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東西南北でざっくり把握!京都観光エリアガイド
訪れたい観光スポットが数多く集まる京都ですが、それぞれのスポットは距離的に離れている場合があります。京都の主要観光地はどのあたりの位置にあるか、東西南北にわけて大まかに把握しましょう!
格子状で分かりやすい京都の街
京都には、金閣寺や清水寺など、一度は訪れたい魅力的なスポットがたくさんあります。
京都へ行く際に覚えておきたいのは、地理。京都の街は、分かりやすく格子状に区分されています。
これは約1200年前に平安京という都が建てられたとき、当時の天皇の住まい(現在の京都御所)を中心として、格子型の道路整備がなされたため。現在も当時とおおむね同じ区分けが受け継がれています。
本記事では京都の中心部を分かりやすく東西南北に分け、それぞれどんなスポットがあるかをご紹介。主要観光スポットの大まかな場所や、ホテルの位置などを把握するのに役立ててください。
目次:
1.東エリア 清水寺、銀閣寺、平安神宮、祇園など
2.西エリア 金閣寺、龍安寺、太秦、嵐山など
3.中心エリア 京都御所、二条城、錦市場など
4.北エリア 下鴨神社、修学院離宮、鞍馬など
5.南エリア 伏見稲荷大社、醍醐寺、宇治など
1.東エリア:清水寺、銀閣寺、平安神宮、祇園など
祇園の路地 ©JTA/ ©JNTO
東エリアは別名「東山」とも呼ばれます。このエリアには、京都観光で外せない清水寺があります。
ほかにも銀閣寺や、庭園が美しい平安神宮、春の「しだれ桜」が有名な八坂神社(円山公園)はぜひ行きたいスポット。八坂神社の近くには、舞妓さんが行き交う花街・祇園や、京都でもっとも古い禅寺・建仁寺があります。
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2.西エリア:金閣寺、龍安寺、太秦、嵐山など
嵐山の渡月橋
黄金に輝く世界遺産・金閣寺、また禅の思想が表れた石庭が有名な龍安寺はこちらのエリア。また、「学問の神様」として受験生の絶えない北野天満宮や、織物の町・西陣もあります。
自然豊かな嵐山や、江戸時代の街を再現したテーマパーク「東映太秦映画村」がある太秦(うずまさ)も西側のエリアですが、この2つは距離的にやや離れるため、中心部から行く場合は電車を使った方がよいでしょう。
嵐山(ランドマークの渡月橋) Google Map
東映太秦映画村 Google Map
3.中心エリア:京都御所、二条城、錦市場など
錦市場 © Y.Shimizu/© JNTO
かつて天皇が住んでいた京都御所や、重要な歴史の舞台となった二条城など、京都の歴史において中心的な役割を果たしたスポットが集まるエリア。
細い路地に料理店やバーなどが並ぶ先斗町(ぽんとちょう)は夜歩くのにオススメ。また、活気ある錦市場、約30万点の漫画資料が集まる京都国際マンガミュージアムなど、一味違う京都の魅力を感じることができるエリアでもあります。
デパートや土産店が集まる河原町(かわらまち)は、ショッピングが楽しめるエリア。ホテルなどの宿泊施設も多く、東エリアで紹介した祇園も徒歩圏内にあります。
京都駅周辺
JR京都駅の構内には手荷物預かり所やコインロッカー、駅を出るとバスターミナル、タクシー乗り場があるため、京都観光をスムーズに始めることができます。ホテルも多く集まり、観光の拠点には最適です。
巨大な木造建築に圧倒される東本願寺や西本願寺、また日本一高い55メートルの五重塔がある東寺は京都駅から徒歩圏内です。
4.北エリア:下鴨神社、修学院離宮、鞍馬など
貴船神社 ©JTA/ ©JNTO
市街地の北に位置する観光スポットは、世界遺産の下鴨神社や、緑豊かな広大な景色が楽しめる修学院離宮など。修学院離宮の参観は事前予約が必要なので、公式HPからお申し込みください。
鞍馬、貴船
鞍馬(くらま)、貴船(きふね)は、京都の中心街からバス、あるいは電車で約30分。鞍馬寺や貴船神社が有名です。鞍馬から貴船を結ぶ道は「木の根道」と呼ばれ、木の根が地上を這うように続く、独特の景観となっています。
こちらを訪れる際は坂道や山道を歩くことになるので、歩きやすい服装・靴をオススメします。
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5.南エリア:伏見稲荷大社、醍醐寺、宇治など
宇治・和束町(わづかちょう)の茶畑
京都駅より南には、約1万本の赤い鳥居が続く伏見稲荷大社、桜が有名な醍醐寺などがあります。
宇治
市街地からさらに南へ、京都駅から電車で約20分ほどの場所にあるのが宇治というエリア。この場所にある有名な寺院が、平等院。池に映る鳳凰堂はまさに息を呑む美しさです。
また、宇治はお茶の産地としても知られています。抹茶や抹茶スイーツを楽しむのもよいでしょう。
エリアを把握して京都を歩こう!
京都は神社仏閣、観光スポットが数多く集まる街ですが、それぞれ距離的に離れている場合があるので余裕を持ってスケジュールを立てましょう。
例えば、宇治や嵐山など中心部から少し離れた場所を観光するには、1日取っておいた方がよいでしょう。また、金閣寺や清水寺など中心部の主要スポットに絞って観光する場合も、2、3日あった方が安心です。
人気スポットは混雑していたり、また京都の道は渋滞していることが多く、移動などにも時間がかかる場合があるためです。
大まかな京都のエリアを頭に入れておくと、格段に観光がしやすくなるでしょう。ぜひ本記事を活用してみてください。
MATCHA Editer.