という意味になります。
花火が打ち上げられた美しい夜空を見ていると、今年も夏が来たなと感じます。日本ではどのように花火が楽しまれているのでしょうか? その歴史や人気の理由を解説し、日本の花火大会でのマナーやも持ちもの、アクセスや混雑予想なども紹介します。
目次:
1.日本の夏の風物詩「花火」
2.花火の歴史~その起源
3.日本の花火はなぜ独特なのか?
4.日本の花火の種類
5.花火大会のグルメ
6.花火大会に行く前に確認すること
7.観覧席
8.花火大会に持って行くもの
9.花火大会の服装
10.当日の混雑予想
11.日本で有名な花火大会10選
12.日本の夏の花火を楽しもう!
花火の歴史~その起源
広島県 宮島水中花火大会
花火がどのようにして日本で広く親しまれるようになったか、については諸説あります。なかでも多くの専門家が支持しているのは、次の説です。
江戸幕府(1603年~1867年)の創設者である徳川家康が、1613年8月にイギリスのジェームズ1世の使いと中国商人からの贈りもので花火を受け取り、彼がそれを気に入ったのがはじまりとされています。
花火が人気になるにしたがって、江戸(現在の東京)の権力者たちは、隅田川のほとりに集まって、そよ風を楽しみながら花火を鑑賞するようになりました。
最初に行われた大衆向けの花火大会は、1733年に遡ります。そのときは、前年に貧困で亡くなった100万人の慰霊と大衆の娯楽のために、隅田川のほとりで花火が打ち上げられたのでした。
これが毎夏恒例のイベントになり、隅田川花火大会として現在まで毎夏行われています。なお、今では日本中で多くの行政区がそれぞれ独自の花火大会を開催しています。
日本の花火はなぜ独特なのか?
東京都 隅田川花火大会
世界中のあらゆる場所で、イベントを盛り上げるために花火が打ち上げられています。
一方日本では、とくに理由などはなく、花火自体を楽しむために打ち上げられます。日本人の多くは、夏に花火を見ることを、春に桜を見るのと同じように捉えています。花火は友人や恋人と一緒に楽しむ、儚くも美しいものなのです。
花火大会が行われる時間も日本と海外では異なります。日本の花火大会では、花火自体がイベントのメインコンテンツなので、会場の規模によって多少は変わりますが、約1〜2時間ほども花火を打ち上げ続けます。
日本の花火の種類
長野県 安曇野花火大会
日本以外の花火は、一般的に、火薬を円筒形の殻に詰めて作ります。そのため、打ち上げると、花火は噴水のような形になります。一方日本では、火薬を球形のケースに詰めるため、花火は円形に見えます。
近年日本の花火はさらに進化をし、ハートやキャラクターの形をした花火など、さまざまな形や色に思わず息を呑んでしまうほどです。
花火大会のグルメ
花火大会の会場付近では、焼きそばやかき氷、イカ焼きにチョコバナナなどの屋台が並びます。
周辺のスーパーやコンビニは店内がとても混雑し、外にも列が出来るてしまうこともあり、店の前で飲みものや軽食を販売しているところがほとんどです。
最寄り駅に着く前に必要な買いものを済ませておくとよいでしょう。
花火大会に行く前に確認すること
茨城県 常総きぬ川花火大会
日本の花火大会は、主に7月〜8月に開催されます。事前に会場や開始時間などを調べておきましょう。花火大会の会場や観覧場所はとても広いので、迷わないように場所の詳細なども公式HPや地図で確認しておくと安心です。
また、雨や風に影響されやすい花火は、雨天・荒天により延期や中止になる場合もあるので、天気予報のチェックも忘れずに。
トイレは会場周辺に設置されていますが、大勢の人が利用するため列ができています。また、観覧場所によってはトイレまで数分歩く場合も。ゆっくりと花火を楽しむために花火が始まる前に済ませましょう。
無料席と有料席
せっかく足を運ぶなら、より一層綺麗に観え、記憶に残るような思い出にしたいはず。そこで、重要なのが観賞する場所選びです。
花火大会会場で花火を観るときの定番の方法は、一般観賞用に決められた場所へ行き、地面にレジャーシートを敷きます。なお、レジャーシートでの場所取りは多くの人がベストポジションを狙っているため、次のことに気をつけてください。
・花火がビルなどで邪魔をされない場所を見つける
・花火大会開始の最低1時間前には行く(最高の場所で観たいなら昼間に下調べが必要)
・場所取りをしたら開始まで誰か1人はその場に残る
・席を奪い合わず、譲り合いの心を忘れずに
多くの花火大会はレジャーシートや敷物を持参するだけで無料で楽しむことができます。とはいえ、花火大会が始まる数時間前から場所を取っていないと座る場所を確保できないこともあるので、近年では有料観覧席を予約する人も増えています。
規模の大きい花火大会では、会場の有料席だけでなく、会場近くのビルの屋上から観覧できるチケットも売られています。これらのチケットは前もって予約が必要で、2024年現在では、他言語に対応しているところがほとんどです。
有料席での楽しみ方
浅草 屋形船
花火大会会場の有料席は、打ち上げ場所との距離が近いので見晴らしのよさも申し分ありません。屋形船やロケーション抜群のレストランなどは予約殺到します。絶対に訪れたい花火大会が決まっている方は、あらかじめ予約をしておきましょう。
【有料席のチケットを購入する】
障害物の妨げがない場所で花火を鑑賞したい場合は、有料席のチケットを購入しましょう。花火大会当日に混雑している会場で、場所取りをする必要がありません。有料席エリアを設けている花火大会の観覧席料金は、自由席で1,000円〜から、テーブルやイス付きの指定席の場合は1万円〜3万円程度まであります。
【レストランを予約する】
「花火を観たいけど暑さが心配」、「人混みが苦手」という方は、花火が観えるレストランやビアガーデンがオススメです。ゆったりとした雰囲気の中でおいしい料理やドリンクと共に、最高のシチュエーションで夜空には打ち上がる花火を観ることができます。
【屋形船の上から観る】
屋形船とは、江戸時代から栄えた船上で宴会や食事をして楽しむ、屋根と座敷が備えられた和船のことです。船の窓から間近で花火を観ることができます。また屋上デッキが設備されている船もあり、心地良い風に揺られながら花火を観賞することも可能です。少人数から100人以上の貸し切り大型屋形船まであり、安いもので1万前後、大人数で貸し切る場合は広い宴会場でくつろぎながら花火を観ることができます。また、懐石料理のコースなど豪華な食事が楽しめるのも屋形船の魅力。そのほか、芸妓さんによる華麗な演舞やカラオケ大会などさまざまなオプションが用意されているので、まさに老若男女問わず楽しめるアクティビティ。日本の夏を徹底的に楽しみたい方にオススメです。
花火大会に持って行くもの
食べものや飲みもの、レジャーシートは会場周辺のコンビニなどで買うことができるので、本来はなにも持っていかなくても大丈夫ですが、こういった催しの際これらを現地で購入するとなると、混雑した店内で会計の長蛇の列に並ばなくてはなりません。また価格も通常の金額より少し割高になります。
スムーズ且つ純粋に花火を楽しみたい方は、食べものや飲みものを持参するのがよいでしょう。レジャーシートは、1人用のものから大人数用の大きなものまで100円ショップやス―パーなどで手軽に買うことができます。そのほか、ウエットティッシュやタオル、ブランケットを持って行くのもオススメです。
また、近年では観客のマナーが低下し花火大会のゴミ問題が深刻化しています。花火を野外会場で観賞する際は最低限のマナーとしてゴミは必ず持ち帰りましょう。そのため、ごみ袋などの片づけグッズは必需品です。
最近では対策として、大きなゴミステーションが設置されて分別をするスタッフがいる会場も増えています。ルールやマナーを守り、気持ちよく観覧しましょう。
花火大会の服装
花火大会に着ていくものについての決まりはなにもありませんが、多くの人が浴衣を着ていきます。もし、浴衣を持っていたら、花火大会や夏まつりは、着て出かけるのに絶好のタイミングです。
浴衣以外の方は、涼しげな夏の装いで行くのがよいでしょう。ハーフパンツにTシャツや薄いワンピースなどが最適です。足元は、歩きやすい靴で行くのが必須です。
最寄り駅から会場までは混雑が予想されます。会場も混み合っているため、観覧場所を見つけるまでにも時間を要するので、普段から履き慣れているスニーカーなどがオススメです。
また、日本の夏は暑くじめじめしていますが、川や海に近い場所だと夜には気温が下がるため、薄手のジャケットやショールも持っていくと重宝します。
当日の混雑予想
花火が終わった直後の駅周辺や電車は例年大変混雑します。時間に余裕を持って、無理に急いだりせず、安全のため最後まで秩序を守りましょう。
SuicaやPasmoなどの交通系ICカードを利用しない方は、最寄り駅に着いてからすぐに帰りの切符を買っておくと便利です。時間に余裕がある方は、花火が終わってから少し待つか、もしくは最寄駅のひとつ、ふたつ前の駅まで歩くのがオススメです。
また、タクシーを利用するという手段もありますが、会場周辺は交通規制が行われ、通行できる道路が限られます。タクシー乗り場も長蛇の列となるので、混雑を避けた場所でタクシーを拾うとよいでしょう。
一方で、花火大会の会場が滞在先から離れている場合は、前もって計画を立てる必要があります。会場近くの宿泊施設は早い段階で満室になってしまうので、数か月前から予約を取っておくと安心です。
あわせて読みたい
日本で有名な花火大会10選
大阪府 なにわ淀川花火大会
花火大会のシーズンに日本に滞在予定の方は、是非以下の人気の花火大会のうちどこか1箇所でも行ってみてください。
地域・大会名 | 最寄り駅 | 開催日時 |
東京・江戸川区花火大会 | 「篠崎駅」から徒歩15分 「小岩駅」から徒歩25分 |
2024/8/24開催 19:10~20:20 |
東京・隅田川花火大会 | 「蔵前駅」から徒歩5分 「浅草駅」から徒歩15分 |
2024/7/27開催 19:00~20:30 |
東京・葛飾納涼花火大会 | 「柴又駅」から徒歩10分 「新柴又駅」から徒歩15分 「金町駅」・「高砂駅」から徒歩20分 |
2024/7/23開催 19:20~20:30 |
東京・足立の花火 | 「北千住駅」・「小菅駅」・「五反野駅」・「梅島駅」から徒歩約15分 | 2024/7/20開催 19:20~20:20 |
大阪・天神祭奉納花火大会 | 「桜ノ宮駅」から徒歩2分 「天満橋駅」から徒歩5分 |
2024/7/25開催 19:30~21:00 |
大阪・なにわ淀川花火大会 | 「御幣島駅」・「姫島駅」・「塚本駅」・「西中島南方駅」・「南方駅」・「十三駅」から徒歩15分 | 2024/8/3開催 19:30~20:30 |
新潟・長岡まつり大花火大会 | 「長岡駅」から徒歩30分 | 2024/8/2,3開催 19:20~21:10 |
兵庫・みなとHANABI(みなと神戸海上花火大会) | 「みなと元町駅」から徒歩8分 | 2024/10/21〜25開催 18:30~(予定) |
京都・宮津燈籠流し花火大会 | 「宮津駅」から徒歩10分 | 2024/8/16開催 19:50〜20:30 |
秋田・全国花火競技大会 | 「大曲駅」から徒歩30分 | 2024/8/31開催 17:10~18:00、18:50~21:30 |
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日本の夏の花火を楽しもう!
秋田県 神岡南外花火大会
打ち上がる花火をテレビや写真で観るのも良いですが、生で見上げる花火こそ迫力が感じられるもの。これらのイベントは日本独特のもので、多くの日本人にとって夏の季節を象徴するものでもあります。
花火大会に行く上で重要なのは、時間に余裕を持った行動です。当日有意義な時間を過ごせるように、ほんの少しでも下準備が出来れば、夏の思い出はさらに素敵なものになること間違いなしです。
ぜひ、浴衣を着て地元の人たちと一緒に日本の夏の風物詩を体験してみませんか?
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※本記事は英語版の記事を翻訳・再編集したものです。
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