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草津温泉完全ガイドーアクセス、宿、グルメなど見どころ紹介！
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群馬県吾妻郡草津町にある草津温泉。兵庫県の有馬温泉、岐阜県の下呂温泉とともに「日本三名泉」ともいわれる日本を代表する温泉地です。東京から3、4時間でアクセスできるのも人気の理由。この記事では、オススメの温泉施設やグルメ、おみやげ、宿など草津の魅力をたっぷり紹介します。
ライター
神奈川県在住。ジャンルを問わず、日本の古き良きスポット・モノを追いかけるライターです。神社仏閣、温泉、老舗酒場、鉄道をはじめとした乗り物、などをテーマに旅を楽しんでいます。旅行以外の趣味はお酒を飲むこと、相撲鑑賞、アート鑑賞、読書。
草津温泉とは
草津温泉は、東京からバスで3～4時間ほどの場所にある、群馬県の温泉です。自然湧出泉(※1)としての湯量は日本一。源泉掛け流しで、高い殺菌効果や温浴効果が期待される、良質な湯を楽しめる場所として知られています。
草津温泉エリアには飲食店が集まる温泉街があり、夜も賑やかです。温泉街の中心には源泉が滝のように流れ、湯けむりがもくもくと立ち込める「湯畑(ゆばたけ)」が、温泉地の情緒を醸し出しています。
源泉は湯畑のほか、白旗(しらはた)、万代鉱(ばんだいこう)、西の河原、煮川、地蔵の6種類。源泉によって泉質も変わり、湯畑の湯は柔らかい肌触り、白旗は草津温泉の中で唯一白濁している湯など、それぞれ特徴があります。施設によって引いている源泉が異なるので、湯巡りをして違いを楽しんでみてください。
草津温泉の伝統文化、50度近くの源泉の温度を冷ますための「湯もみ」が見られるショーや体験施設もあり、まるで温泉のテーマパークのよう。
今回は草津温泉を堪能するための、見どころやグルメ、オススメ旅館などを紹介します。
※1：自然湧出泉……岩盤の割れ目などから地上に自然に湧き出てくる温泉。温泉の質がもっとも高いと言われている。
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目次
- 1.草津温泉への行き方
- 2.必ず行きたい！草津温泉の見どころ
- 3.日帰り温泉施設で湯巡りを楽しもう
- 4.見逃せない！草津温泉のグルメ
- 5.草津温泉のおみやげ
- 6.夜はライトアップ巡りを楽しんで
- 7.ゆっくり過ごせるオススメの旅館
- 8.草津温泉を楽しむのにベストな季節は？
1.草津温泉への行き方
草津温泉は東京から比較的アクセスがよく、高速バスを利用して約4時間で行けます。避暑地として人気の長野県の軽井沢も車で1時間20分ほどなので、合わせて観光するのにオススメの場所。
東京駅、新宿駅からは約4時間
東京駅、新宿駅から高速バスを使えば、草津温泉バスターミナルまで乗り換えなしで行けます。どちらからも運賃は3,000〜4,000円前後、所要時間は4時間ほどです。
新宿駅はバスタ新宿から、東京駅は複数の場所から出発します。予約時に確認しておきましょう。
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軽井沢駅からは1時間20分ほど
軽井沢駅から草津温泉へは草軽交通の路線バスで行くことができます。運賃は2,200円、所要時間は1時間20分ほど。時刻表はこちらで確認できます。
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2.必ず行きたい！草津温泉の見どころ
草津温泉のシンボル「湯畑」
Picture courtesy of 草津観光協会
草津温泉バスターミナルから徒歩5分。湯煙が立ち込め、温泉街の風情を感じさせてくれるのが湯畑(ゆばたけ)。草津に着いたらまず湯畑に訪れる、という人も少なくありません。
湯畑は、巨大な源泉から湧き出る熱いお湯を冷ましたり、湯の花(※2)を採取するために作られたもの。大きな木の樋(とい)を源泉が流れ、最後に滝のように勢いよく流れ落ちていきます。この湯畑があるおかげで、水を加えない源泉掛け流しの湯をさまざまな施設で楽しめるのです。
湯畑は草津を代表する記念撮影スポットでもあり、夜はライトアップされて幻想的な景色に。また、湯畑の周りをぐるっと囲むようにおみやげや飲食店が集まっているので、ぜひゆっくり散策してみてください。
※2：湯の花……温泉の成分が固まり沈殿したもの。入浴剤として販売されることもある。
湯畑
住所：群馬県吾妻郡草津町草津 Google Map
アクセス：草津温泉バスターミナルより徒歩5分
公式HP：https://www.kusatsu-onsen.ne.jp/onsen/
「熱乃湯」の湯もみと踊りショー
Picture courtesy of 草津観光協会
レトロな外観が目を引く「熱乃湯(ねつのゆ)」では、毎日「湯もみと踊り」ショーが開催されています。
湯もみとは、熱い温泉を木の板でかき混ぜて冷ますこと。湯の肌触りをやわらかくする効果もあるとされ、江戸時代から行われていました。入浴前の準備運動にもなっていたそうです。
ショーでは、浴衣を着た女性たちが「草津よいとこ一度はおいで」という歌詞の草津節を歌いながら、リズムよく板を動かします。人数に制限はありますが、見学者がその場で湯もみを体験できることも。
「湯もみと踊り」ショーの公演スケジュールは、9：30、10：00、10：30、15：30、16：00、16：30の1日6回。料金は大人600円、予約は不要です。
熱乃湯
住所：群馬県吾妻郡草津町草津414 Google Map
アクセス：草津温泉バスターミナルより徒歩約5分
公式HP：https://www.kusatsu-onsen.ne.jp/netsunoyu/
足湯「湯けむり亭」で気軽に温泉体験
湯けむり亭は湯畑のすぐそばにある足湯です。総ヒノキ造りのあずま屋(※3)で、江戸時代にこの場所にあった共同浴場「松乃湯」をイメージして建てられました。湯はもちろん源泉掛け流し。
湯けむり亭のほかにも、草津温泉バスターミナル近くや湯畑から徒歩3分の共同浴場「地蔵の湯」の前にも足湯があります。到着後や、湯畑を散歩したり周辺のお店を巡ったりして身体が冷えてしまったときにも利用してみてください。どの足湯も、24時間無料で利用できるのが嬉しいですね。
※3：あずま屋……壁がなく、柱と屋根で出来た小屋。休憩所として設けられることが多い。
湯けむり亭
住所：群馬県吾妻郡草津町草津 Google Map
アクセス：草津温泉バスターミナルより徒歩約5分
公式HP：https://www.kusatsu-onsen.ne.jp/onsen/detail/index.php?c=5&g=1&kcd=190
3.日帰り温泉施設で湯巡りを楽しもう
西の河原露天風呂
Picture courtesy of 草津観光協会
アクセスは草津温泉バスターミナルや湯畑から徒歩20分ほど。溶岩石が点在し、温泉の川や池が広がる西の河原公園(さいのかわらこうえん)の一角にある、草津温泉で随一の広さを誇る露天風呂です。雄大な自然を眺めながら湯に浸かっていると、リラックスして心も休まります。
Picture courtesy of ググっとぐんま写真館
露天風呂までは西の河原公園を通るようになっているので、ぜひ風光明媚な景色も楽しんで。
西の河原露天風呂
住所：群馬県吾妻郡草津町草津521-3 Google Map
アクセス：草津温泉バスターミナルより徒歩20分
公式HP：http://sainokawara.com/
大滝乃湯
Picture courtesy of 大滝乃湯
内風呂、露天風呂、貸切風呂、サウナなどの温浴施設のほか、食事処やカフェラウンジ、休憩室があり、設備が充実している施設です。
ぜひ試してほしいのが、38度から46度まで温度の異なる複数の温泉に順番に浸かっていく入浴方法「合わせ湯」です。合わせ湯は草津に伝わる伝統的な入浴法で、熱い温泉やその成分を無理なく身体に馴染ませるためのもの。
貸切温泉もあるので、家族やカップル、友人同士だけで楽しみたいという人にもオススメです。
Picture courtesy of 大滝乃湯
「いろいろな温泉に行ってみたい」という人は、「三湯巡り手形」の利用がオススメ。西の河原露天風呂、御座之湯(ござのゆ)、大滝乃湯の3カ所の通常入浴料合計2,100円が1,600円になるお得なパスポートです。
それぞれの施設で販売されているので、最初に訪れたところで購入しておきましょう。
大滝乃湯
住所：群馬県吾妻郡草津町596-13 Google Map
アクセス：草津温泉バスターミナルより徒歩9分
公式HP：http://ohtakinoyu.com
白旗の湯
Picture courtesy of 草津観光協会
泉質のよさに定評がある人気の共同浴場。草津温泉の源泉の中で、唯一白濁している白旗が楽しめます。
浴槽は木造でレトロな雰囲気。熱湯(あつゆ)と温湯(ぬるゆ)がありますが、どちらも温度は一般的な温泉より高めとか。料金はなんと無料。
ただし施設内に鍵付ロッカーがないので、貴重品の持ち込みには注意が必要です。ホテルなどに預けて足を運ぶのがよいでしょう。
白旗の湯
住所：群馬県吾妻郡草津町草津112-1 Google Map
アクセス：草津温泉バスターミナルより徒歩5分
公式HP：https://www.kusatsu-onsen.ne.jp/onsen/detail/index.php?c=5&g=2&kcd=193
4.見逃せない！草津温泉のグルメ
レストランやおみやげ店などは、湯畑周辺や、西の河原通り(西の河原公園へ向かう通り)に集まっています。買い物をしながら草津グルメを味わいましょう！
温泉街で食べ歩き
温泉街に来たら定番の温泉まんじゅう(※4)。1945年から営業を続ける老舗「松むら饅頭」などさまざなお店で販売され、味も異なるので食べ比べも楽しいですよ。
また「山びこ温泉まんじゅう」では、温泉まんじゅうを揚げて作った「揚げまんじゅう」も販売。衣にはゴマが入っており、カリっとした食感が癖になります。
ほかにもソフトクリームやせんべいなどのお菓子、とろとろで濃厚な味わいの温泉たまごもどうぞ。
意外と多いのが焼き鳥屋。炭火で焼くこだわりのお店もあります。草津のグルメをたっぷり堪能してください！
※4：温泉まんじゅう……まんじゅうとは、生地の中にあんこが入った和菓子。温泉まんじゅうは、厳密にいえば温泉の蒸気で蒸したまんじゅうのことだが、広義には温泉地で売られているまんじゅうのことをいう。
ブランド牛「上州和牛」など地元のグルメに舌鼓
湯畑周辺を中心に、カフェやイタリアン、居酒屋、焼き肉、うどん、そばなどのさまざまなお店が軒を連ねています。
Picture courtesy of ググっとぐんま写真館
なかでも、オススメグルメの1つが群馬県のブランド牛「上州和牛」。群馬の豊かな緑と、ミネラル豊富で清らかな水といった恵まれた環境で育てられ、柔らかい肉質が特徴の牛肉です。
精肉会社が運営する焼き肉店「したつづみ」では、上州和牛を一頭買いしており、おいしい部位を手頃な価格で提供しています。ぜひその味わいを堪能してみてください。
5.草津温泉のおみやげ
Picture courtesy of 湯あがりかりんと
「湯あがりかりんと」のかりんとう(※5) は、日持ちもするうえ、日本らしいおしゃれなパッケージが魅力のおみやげ。店内では上州牛を使った「湯あがり上州牛まん」も販売しているので、食べ歩きでも立ち寄りたいスポットです。
Picture courtesy of 草津ラスク
「グランデフューメ草津」のラスクも人気です。砂糖とバターのシンプルな味付けのラスクから、アールグレイやガーリックなどちょっと変わった味付けのものまで、種類豊富でいろいろ食べてみたくなります。こちらのお店はジェラートも人気。ラスクも添えられているので、気になる方は試してみてください。
ほかにも、草津のおみやげには、まんじゅう、せんべい、群馬の名物であるうどんの乾麺や和雑貨なども多く見られます。温泉の成分を使用したコスメもあり、こちらは女性にオススメです。
※5：かりんとう……小麦粉などを揚げて甘く味付けした和菓子。
湯あがりかりんと
住所：群馬県吾妻郡草津町大字草津字泉水505 Google Map
アクセス：草津温泉バスターミナルより徒歩7分
公式HP：http://kusatsukarinto.com/
グランデフューメ草津
住所：群馬県吾妻郡草津町大字草津594-4 Google Map
アクセス：湯畑、草津温泉バスターミナルより徒歩約6分
公式HP：https://grandefiume-kusatsu.com/
6.夜はライトアップ巡りを楽しんで
草津の魅力の1つが夜のライトアップ。湯畑や西の河原公園周辺では日没から灯りがともされ、昼とは異なる幻想的な景色が観光客の目を楽しませてくれます。
Picture courtesy of 草津観光協会
湯畑のすぐそば、光泉寺も一見の価値あり。3月〜11月の第2・第4土曜日や連休には、石段に1,200個以上のクリアカップキャンドルを並べるイベント・湯畑キャンドル 「夢の灯り」が開催されます。
Picture courtesy of 草津観光協会
西の河原公園のライトアップの際には、西の河原露天風呂でロマンチックな入浴を楽しめます。
光泉寺
住所：群馬県吾妻郡草津町草津甲446 Google Map
アクセス：草津温泉バスターミナルより徒歩2分
公式HP：http://www.kusatsu.ne.jp/kousenji/
7.ゆっくり過ごせるオススメの旅館
草津ホテル
Picture courtesy of 草津ホテル
草津ホテルは、大正時代に洋館のホテルとして創業、1952年頃に純和風の旅館に改築しました。草津温泉で6軒しかない、西の河原の源泉を引いた宿。趣ある露天風呂や貸切風呂があり、ゆったりと温泉を堪能できます。
建物は木造建築で、客室は清潔感のある和室。一部ベッドを備えた部屋もあります。食事は旬の味を楽しめる会席料理。身体にやさしい食材を使っているのが特徴です。
エステやボディトリートメントの施設、足湯、カフェなどがあり、ホテル内でものんびり過ごせます。
草津ホテル
住所：群馬県吾妻郡草津町草津479 Google Map
アクセス：草津温泉バスターミナルより徒歩10分
公式HP：http://www.kusatsuhotel.com/
望雲
Picture courtesy of 望雲
1599年創業の歴史ある温泉旅館です。西の河原と万代鉱、2つの源泉から引いた6つの湯船があります。湯は源泉掛け流し。緑が見渡せる広々とした湯舟をはじめ、落ち着いた佇まいの館内では心からくつろげるでしょう。
Picture courtesy of 望雲
和風の部屋が中心の客室。一部ベッドを備えた洋室もあります。食事は地元の食材を中心に、季節を感じさせる純和食の料理です。客室もしくは個室で楽しめます。エステやボディトリートメントの利用も可能です。
望雲
住所：群馬県吾妻郡草津町433 Google Map
アクセス：草津温泉バスターミナルより徒歩8分
公式HP：https://www.hotelboun.com
8.草津温泉を楽しむのにベストな季節は？
草津の平均気温は、東京と比べて7～8度ほど低くなっています。雪景色を見たい場合は冬、夏の暑い日は避暑地として訪れるとよいでしょう。
3～4月の平均気温は3～9度。冬用のアウターが必要です。初夏でもジャケットを用意しておきましょう。夏は暑い日でも20度前後と非常に過ごしやすい気候。しかし夜は冷え込むこともあるので、温度調整できるような羽織りものがあると安心です。
9月を過ぎると平均気温も15度程度になります。12～3月は気温がマイナスになることも多いため、マフラーやダウンジャケット、帽子や手袋などでしっかりと防寒対策を行いましょう。草津は雪も多く降るので、雪道に適した動きやすい靴で行くことも忘れずに。
さいごに
Picture courtesy of 草津観光協会
良質な温泉に老舗の宿、おいしいグルメ、ロマンティックなライトアップなど、温泉ならではのお楽しみがたくさんの草津。さらに群馬県には、草津温泉のほかに世界遺産の「富岡製糸場」やラフティングなどができるアウトドアスポット「みなかみ」などの観光地もあるので、草津温泉と合わせて楽しめます。
日本を代表する温泉地をぜひ満喫してくださいね。
神奈川県在住。ジャンルを問わず、日本の古き良きスポット・モノを追いかけるライターです。神社仏閣、温泉、老舗酒場、鉄道をはじめとした乗り物、などをテーマに旅を楽しんでいます。旅行以外の趣味はお酒を飲むこと、相撲鑑賞、アート鑑賞、読書。
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