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【Ready For Japan! vol.13】初級から上級まで、あなたは何問解ける?日本クイズ!
日本に旅行に来ようと思っている訪日観光客のみなさんに、日本クイズをお届けします。初級から上級編まで、全部で7問。選択問題から間違い探しまで、全問正解できれば日本通? あなたは何問解けるでしょうか。
日本についてちょっと詳しくなる、日本クイズ!
今回はみなさんに、日本についてのクイズを出題します! 初級から上級編まで、全部で7問。文化にまつわるクイズから食べ物についてのクイズまで、あなたは何問、正解できるでしょうか?
初級編
まずは、初級編。日本に来たことのある人なら、多くの人がわかるでしょう。
Q1:東京から大阪へ新幹線で移動するとき、窓の外に見えるのは何?
1 | 浅草の雷門 |
2 | 厳島神社の海中鳥居 |
3 | 富士山 |
4 | 姫路城 |
東京〜大阪・京都間を新幹線で移動するとき、窓の外に、日本を代表する“あるもの”が見えます。それは上の4つのうち、どれでしょう?
日本旅行の移動で、とっても便利な交通手段。それが新幹線です。
東海道新幹線であれば、大阪〜東京の間を約2時間半(のぞみの場合)で結び、東京エリアと大阪、京都エリアを効率よく回れます。
移動時間も、旅の楽しみの1つ。新幹線では車内販売を行なっており、お弁当やお菓子、飲み物などを購入することができます。駅でも、売店で「駅弁」と呼ばれるさまざまな味のお弁当が売られています。
食事を楽しんだりしながら、新幹線の車窓を見ていると、突然現れるのが……。
Photo by Pixta
そう、富士山です。天気のよい日には、三島駅〜新富士駅間など、複数の箇所で窓から富士山が望めるのです。
ちなみに、新幹線から富士山を見たい場合は、「E席」を予約するようにしましょう。大阪・京都方面、また東京方面いずれも富士山側の座席となります。天候によって、富士山の上部に雲がかかっていたり、ほとんど見えない場合もあります。富士山が見えたら「いいことあるかも、ラッキー!」くらいに思った方がよさそうです。
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Q2:「Nice to meet you!」は日本語で何と言う?
1 | こんにちは! |
2 | はじめまして! |
3 | ありがとう! |
4 | さようなら! |
初めて人に会ったときに言うあいさつ、英語での「Nice to meet you!」に相当する日本語は、上の4つのうち、どれでしょうか?
正解は、「2」の「はじめまして!」[hazimemashite]です。発音はこちら。
「はじめまして」は初めて会った時にだけ使う言葉です。2回目以降は、「こんにちは」[konnichiwa]などを使います。MATCHAでは便利な日本語フレーズをたくさん記事で紹介しています。発音も聞くことができるので、おうち時間で日本語に触れて、ぜひ次の訪日旅行で使ってみてください。
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Q3:共通するものは何?
次の写真の4つの食材に、共通するものは何でしょうか?
Photos by Pixta
正解は……!
すべて大豆から出来ている、ということ。写真の左上から時計回りに、豆腐、醤油、油揚げ、味噌です。
Photo by Pixta
醤油、味噌は和食に欠かせない調味料です。油揚げは聞き馴染みがないかもしれませんが、薄く切った豆腐を揚げたもので、味噌汁の具材やうどんのトッピングなど、日本の料理によく登場します。栄養価も高い大豆は、日本人にとってとても馴染みの深い食材なのです。
次に日本に来た際には、調味料がどうやって作られているのか、醤油や味噌の工場見学などをしてみるのも面白そうです。下の記事では新潟県の醤油工場見学をレポートしているので、記事の中で体験してみてください!
中級編
では、ここからは中級です! だんだん難しくなってきます。
Q4:「ナポリタン」はどんな料理でしょうか?
Photo by Pixta
日本には、「ナポリタン」という料理があります。言葉だけ聞くとイタリアの「ナポリ」を連想させ、「日本料理なの?」と疑問に思うかもしれません。
しかし、これは日本で生まれた料理。下の写真が、ナポリタンです。
Photo by Pixta
ナポリタンとは、ベーコンやソーセージなどの肉類と玉ねぎ、ピーマン、キノコなど野菜を炒め、そこにパスタとケチャップを絡ませたスパゲティの一種です。戦後、横浜のホテルで作られたのが最初で、その後日本全国に広まりました。
今では、喫茶店などの定番メニューとして老若男女に親しまれ、メディアなどではしばしば「懐かしい味」と紹介される、日本人にとってなくてはならない料理の1つとなっています。日本ではナポリタンのように、名前だけではどんな料理か想像しにくい料理がたくさんあります。定番の和食以外にも、意外な日本の味をぜひ味わってみてください!
Q5:この音は何を表している?
では、こちらの音を聞いてみてください。何を表している音か、わかりますか?
「チケットが無くてもOK! 初めての「歌舞伎座」楽しみ方ガイド」より
正解は、カエルの鳴き声。こちらは、日本の伝統芸能、歌舞伎で使われる道具の1つで、写真のように貝殻をすり合わせて、カエルの鳴き声を表すのです。
歌舞伎ではほかにも、ユニークなものを使って波の音、船を漕ぐ音など、さまざまな音を表現します。こちらの記事で実際に音も聞けたり、どんな道具を使って音を出しているかを紹介しているので、ぜひご覧ください。
東京・銀座にある歌舞伎座ではこれらの道具を実際に触って体験できる「歌舞伎座ギャラリー」という施設もあります。実際の歌舞伎の舞台は、映像で観るものとまったく違う迫力や感動があるので、ぜひ次に日本に来た際は、歌舞伎も観てみてくださいね!
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上級編
いよいよ、上級編! 正解できるでしょうか?
Q6:おかしなところを探してください
次の写真の、おかしなところを探してみてください。
わかりましたか? 一見普通の着物姿のようですが、実は、着物の前部分の合わせ方が逆になっているのです。
右側が正しい着方「右前(みぎまえ)」です。こんな違い別にいいじゃないの?と思うかもしれませんが、実は間違っていると大変です。間違った着方は「左前(ひだりまえ)」と言われ、亡くなった人に着物を着せるときの着せ方なのです。
なぜ左前が死者の着方を意味するようになったか、には諸説あります。奈良時代(710-794年)に、高貴な身分の人は左前、庶民は右前で着物を着るように、という法律が出されました。これによって右前で着ることが定着し、庶民が亡くなったときには「来世では左前で着物を着られるように」と願いを込め、死者の着物を左前にした……という説が有力とされています。
もし日本で着物を着て街を歩こう、と思ったら気をつけてくださいね。着物レンタル店では着付けもしてくれるので安心です。
Q7:この山の名前は?
それでは、最後の問題です。この山の名前は、何でしょうか?
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簡単すぎますね……富士山!
では、ありません。実はこちら、富士山にそっくりな、北海道にある「羊蹄山(ようていざん)」という山なのです。雪が積もっている姿までそっくりです。
日本にはいくつか富士山に形がよく似ている山があります。きれいな円錐型をした火山(成層火山)は、富士山によく似ていることから、日本では「◯◯富士」と呼ばれることが多くあります。
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例えば写真は、鹿児島南部にある開聞岳(かいもんだけ)。菜の花や海とのコントラストが美しく、地元の人々に愛されている山で「薩摩富士(さつまふじ)」と呼ばれます。「薩摩」は鹿児島エリアのかつての呼び方です。先ほどの羊蹄山は「蝦夷富士(えぞふじ)」と呼ばれ、親しまれています(蝦夷地は北海道の旧称)。
富士山は日本人にとって心のふるさとのような存在ですが、日本各地にもそのような地元の人が誇りにする山があるのですね。
日本を知って、次は日本へ!
さて、日本クイズ、何問正解できたでしょうか?
特集「Ready For Japan!」では、家で日本が楽しめるコンテンツを連載しています。ぜひチェックしてみて、次の訪日旅行に備えてくださいね!
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MATCHA Editer.