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絶景撮影スポット、グルメ、アウトレットまで!九州・佐賀でやりたい15のこと
九州北部にある佐賀県には、カラフルなバルーンフェスタや美しい棚田などの絶景から、プレミアム・アウトレットなどショッピング、佐賀牛やシーフードを始めとしたグルメまで、ここでしか楽しめないことがたくさん!
佐賀で絶景、アウトレット、グルメを楽しもう!
Picture courtesy of 佐賀県観光連盟
カラフルなバルーンフェスタや水中に浮かぶ鳥居、棚田などここでしか見られない絶景。プレミアム・アウトレットやおしゃれな図書館など最新トレンドに触れられるスポット。日本で食べたい新鮮なシーフードに和牛といった絶品ごはん……。
これらすべてに出会えるのが、九州の佐賀。佐賀でできること、やりたいことをまとめてご紹介しましょう!
佐賀はどこにある?
まずは、佐賀の場所を把握しておきましょう。佐賀県は九州の北部にあり、東側に九州の玄関口・福岡、西側にはハウステンボスや情緒あふれる街並み知られる長崎があります。
黄色のピンは九州佐賀国際空港
こちらは、今回の記事でご紹介するスポット。けっこうな広範囲にわたっていることがわかります。
佐賀には、県庁所在地のある佐賀市エリア、海沿いの唐津エリア、有田焼という焼き物が有名な有田・武雄エリア、プレミアム・アウトレットのある鳥栖エリアなどがあります。
電車やバスもありますが、本数が少なかったり、駅から観光地が離れている場合があるので、可能であればレンタカーを借りて回ることをオススメします。
佐賀へのアクセス:台湾からは直通便も!
Picture courtesy of 佐賀県観光連盟
台湾から来る場合、佐賀はとっても来やすい観光地。台湾から九州佐賀国際空港へは、タイガーエアから週2回、直通便が出ているのです。
佐賀観光は、佐賀駅が拠点となります。空港からリムジンバスが出ているので、まずは佐賀駅を目指しましょう。空港からJR佐賀駅まではバスで35分(600円)です。
直通便を使わない場合は、福岡空港から行きましょう。福岡空港から佐賀駅までは高速バスで1時間15分(1,230円)、唐津までは直通の地下鉄で1時間半(1,170円)です。
佐賀でやりたい15のこと
では、佐賀に行ったら絶対行きたいスポット、やりたいことをご紹介しましょう!
1.カラフルで大迫力のバルーンフェスタを観戦:佐賀
Picture courtesy of 佐賀市観光協会
川沿いに並ぶ、カラフルで巨大なバルーン! 毎年10月下旬〜11月上旬にかけて開催される、バルーン競技の国際大会「佐賀インターナショナルバルーンフェスタ」です。
大会では100機以上のバルーンが空を飛び交います。まさにインスタ映え必至ですが、実は1980年から開催されている歴史ある大会。毎年80万人を超える人々が集まります。
Picture courtesy of 佐賀市観光協会
アクセスもしやすく、JR佐賀駅から電車で5分、「バルーンさが駅」下車すぐが会場です。嘉瀬川(かせがわ)の河川敷で観戦するので、レジャーシートなどがあると安心です。
バルーンミュージアム
Picture courtesy of 佐賀市観光協会
バルーンフェスタの開催時期以外でも大丈夫。その雰囲気を味わえる「佐賀バルーンミュージアム」があります。バルーンのパイロット気分を味わえる「フライトシュミレーター」が人気。
2.朱色の建築が美しい「祐徳稲荷神社」に圧倒:鹿島
Picture courtesy of 佐賀県観光連盟
緑に囲まれた絢爛豪華なその見た目に、心奪われる人も多いでしょう。1687年に創建された「祐徳稲荷(ゆうとくいなり)神社」は、京都の伏見稲荷神社、茨城県の笠間稲荷神社と並ぶ、日本三大稲荷神社の1つ。
Picture courtesy of 佐賀県観光連盟
現在の社殿は1957年に再建されたもので、鮮やかな朱色の本殿が目を引きます。自然に囲まれたロケーションも美しく、4月にはツツジや藤、10月はコスモスなど四季を通じて見る者を楽しませてくれます。
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3.幻想的な海中鳥居「大魚神社」をカメラに収めよう:太良
Picture courtesy of 佐賀県観光連盟
海の中に浮かぶこの神秘的な鳥居は、大魚(おおうお)神社で見ることができます。名前に「魚」の文字が入り、その名の通り大漁を祈願する神社。
なぜ、海の中に鳥居があるのでしょうか。約300年前、島に置き去りにされた代官(役人)が魚の背中に乗って生還し、感激した代官が神社と、海中に鳥居を建てたと言われています。
Picture courtesy of 佐賀県観光連盟
潮の満ち引きによって見え方が異なり、潮が満ちると鳥居の上部まで海につかりますが、反対に潮が引いたときには完全に鳥居が姿を現します。大魚神社のある太良(たら)町周辺では、竹崎(たけざき)カニや牡蠣(かき)など新鮮なシーフードを味わえますよ。
4.佐賀グルメを心ゆくまで堪能!
お腹が空いてきたところで、絶対食べたい佐賀のグルメを一挙ご紹介しましょう! 佐賀は北部と南部が海に面しており、海の幸が豊富にとれます。ブランド和牛の佐賀牛も見逃せません。
ブランド和牛「佐賀牛・伊万里牛」:佐賀・伊万里
Picture courtesy of 佐賀県観光連盟
佐賀には、佐賀牛と伊万里(いまり)牛というブランド和牛があります。どちらも品質に差があるわけではなく、生産地によって呼称が異なります。
赤身が柔らかく、中にきめ細やかに脂肪が入っており、甘くてコクがあるのが特徴。ステーキでもしゃぶしゃぶでも、そのおいしさが存分に味わえます。
佐賀駅近くでは「佐賀牛レストラン 季楽 本店」などで佐賀牛が味わえます。伊万里エリアの「ステーキレストラン 勝」も牧場から直送される伊万里牛が味わえると人気。
イカ:呼子
Picture courtesy of 佐賀県観光連盟
海に面する呼子(よぶこ)エリアの名物が、イカ。透き通ったイカは、刺身にして盛り付けたあとも動いている新鮮さ!
「新鮮なウニが激安! 日本三大朝市の一つ「呼子の朝市」でぶらり食べ歩き」より
呼子にはイカを食べられる店がたくさんありますが、ぜひ行ってみたいのが呼子朝市。イカはもちろん、イカを使ったイカしゅうまいなどの食べ歩きグルメなどが盛りだくさん。1月1日を除く毎日、7:30〜12:00の午前中に開催されています。
温泉湯豆腐:嬉野温泉
「豆腐がとろとろに溶ける! 佐賀・嬉野の絶品温泉湯どうふ」より
佐賀南部にある嬉野(うれしの)温泉の名物が、温泉湯豆腐。通常、湯豆腐とはお湯を使って煮た豆腐を指しますが、温泉地である嬉野では温泉水を使って豆腐を煮込んでいるのです!
温泉の成分によって豆腐はとろとろにとろけ、まろやかな味わい。温泉につかって、ゆったり温泉湯豆腐を楽しんでください。
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5.夕日とともに絶景棚田を見る:唐津
Picture courtesy of 佐賀県観光連盟
田んぼが階段のように段々になっている、棚田。佐賀にはいくつかの棚田がありますが、中でも美しい2つの場所をご紹介しましょう。
浜野浦の棚田は、大小283枚の田んぼが広がります。5月は水田となり、夕日が沈む頃には太陽を反射してロマンティックな美しさに。「恋人の聖地」に選ばれたのも頷けます。
Picture courtesy of 佐賀県観光連盟
さらに大浦の棚田では大規模となり、1,000枚に及ぶ田んぼが美しく並びます。浜野浦、大浦ともに展望台があり、そこから全景を眺められます。いずれも唐津から車を使ってアクセスするのがよいでしょう。
6.有田焼に触れられる宮殿!?「有田ポーセリンパーク」:有田
Picture courtesy of 佐賀県観光連盟
宮殿のような異彩を放つ外観。実はこちら、「有田ポーセリンパーク」という、佐賀の伝統工芸品・有田焼に触れられる体験型テーマパーク。
ドイツのツヴィンガー宮殿を模した建物の中は、有田焼の作品を展示する展示館。ここ以外にも施設が多数あり、有田焼を販売するショップはもちろん、陶芸体験ができる工房や、全長55メートルに及ぶ登り窯(陶磁器を焼く場所)など、有田焼の魅力を存分に感じられる施設です。
また、このパークを運営する酒造会社の酒蔵も隣接しており、酒造見学(予約制)や、パーク内のおみやげ店では日本酒の無料試飲も行なっています。
7.神秘の洞窟「七ツ釜」をクルーズで回る:呼子
「荒波がつくりだした自然美、唐津の洞窟「七ツ釜」を探検」より
イカの形をしたユニークな船に乗って、神秘的な洞窟をクルージングしませんか?
「荒波がつくりだした自然美、唐津の洞窟「七ツ釜」を探検」より
佐賀県北部の海沿いにある七ツ釜(ななつがま)は、奇岩の景勝で知られています。かつて火山の噴火によって流れ出たマグマが、海水に急速に冷やされることで固まり、複雑な柱状の奇岩が生まれました。
イカ型の船「イカ丸」は、呼子から出航しています。予約不要、年中無休で運行しています(波の状態によって欠航あり)。
8.「環境芸術の森」で紅葉の絶景に浸る:唐津
Picture courtesy of 佐賀県観光連盟
秋に佐賀を訪れたら、ぜひ行きたいスポットが「環境芸術の森」。
京都の瑠璃光院のように紅葉が映える絶景に出会えます。鮮やかに紅葉したカエデの木は、なんと1万本!
秋だけでなく、4〜5月の新緑の季節になると、敷地内はさわやかな緑で包まれます。自然を全身で感じたい人にオススメのスポットです。
9.「鳥栖プレミアム・アウトレット」でショッピング:鳥栖
Picture courtesy of 佐賀県観光連盟
日本に9ヶ所あるプレミアム・アウトレットのうち1つが、佐賀の鳥栖(とす)にあります。ファッション、雑貨、飲食店など敷地内には約150店舗が並び、最新トレンドに触れられます。
毎年1月と8月にはバーゲンも! そちらを目当てに訪れるのもよいかもしれませんね。
10.スタバもある「武雄市図書館」で読書:武雄
Picture courtesy of 九州観光推進機構
市立図書館とは思えないおしゃれなデザインで一躍日本中から注目されたのが、こちらの武雄市図書館。
2Fまで吹き抜けとなった開放的な空間にずらりと本が並び、スターバックスコーヒーまで併設され、本好きなら一度は訪れてみたい場所。武雄市民でなくとも入館することができます。ただし、館内での写真撮影はできませんのでご注意ください。
武雄温泉も徒歩圏内なので、温泉につかったあとに図書館でゆっくり読書、といった優雅な時間も過ごせそうです。
11.「有田焼」に囲まれてティータイム:有田
Picture courtesy of 九州観光推進機構
世界的にその名を知られる焼き物、有田焼(ありたやき)。佐賀の有田とその周辺地域で生産される磁器のことをそう呼びます。食器や美術工芸品など、日常から芸術作品まで幅広く使われています。
Picture courtesy of 九州観光推進機構
その製造工程は完全分業制。土から形をつくる「成形」、絵の具で模様を描く「絵付け」、仕上げの「焼成(窯で焼くこと)」など、それぞれ異なる職人が手がけています。
有田焼が購入できるお店も多数ありますが、ユニークなのが「ギャラリー有田」。店内は2,000客に及ぶ有田焼でぐるっと囲まれ、ホットドリンクを注文すると、その中から好きなカップを選んで提供してくれるのです。
12.「武雄温泉 楼門」をくぐって温泉に浸かろう:武雄
Picture courtesy of 九州観光推進機構
武雄温泉は1300年の歴史を誇る温泉で、保湿効果が高く肌にやさしい弱アルカリ性のため、美人の湯として知られています。シンボルは写真の楼門(ろうもん)で、鮮やかな色彩と、釘を1本も使っていない建築が印象的。
Picture courtesy of 佐賀県観光連盟
この門の奥には3つの公衆浴場があり、日帰りで温泉を楽しめます。公衆浴場のほかには貸切湯もあり、市松(いちまつ)模様という格子状のデザインがおしゃれな殿様湯は、一度は入ってみたい貸切湯です。
13.「御船山楽園」で花々に癒される:武雄
Picture courtesy of 佐賀県観光連盟
四季の花々の美しさを感じられるのが、御船山楽園(みふねやまらくえん)。春は桜、秋は紅葉のライトアップなど、四季を通じて見所満載の庭園です。
もっとも有名なのはツツジで、毎年4月中旬〜下旬頃に約20万本の花が咲き誇ります。ツツジの背後に断崖が広がるダイナミックな景観も見応えじゅうぶん。
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14.「唐津城」の天守閣に上る:唐津
Picture courtesy of 九州観光推進機構
唐津城は、唐津エリアのシンボル的存在。1608年に築城され、現在ある天守閣(※1)は1966年に復元されたもの。
城は海(唐津湾)に面しているため、天守閣に上ると、海に浮かぶ島々の絶景が望めます。毎年4月下旬〜5月上旬には紫色の藤(ふじ)という花が咲き、天守閣とのコラボレーションも美しいです。
※1:天守閣……日本の城郭に建てられるもっとも高い建築物のこと。その城のシンボルとなる。
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15.「宝当神社」で金運祈願!:唐津
Picture courtesy of 佐賀県観光連盟
「宝が当たる」という字を書く宝当神社(ほうとうじんじゃ)は、お参りすると宝くじが当選すると話題の神社。本来は1574年に、海賊から人々を守った野崎綱吉(のざき つなよし)という人物を祀っています。
“必ず当たる”という「必当お守り」や金運を招くお守りなど、お守り関係が充実しているため、運を呼び寄せたいならぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか?
宝当神社は唐津から船で10分ほどの高島(たかしま)という島にあります。
佐賀を遊びつくそう
これまで見てきたように、佐賀にはたくさんの見どころやショッピングエリア、わざわざ行ってみたい撮影スポットがたくさん。
九州へ旅行へ行く際には、ぜひ佐賀へも足を伸ばしてみてください!
MATCHA Editer.